サイト(2021Dec)|ミュージカル座は新しい国産ミュージカルの創造と普及を目的に、1995年に創立した劇団です。今を生きる人とミュージカルの感動を分かち合うために歩みを続けています。オリジナル・ミュージカルなら!!

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ミュージカル座12月公演 『サイト』

ミュージカル座12月公演 『サイト』 Twitter サイト(2021Dec)
 

ミュージカル座12月公演

※「 新型コロナウイルス感染予防対策について 」をご一読ください。

 

いつもミュージカル座をご支援いただき、誠にありがとうございます。
2021年4月に上演を予定していた、ミュージカル「サイト」ですが、緊急事態宣言の発令により、上演延期となりました。この時代の舞台上演はなんとあっけないものなのか。と痛感した時でもありました。
しかし、12月にいよいよ念願の「サイト」延期公演の上演が決定致しました。
4月メンバーと新たなるキャストを迎え、心を込めてお客様にお届け致します。
感染拡大予防対策につきましても、改めて気を引きしめ、出演者・関係者一同、お客様のご来場をお待ちしております。
2021年12月延期公演「サイト」、どうぞお楽しみください!

 

ミュージカル座事務局

 


 

 自分の部屋から一歩も外へ出られない「ひきこもりっこ」の女性が、インターネットのサイトに書き込んだ「私は死んだ方がいい」という言葉に、見知らぬ人々からコメントが届き始めます。言葉を送ってきた不思議なハンドルネームの彼らは、自分も生きることに悩み苦しむ若者たちでした。顔も素性も知らない仲ながら、彼らとひきこもりっこの間に、次第に心の結びつきが生まれてきます。「ひめゆり」「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」「ルルドの奇跡」「ブロードウェイ殺人事件」「ゴースト」など多くのミュージカルを創作してきた山口琇也とハマナカトオルのコンビが、サイバー空間を舞台に、若者の心の問題にスポットを当てた鮮烈な現代劇のミュージカル。ミュージカル作家・演出家として脚光を浴びる藤倉梓が、自身も2009年に出演した経験をいかし、今回の演出に挑みます。どうぞご期待ください!!

 


 

     ストーリー

 ひきこもりとなって自分の部屋から出られず、何年も苦しんでいる「ひきこもりっこ」は、ある日自分のPCに「私は死んだ方がいい」という文章を書き込みます。すると、見知らぬ人々からコメントが届き始めました。妹をイジメで亡くしたイサム。渋谷が大好きな遊び人のロビンちゃん。ひきこもりで5年間もお風呂に入っていないなげやり娘。世界中を旅しながらパソコンで会話する笑う旅人。親友に恋人を奪われたショックで何も出来なくなり、ひきこもったお蝶夫人。学校の先生からサイボーグとあだ名をつけられ、それがきっかけでイジメにあっている男の子など、ハンドルネームからイメージされた登場人物たちが、ひきこもりっこのサイトで、生きることについて真剣に議論し、励まし合い、にぎやかに歌い踊る命のミュージカル!

 

 

上演日程

2021年12月8日(水)~12月11日(土)

上演会場

https://www.ima-hikarigaoka.jp/imahall/
〒179-0072 東京都練馬区光が丘5-1-1 IMA4F
TEL 03-3976-2000

※都営地下鉄大江戸線「光が丘」駅下車(A4出口)
※IMAホールへは、イマストリートを直進し右手エレベーターで4F。

上演スケジュール      上演時間=約2時間30分(予定)※途中休憩含む

2021年

12/8

12/9

12/10

12/11

曜日

水曜

木曜

金曜

土曜

ヒル

 

 

  13:00

  12:00

ヨル

  18:30

  18:30

  18:30

  16:00

※「 新型コロナウイルス感染予防対策について 」をご一読ください。

※新型コロナウイルス感染予防対策は、決定次第順次発表してまいります。
※新型コロナウイルス感染予防対策に関しましては、ご来場前に必ず再度ご確認のうえ遵守くださいますようお願い致します。また、新型コロナウイルスの影響により、政府からの通達および劇場ガイドラインに沿って、開演時間などが変更になる場合がございます。ご観劇当日に、公式HPの内容を今一度ご確認いただいてからのご来場をお願い致します。


