2023年3月8日(水)~12日(日)
関東大震災や東京大空襲など、何度も絶望と再生を繰り返してきた東京。人は戦争の時代には戦争に巻き込まれ、コロナの時代にはコロナに巻き込まれます。時代から逃れることは出来なくても、皆、幸せを求めて愛する人と生きて行きます。「東京ミュージカル」は、複数の時代の東京で生きる人々のドラマを、第一幕は過去の東京、第二幕は現代~未来の東京の物語として描く新作ミュージカル。ベートーベンの「第九交響曲」の構成をモデルに、全体を4つの楽章に分け、全編音楽で綴り、最後は壮大な合唱で幕を降ろす新しいミュージカルです。 「ひめゆり」「ルルドの奇跡」「何処へ行く」「ハートスートラ」など、全編歌で綴る形式のミュージカルを多数創作してきたハマナカトオルと、今回初めてコンビを組む若手作曲家、石渡裕貴が、全てのドラマを音楽の中で描く力作ミュージカルの創作に挑みます。2023年3月8日初日です。ご期待ください!
※「 新型コロナウイルス感染拡大予防について 」をご一読ください。
あらすじ 【第一幕】関東大震災や東京大空襲など、何度も危機に直面して来た東京の歴史。第一幕は震災から復興して、太平洋戦争の時代となった東京。東洋音楽学校に通う女学生の茜はジャズが好きだったが、敵性音楽であるジャズは「阿片と同じ」と猛反対されていた。茜は赤い色が好きだったが、戦争中のため、赤い服を着ることは出来なかった。
【第二幕】現代の東京。はるか(茜と同じキャストが演じる)は歌手としてメジャーデビューして活躍中。赤い服が好きで、よく赤い服を着て歌を歌っていた。
上演スケジュール 上演時間:一幕:約1時間、休憩15分、二幕:約1時間
※「 新型コロナウイルス感染拡大予防について 」をご一読ください。
※受付開始および開場は、開演の30分前です。 ※新型コロナウイルス感染予防対策は、決定次第順次発表してまいります。
ご観劇前に、公式HPの内容を今一度ご確認いただいてからのご来場をお願い致します。
スタッフ プロフィール紹介
スタッフ 脚本・作詞・演出・振付:ハマナカトオル/作曲・編曲・音楽監督:石渡裕貴/タップダンス振付:藤井真梨子
人は、時代と共に生きて行く。 脚本・作詞・演出・振付 ハマナカトオル
人は、生きている時代から逃れられないものだと、つくづく思います。戦争の時代に生きた人は、誰でも戦争に巻き込まれ、コロナの時代に生きれば、コロナに巻き込まれます。どんな時代にも犠牲になる人はいるのですが、過酷な時代をなんとか生き残って、次の時代に希望を託すことが出来る人は、幸せな人でしょう。様々な時代のミュージカルを創作していると、そんな思いが強くなって、このミュージカルの着想に結びつきました。 2023年は、関東大震災(1923年)から百年という節目の年ですから、東京の百年を描くようなドラマを書きたいと思いつき、戦前~戦中の時代に人々に起こったドラマが、もし、現代~未来に起こった場合はどのように変化するだろうと考え始めた時、このストーリーが生まれました。第一幕は戦前~戦中の東京。第二幕は現代~未来の東京。ふたつの時代で繰り返される出会いと別れ、再生のドラマは、ポップ・オペラ(全編歌のミュージカル)で重要な音楽の繰り返しを、最もよく取り込めるストーリーだと気づいたのです。 私は今、この時代に生きて、新しいミュージカルを創作していますが、太平洋戦争で、34歳の若さで亡くなったレヴュー作家、菊谷栄さんのような過去の人たちの無念の思いを背負って、今の時代で実現させているという感覚があります。ニーチェの永遠回帰の思想や、仏教の輪廻の思想と似ているかもしれません。第一幕の過去と、第二幕の現代、そして未来へ向けて、同じような宿命を背負った人物が織りなすドラマを、繰り返す音楽と共に描きたいと思っています。 私の頭の中にもう一つあったのは、ベートーベンの「第九交響曲」でした。私はこの曲が好きで、たびたび全楽章を聴きます。御存知の通り、「第四楽章」でシラーの詩による「歓喜の歌」の合唱となり、人類が一つになることを歌い上げて終わります。聴くたびに、全人類の祈りがここに集約されたような思いになる偉大な音楽ですよね。ひとつの都市で、自分たちが生きた時代を、よりよい未来に托そうとする人々の祈りは、新たな「歓喜の歌」となるのではないかと考える日々が続き、この作品のラストシーンのイメージとなりました。どのように表現出来るか、今の段階では分かりませんが、「第九」をモデルにして、このミュージカルを構成したいと思います。全編音楽で綴るミュージカルにしたいと考えたのも、頭に交響曲があったからです。この作品は、頭からラストまで音楽を止めるべきではないと考えました。 今回は、石渡裕貴さんという若い作曲家の方と組んで、このミュージカルを創作します。 「東京ミュージカル」3月の初演を目指して創作を続けます。どうぞお楽しみに。
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人は、時代の中で生きて行く。
関東大震災(1923年)から100年。
絶望と再生を繰り返してきた東京。
過去と未来の物語。
関東大震災や東京大空襲など、何度も絶望と再生を繰り返してきた東京。人は戦争の時代には戦争に巻き込まれ、コロナの時代にはコロナに巻き込まれます。時代から逃れることは出来なくても、皆、幸せを求めて愛する人と生きて行きます。「東京ミュージカル」は、複数の時代の東京で生きる人々のドラマを、第一幕は過去の東京、第二幕は現代~未来の東京の物語として描く新作ミュージカル。ベートーベンの「第九交響曲」の構成をモデルに、全体を4つの楽章に分け、全編音楽で綴り、最後は壮大な合唱で幕を降ろす新しいミュージカルです。
「ひめゆり」「ルルドの奇跡」「何処へ行く」「ハートスートラ」など、全編歌で綴る形式のミュージカルを多数創作してきたハマナカトオルと、今回初めてコンビを組む若手作曲家、石渡裕貴が、全てのドラマを音楽の中で描く力作ミュージカルの創作に挑みます。2023年3月8日初日です。ご期待ください!
【第一幕】関東大震災や東京大空襲など、何度も危機に直面して来た東京の歴史。第一幕は震災から復興して、太平洋戦争の時代となった東京。東洋音楽学校に通う女学生の茜はジャズが好きだったが、敵性音楽であるジャズは「阿片と同じ」と猛反対されていた。茜は赤い色が好きだったが、戦争中のため、赤い服を着ることは出来なかった。
姉の成美は水泳選手で、昭和15年の東京オリンピックを目指し練習を続けていたが、戦争のためオリンピックは中止となり、さらに昭和20年3月10日の東京大空襲で子供を助けるため足を切断する大けがをして、水泳選手としての夢を絶たれる。
作曲家を目指す清は、茜と恋に落ちる。将来を誓い合う二人だったが、結婚後すぐに清に赤紙が来て、二人の仲は引き裂かれる。フィリピンに出征した清から茜に新曲の楽譜が届くが、それは異国で聴いたジャズだった。
やがて清戦死の知らせが届き、葬式も行い、軍神として讃えられたが、その後も清から便りが届いたため、茜は清の死を信じなかった。茜には清との子供が出来ていた。清は特攻隊員として何度も出撃し、そのたびに生きて基地に戻って来たのだが、軍は清に「生きて戻るな。死ね」と命じ続けた。
成美の恋人の一行は左翼活動でスパイとされ、特高に逮捕され、拷問を受けて命を落とす。
茜の父の上史郎は陸軍報道部で大本営発表の原稿を作成していたが、国民を欺く嘘の発表をすることに苦悩していた。茜の母鶴は、国防婦人会として活動していたが、女の子だけの家庭のため、男の子を兵隊に出した近所の主婦から「半人前」として冷たい仕打ちを受けていた。