※政府からの通達及び劇場ガイドラインに沿って、収容定員までの配席・販売と変更とさせていただきます。(全座席数の50%の販売ではございません。)予めご了承下さい。
※販売する座席の最前列はD列となります。舞台から客席最前列までは、約5m弱の距離を設けてございますの で、最前列(D列)のお客様でもフェイスシールド着用の指定はございません。
※マスクのご着用をお願い致します。


※受付開始および開場は、開演の30分前です。
※本公演は組・組の一部シングルキャストで上演致します。
※出演者ならびに出演スケジュールに変更がありました場合は、何卒悪しからずご了承下さい。出演者変更の場合でも、払い戻しはいたしかねます。
※残席ある場合は、劇場受付にて当日券を開演30分前より販売いたします。ご観劇当日のご予約は承っておりません。当日券をご利用下さい。
※3歳以下のお子様のご入場はできません。
※車いすでご来場されるお客様は、お席の指定などがございますので、ミュージカル座までご連絡をお願い致します。

チケット料金
(全席指定/税込)

OEN席/11,000円
※プログラム付応援席
※客席の最前列はD列となります。
SS席/8,500円
S席/7,000円

一般前売り開始

10月29日(金)昼12時

チケットお取り扱い

・ミュージカル座
   048-825-7460
   オンラインチケット

※クラウドファンディングご支援者様のチケット先行予約申し込みは、担当者からご連絡致しますので、今しばらくお待ちくださいますようお願い申し上げます。

 

 

御祝花・出演者へのプレゼントなどについて
誠に勝手ながら本公演では出演者へのスタンド花・アレンジ花・鉢物などを含めました全てのお祝い花、差し入れ・プレゼント・お手紙などのお渡し・お預かりを全てご辞退させていただきます。
(もしお持ちになられましても、係の者がすべてお断りをさせていただく事になります。せっかくのお客様のお気持ちを無駄にしてしまうことは本当に心が痛みますので、どうかお持ちにならないようお願い致します。皆様のお気持ちは出演者・スタッフ一同有難く頂戴しております。)
何卒、ご理解の程お願いいたします。

 

スタッフ

作曲・編曲・音楽監督/山口琇也     脚本・作詞/ハマナカトオル     演出/藤倉 梓
振付/青井智佳子     美術/渡邉景子     衣裳/藤澤知佳     照明/小川 修     小道具/高橋飛翔
舞台監督/小谷 武     歌唱指導・音楽監督助手/須藤瑛子     振付補佐/阿部さくら・陶 晶瑛
演出助手/廣岡真帆     宣伝協力/シマクラヨウ     2021舞台写真/相澤祥子
キャスティング/井坂 茜     制作/川田真由美     制作助手/金澤まみ
プロデューサー/ハマナカトオル     企画・製作・主催/ミュージカル座

 

公演のお問い合わせ

〒330-0061 埼玉県さいたま市浦和区常盤9-8-15 松本ビル
TEL:048-825-7460     FAX:048-825-7461
E-mail:m-za.info@musical-za.co.jp

 


 

『インターネット時代のミュージカル』

脚本・作詞 ハマナカトオル

 

    ミュージカルは、20世紀初頭からアメリカで現代劇として発達して来た舞台芸術のジャンルです。その時代を映す鏡のような作品が生まれて来ました。大不況の時代には、不況の現実を描くシリアスな作品や、不況に打ち勝つ希望を持った作品が生まれました。戦争が起こると、戦争に反対するメッセージを持った作品や、アメリカでは時に戦争を支持し、戦意を鼓舞する作品も上演されました。カウンター・カルチャーの時代には、若者たちに新しく生まれた価値観や宗教観もミュージカルに描かれました。ひとつのミュージカルを語るには、作品が生まれたその国の時代背景を知ることが不可欠です。それでは、今の日本から、いったいどのようなミュージカルが生まれるべきなのでしょうか?