一行の父の清閑は寺の僧侶だったが、「殺生はよくない」と主張して非難され、逮捕される。この時代、日本の仏教界は「一殺多生」の教えを根拠に、軍国主義を強く支持していた。
隣の家に住む教師の松尾一家は、皇国民育成のための教育に全てを捧げていた。
だが、昭和20年8月15日、日本は戦争に負ける。焼け跡となった東京で、人々は平和と再起を誓う。教育者の松尾一利は、これまでの教育を捨てることを決意して子供たちに詫びる。清は帰って来なかったが、茜の胸には、清との間に生まれた赤ん坊の幸が抱かれていた。
【第二幕】現代の東京。はるか(茜と同じキャストが演じる)は歌手としてメジャーデビューして活躍中。赤い服が好きで、よく赤い服を着て歌を歌っていた。
新しい曲のレコーディングで、作曲家の登(清と同じキャストが演じる)と出会い、一目で恋に落ちる。登の身体には、生まれつき傷のようなアザがあった。登は、フィリピンで作曲の仕事が決まっていたが、はるかは、登が外国へ出かけていなくなることに恐怖を感じていたため、外国行きに強く反対する。
はるかの姉のかえで(成美と同じキャストが演じる)は身体障害者でありながら水泳をやっていたが、パラリンピックへの出場が決定する。
かえでの恋人の一太(一行と同じキャストが演じる)は国連職員として平和問題に取り組み、世の中の不正と闘っていた。
はるかの父昌義(茜の父上史郎と同じキャストが演じる)は公務員だったが、総理大臣を守るため、局長から公文書の改ざんを命じられ苦悩していた。
はるかの母美奈代は、はるかとかえでの娘二人が歌やパラスポーツで活躍していることを自分の誇りにして、必死に応援していた。
一太の父(一行の父清閑と同じキャストが演じる)は大学教授で仏教の歴史を研究し、「時代に流されず自分の頭で考えることの大切さ」を若者たちに教え続ける。
医者一家の加藤家(松尾家と同じキャストが演じる)は、長男が医者の道に進むことが絶対だったが、長男は医者を志すことを拒否し、親子は対立。父親の加藤隼雄は、最後にこれまでの教育方針を捨て、息子の選んだ道を応援するのだった。
登がフィリピンで交通事故に遭い、重傷になって外国の病院に入院したという知らせがはるかに届く。登の書いた新曲「時代」のレコーディングの日だった。登の身を案じながらレコーディングをするはるか。歌い終えた時に登が入院している病院から連絡が届く。それは・・・・。
1958年東京生まれ。ミュージカル作家・演出家・プロデューサー。俳優、宝田明氏が主催する宝田芸術学園でミュージカルを学び、舞台俳優の活動を経て脚本・演出家として独立。数々の作品を発表した。1993年から専門学校舞台芸術学院ミュージカル部別科の主任講師として、19回の卒業公演を作・演出。多くの生徒を育てた。1995年、国産の新作ミュージカルの創造と普及を目的に「ミュージカル座」を創立。劇団代表・座付作家・演出家・プロデューサーとして、「ひめゆり」「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」「ゴースト」「ロザリー」「ルルドの奇跡」「サイト」「アインシュタイン・フォーリーズ」「センス・オブ・ワンダー」「ガールズ・オン・ブロードウェイ」「ブロードウェイ殺人事件」「ニューヨーカーズ」「スウィング・ボーイズ」「舞台に立ちたい」「三人の花嫁」「コンチェルト」「雪の女王」「不思議なラヴ・ストーリー」「赤ひげ」「わだつみのこえ」「何処へ行く」「マザー・テレサ 愛のうた」「チェアーズ」「スター誕生」「おでかけ姫」「月に歌えば」「ハートスートラ」「結婚行進曲」「タイムトラベラー」「二人でミュージカル」「アワード」「クリスマスに歌えば」「踊る!埼玉」「ボードビル」「ファミリア!」「スター誕生2」「映画の都」等のオリジナル・ミュージカルや、「ママの恋人」「野の花」等のストレートプレイを発表。劇団外では、松竹「花いくさ」、黒木瞳「ママ・ラヴズ・マンボ」シリーズ、「今井清隆ファースト・コンサート」、「イル・ミュージカーレ」などを手がける。最近では、新しいミュージカル作家・作曲家・演出家のプロデュースに意欲的に取り組み、新しいクリエイターによる多くのオリジナル・ミュージカルを製作。日本のミュージカルの成長と普及のために力を尽くしている。公益社団法人日本演劇協会会員。2021年11月「ハマナカトオル作品集」HPを開設。
5歳よりヤマハ音楽教室にてエレクトーンを学ぶ。国立音楽大学演奏学科鍵盤楽器専修(電子オルガン)を卒業。テレビ朝日「サンデー!スクランブル」のオープニングテーマを作曲、ポケットモンスターステージショー「イーブイ!マイ・ベストフレンド」、ラグーナテンボス「しまじろう シーパーク」、東京スカイツリー「ソラカラちゃんのキラキラ☆Dance!」「HELLO KITTY SHOW BOX」などのショー音楽を手がけ、自身のライブ活動も積極的に行う。また、芸術企画団体 一茶企画の作曲・音楽監督として「最後の晩酌 – TOKIWA DAYS -」 「大人の絵本の作り方 (編曲)」「人間泥棒」「命日オプション」などのオリジナルミュージカルの音楽を手がける。
幼少期よりタップダンス、児童舞踊、ジャズダンスを始める。21歳より中野ブラザーズインストラクターを経て藤井真梨子tap cityを開設する。New Yorkにて研鑽を積み、タップ振付第一人者ヘンリー・ルターンよりADMITサインを享受する。宝塚音楽学校、日本女子体育大学体育部運動科学科舞踊学専攻、日本工学院八王子専門学校声優演劇科、劇団ひまわり、ホリプロ・インプルーブメント・アカデミー、他でタップダンス講師を務める。主な振付作品:東宝ミュージカル「エニシング・ゴーズ」大地真央、「42nd street」涼風真世、宮本亜門演出「アステア・バイ・マイ・セルフ」、サンリオピューロランド「ドリームレビューワン」、「ステッピング・アウト」前田美波里、宝塚歌劇団宙組「ネオボヤージュ」、宝塚歌劇団「ME AND MY GIRL」、「プリンス・アイス・ワールド」、ミュージカル「アニー」(2001~2016)等。ミュージカル座では「スウィング・ボーイズ」「不思議なラヴ・ストーリー」「おでかけ姫」「アワード」「ボードビル」でタップダンスを振り付けている。
2023年03月08日(水) ~ 03月12日(日)
☞ ※都営地下鉄大江戸線「光が丘」駅下車(A4出口) ※IMAホールへは、イマストリートを直進しエレベーターで4F。
☎ 03-3976-2000
ヒル | ヨル | |
3/8(水) | 18:30 | |
3/9(木) | 13:00 | 18:30 |
3/10(金) | 13:00 | 18:30 |
3/11(土) | 12:00 | 17:30 |
3/12(日) | 11:30 |
※3/11(土)の開演時間を変更しました。
「 新型コロナウイルス感染拡大予防について 」をご一読ください。
受付開始および開場は、開演の30分前です。
※本公演は組・組の一部シングルキャストで上演致します。
※出演者ならびに出演スケジュールに変更がありました場合は、何卒悪しからずご了承下さい。出演者変更の場合でも、払い戻しはいたしかねます。
※残席ある場合は、劇場受付にて当日券を開演30分前より販売いたします。ご観劇当日のご予約は承っておりません。当日券をご利用下さい。
※3歳以下のお子様のご入場はできません。
※車いすでご来場されるお客様は、お席の指定などがございますので、ミュージカル座までご連絡をお願い致します。
※新型コロナウイルス感染予防対策は、決定次第順次発表してまいります。 ご観劇前に、公式HPの内容を今一度ご確認いただいてからのご来場をお願い致します。
※収容定員の配席・販売とさせていただきます。(お隣の席を空けての販売ではございません。)予めご了承下さい。