    私は、1995年にミュージカル座を創立して、日本のミュージカルの創作に取り組んでからずっと、今の日本から生まれるべきミュージカルについて考え続けていました。ところが、しばらくの間、これがまったく浮かんで来なかったのです。今の平和な日本から、何をメッセージにミュージカルを書いていいのか、私のアンテナに引っかかって来ませんでした。そこで、過去の時代や外国に題材を求めたミュージカルを書いていました。しかし、それでもなお、今の日本から生まれるミュージカルについて、考えるのをやめたわけではありませんでした。

    ミュージカル「レント」の日本初演公演を赤坂見附の会場で観た帰り道、赤坂の街を歩きながら、ずいぶんニューヨークと東京では空気感が違うことに気づきました。「レント」は、まさにその時代から生まれて来た現代のミュージカルで、作品が生まれたニューヨークの劇場では、舞台の上の世界と劇場の外に出た通りが、地続きで繋がっているように感じたのですが、赤坂では、まったくそのように感じなかったのです。それでは、この東京にふさわしい題材とはなんだと、帰り道、真剣に考えたことを覚えています。

    インターネットの発達は、この四半世紀で、最も大きなインパクトを持つ出来事だったと思います。時代が大きく、激しく変わりました。便利になり、助かったこともたくさんありますが、その反面、危険な世界や人間の闇の部分もそっくり同居しています。インターネットのおかげで幸せになった人も大勢いるでしょうし、破滅した人も大勢いるでしょう。私も、ささやかながらミュージカル座のホームページを運営し、インターネットを見る機会が増えて行くに連れ、少なからぬ影響を受けて行きました。次第にサイバー空間で繰り広げられるミュージカルの可能性について思いを馳せるようになり、2000年代初めのネットの掲示板で、ひとつの問題に対して匿名で語られる本音の言葉の洪水を眺めているうちに、この作品のアイデアを思いつきました。ネットに書き込まれた夥しいひとつひとつの言葉(意見等)が、私にはミュージカルの歌詞のように思えて来た瞬間があったのです。ネットに書き込まれるさまざまな言葉は匿名性もあって、直接人と会って話す時には、とても言えないような言葉も含まれています。話し言葉より本音が表れています。ミュージカルの歌も心の表現で、相手に向かって話すセリフより本音が表れます。歌でセリフを綴るミュージカルは、セリフで綴るお芝居より心の表現に向いている舞台芸術のジャンルと言えます。『インターネットの世界で繰り広げられる本音の会話を、歌と踊りで描くミュージカル』を創ってみたいと思うようになりました。

    ミュージカルのスタイルとしては、「キャッツ」や「コーラスライン」のスタイルで描きたいと思っていました。セリフで進行する通常のドラマ(芝居)とは似ていなくて、「紅白歌合戦」などのショーやコンサートに近い舞台のスタイルです。その場面のメインとなる人が中心で歌い踊り、その他のキャストは、コーラスやダンサーとしてメインの人を応援する(盛り上げる)。メインで歌った人も、自分がメインでない時には、他の人のバックをつとめます。ミュージカルが誕生する以前からあった古い「ショー」の原型ですが、この形式は、現在の最も新しいミュージカルまで、表層を変えて連綿と受け継がれています。原型ですから、とても安定したスタイルなのです。

    この作品では、サイバー空間で交わされる「実際の会話ではない会話」は、すべて音楽の中で歌と踊りで描き、ラストシーンの現実世界で交わされる「実際の会話」は、音楽を止めて普通のお芝居で描こうと決めました。「ネットの世界」と「現実世界」で、表現のスタイルを変えたのです。ミュージカルの「音楽」部分と「芝居」部分で、これだけ明確な区分けを定義出来るのは、私の作品ではこの「サイト」だけで、私がこの作品を好きな理由です。

    新型コロナウイルス感染拡大の影響で、去年今年と2度も上演中止となったミュージカル「サイト」。今度こそ、というつもりで稽古と製作をしています。かつてキャストとしてこの作品に出演したこともある才媛の藤倉梓さんが、私の作品を新しい感覚で演出してくれることを嬉しく思っています。今は人間同士がコミュニケーションを取りづらい世の中です。孤独で、気持ちが塞ぐ経験をした人も多いでしょう。私もその一人です。主役のひきこもりっこを演じる岡村さやかさん、かとう唯さんをはじめとする魅力的な実力キャストで、それでも人を想う大切さを届けてほしい。人間の希望を届けてほしいと願っています。

 


 

「サイト」復活公演に向けて

演出 藤倉 梓

 

    ドラマチックが過ぎるぜ!な「最終稽古が終わって劇場入りした当日に公演中止決定事件」から約7ヶ月。COVIDさんの予測不能な行動パターンにまんまと振り回されながらも、3度目の正直を願う復活公演の稽古が現在行われています。

    稽古場に入ったらまず手洗い。蛇口に消毒液シュッ。スタジオに入る前に検温。靴を履き替えて室内履きに消毒液シュッ。パーテーションの奥の席についたらビニール袋に身の回り品をイン。アクティングエリア(舞台面)に入る前にフェイスシールドをオン。舞台袖や席に戻ったら再び消毒液シュッ。音楽をかけるときだけ窓を閉め、そうでないときは外気と扇風機のダブル冷気に耐える。会食の欲望にも耐える。いや、公演の成功の為ならばそんなの全然耐えられる。待ってろよチーズタッカルビ。そんなコロナ禍スペシャル稽古をしています。

    誰かと繋がりたい、分かち合いたい、体温を感じたい、助けてもらいたい、そんな願いをもった人々が登場するこの「サイト」。コロナ禍あいまって並々ならぬ心持で、カンパニー一同、心を込めてお届けしたいと思います!

 


 

スタッフ プロフィール紹介

 

山口琇也(作曲・編曲・音楽監督)

桐朋学園大学音楽学部卒業後、オペラ、ミュージカルの舞台に数多く出演。また、スタジオプレイヤー(ベース、キーボード、ヴォーカル)、コンサートのバックミュージシャン、アレンジャー、指揮等々の経験を積んだ後、 スタッフ活動に加わり、ミュージカルの分野では「ミス・サイゴン」「レ・ミゼラブル」「回転木馬」「42nd ストリート」「ラ・マンチャの男」「ベガーズ・オペラ」「ブラッド・ブラザーズ」「GOLD~カミーユとロダン~」「ダディ・ロング・レッグズ」「ナイツテール」「オリバー」等の音楽監督、並びにヴォーカルトレーナーを務め、 コンサート、リサイタルの構成・プロデュースなども数多く手がけている。また、タレント、歌手の方々のヴォーカル指導にも力を注ぎ、あらゆるジャンルに対応出来る声作りを目指している。「ひめゆり」「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」「ルルドの奇跡」「赤毛のアン」「ママ・ラヴズ・マンボ」「スウィングボーイズ」など、オリジナル・ミュージカルの作曲・編曲家としても数多くの作品に参加し、「山彦ものがたり」では文化庁主催海外公演(中国・ベトナム・韓国)を行い、英語台本でのニューヨーク公演は反響を呼んだ。「ミュージカル座」の作曲・音楽監督として、オリジナル・ミュージカルの新作発表を目標に創作活動を続けている。その他、NHKをはじめ多くのTV番組の音楽スタッフとして活動するかたわら、若い才能の育成にも力を注いでいる。2006年には舞台の音楽活動に対し菊田一夫賞(特別賞)、2007年には読売演劇大賞優秀スタッフ賞、2010年には日本演劇興行協会賞を授与された。ミュージックオフィスALBION代表。

 

ハマナカトオル(脚本・作詞)