※販売する座席の最前列はB列となります。(舞台から客席最前列までは約2m以上の距離を設けてございます。)
※今後、客席数の制限が出た際には、政府及び劇場ガイドラインに沿っての販売に変更させていただきます。また最前列に関しましては、発売日前の新型コロナウイルス感染拡大の状況により変更する場合もございます。予めご了承ください。
■マスクのご着用をお願い致します。
■出演者へのスタンド花・アレンジ花・鉢物などを含めました全てのお祝い花・差し入れ・プレゼント・お手紙などのお渡し、お預かりをご辞退させていただきます。
〠 330-0061
埼玉県さいたま市浦和区常盤9-8-15 松本ビル
【東京営業所】
〠170-0013
東京都豊島区東池袋1-34-5 いちご東池袋ビル6F
TEL:048-825-7460
FAX:048-825-7461
E-mail:m-za.info@musical-za.co.jp
人は、生きている時代から逃れられないものだと、つくづく思います。戦争の時代に生きた人は、誰でも戦争に巻き込まれ、コロナの時代に生きれば、コロナに巻き込まれます。どんな時代にも犠牲になる人はいるのですが、過酷な時代をなんとか生き残って、次の時代に希望を託すことが出来る人は、幸せな人でしょう。様々な時代のミュージカルを創作していると、そんな思いが強くなって、このミュージカルの着想に結びつきました。
2023年は、関東大震災(1923年)から百年という節目の年ですから、東京の百年を描くようなドラマを書きたいと思いつき、戦前~戦中の時代に人々に起こったドラマが、もし、現代~未来に起こった場合はどのように変化するだろうと考え始めた時、このストーリーが生まれました。第一幕は戦前~戦中の東京。第二幕は現代~未来の東京。ふたつの時代で繰り返される出会いと別れ、再生のドラマは、ポップ・オペラ(全編歌のミュージカル)で重要な音楽の繰り返しを、最もよく取り込めるストーリーだと気づいたのです。
私は今、この時代に生きて、新しいミュージカルを創作していますが、太平洋戦争で、34歳の若さで亡くなったレヴュー作家、菊谷栄さんのような過去の人たちの無念の思いを背負って、今の時代で実現させているという感覚があります。ニーチェの永遠回帰の思想や、仏教の輪廻の思想と似ているかもしれません。第一幕の過去と、第二幕の現代、そして未来へ向けて、同じような宿命を背負った人物が織りなすドラマを、繰り返す音楽と共に描きたいと思っています。
私の頭の中にもう一つあったのは、ベートーベンの「第九交響曲」でした。私はこの曲が好きで、たびたび全楽章を聴きます。御存知の通り、「第四楽章」でシラーの詩による「歓喜の歌」の合唱となり、人類が一つになることを歌い上げて終わります。聴くたびに、全人類の祈りがここに集約されたような思いになる偉大な音楽ですよね。ひとつの都市で、自分たちが生きた時代を、よりよい未来に托そうとする人々の祈りは、新たな「歓喜の歌」となるのではないかと考える日々が続き、この作品のラストシーンのイメージとなりました。どのように表現出来るか、今の段階では分かりませんが、「第九」をモデルにして、このミュージカルを構成したいと思います。全編音楽で綴るミュージカルにしたいと考えたのも、頭に交響曲があったからです。この作品は、頭からラストまで音楽を止めるべきではないと考えました。
今回は、石渡裕貴さんという若い作曲家の方と組んで、このミュージカルを創作します。
すでにミュージカルの作曲を手がけている方で、私も観劇させていただきました。才能ある方だと周囲の人々が噂しています。私とは年の差が倍以上ありますが、若者と年寄り、お互いの長所をぶつけあって、長く上演出来る作品が生まれるよう、切磋琢磨致します。
「東京ミュージカル」3月の初演を目指して創作を続けます。どうぞお楽しみに。