1958年東京生まれ。ミュージカル作家・演出家・プロデューサー。俳優、宝田明氏が主催する宝田芸術学園でミュージカルを学び、舞台俳優の活動を経て脚本・演出家として独立。数々の作品を発表した。1993年から専門学校舞台芸術学院ミュージカル部別科の主任講師として、19回の卒業公演を作・演出。多くの生徒を育てた。1995年、国産の新作ミュージカルの創造と普及を目的に「ミュージカル座」を創立。劇団代表・座付作家・演出家・プロデューサーとして、「ひめゆり」「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」「ゴースト」「ロザリー」「ルルドの奇跡」「サイト」「アインシュタイン・フォーリーズ」「センス・オブ・ワンダー」「ガールズ・オン・ブロードウェイ」「ブロードウェイ殺人事件」「ニューヨーカーズ」「スウィング・ボーイズ」「舞台に立ちたい」「三人の花嫁」「コンチェルト」「雪の女王」「不思議なラヴ・ストーリー」「赤ひげ」「わだつみのこえ」「何処へ行く」「マザー・テレサ 愛のうた」「チェアーズ」「スター誕生」「おでかけ姫」「月に歌えば」「ハートスートラ」「結婚行進曲」「タイムトラベラー」「二人でミュージカル」「アワード」「クリスマスに歌えば」「踊る!埼玉」「ボードビル」「ファミリア!」等のオリジナル・ミュージカルや、「ママの恋人」「野の花」等のストレートプレイを発表。劇団外では、松竹「花いくさ」、黒木瞳「ママ・ラヴズ・マンボ」シリーズ、「今井清隆ファースト・コンサート」、「イル・ミュージカーレ」などを手がける。最近では、新しいミュージカル作家・作曲家・演出家のプロデュースに意欲的に取り組み、新しいクリエイターによる多くのオリジナル・ミュージカルを製作。日本のミュージカルの成長と普及のために力を尽くしている。最新作は、2021年11月にミュージカル「スター誕生2」(脚本・作詞)を中目黒・キンケロシアターにて上演予定。公益社団法人日本演劇協会会員。

 

藤倉 梓(演出)

慶應義塾大学文学部国文科卒業。東宝ミュージカルアカデミーで役者修業後、ミュージカルクリエイターとして活動開始。脚本・作詞・作曲・演出作にミュージカル座「カムイレラ」「氷刀火伝」「sign」「プロパガンダ・コクピット」「RANGER」、IFYプロジェクト「ソレイル」、「a Shape(西川大貴と共作)」。翻訳・演出作に「Ordinary Days~なにげない日々~」「LITTLE WOMEN(若草物語)」「MEMPHIS」 「GODSPELL」「第25回パットナム郡スペリング大会」。翻訳作に「bare」「最終陳述」「アンクル・トム」「DEVIL」など様々な分野での活動を広めている。

 

 

青井智佳子(振付)

お茶の水女子大学理学部物理学科卒業。3歳からバレエ、ピアノ、声楽、バイオリンを習う。高校は器械体操部。大学時代に上島雪夫氏にジャズダンスを教わり、在学中から謝珠栄主催T.Sダンスファンデーションのジャズダンス講師を務める。その後多くの舞台に立ち、結婚、出産を機に現役を引退し、尚美ミュージックカレッジ専門学校で講師を務め、東大WISH、早稲田大学Seiren Musical Projectにて演出指導や振付を担当。主な出演作品「大地真央グランドショウ MAny moons agO Ⅱ」「PENICILLIN ロックオペラ HAMLET」「ワンステップ トゥ ミュージカル」他、またテレビでは「金曜たぶろっど!」レギュラー、CM「貼るオンパックス」他。現在は尚美学園大学 舞台表現学科 准教授。

 


 

     キャスト

 

ひきこもりっこ

ひきこもりっこ

岡村さやか

 

かとう唯

 

イサム

イサム

ロビンちゃん

ロビンちゃん

真田貴裕

 

つわぶき峻

 

清水彩花

 

尾川詩帆

 

ハデハデ魔女

ハデハデ魔女

お蝶夫人

お蝶夫人

笑う旅人

笑う旅人

川目晴香

 

勝部祐子

 

蒔田優香

 

石丸椎菜

 

清水正樹

 

小松季輝

 

サイボーグ

サイボーグ

なげやり娘

なげやり娘

マジギレさおりん

マジギレさおりん

加藤木風舞

 

志村佳樹

 

湖山夏帆

 

新貝紋加

 

矢島美音

 

田中葉奈アレクシス

 

ソフィーの世界

ソフィーの世界

一休さん

一休さん

にせ北島マヤ

にせ北島マヤ

岡本菜穂

 

石井仁美

 

酒井希愛

 

野口愛華

 

宍倉明歩

 

廣岡真帆

 

泣きみそ先生

泣きみそ先生

ナチュラルエコ

ナチュラルエコ

ゆるふわ低浮上

ゆるふわ低浮上

原 章子

 

友部由菜

 

川村咲季

 

山下 凜

 

野島優奈

 

庄子花菜

 

それなりロハス

それなりロハス

岡ひろみ

岡ひろみ

藤堂さん

藤堂さん

小島優花

 

森 涼子

 

矢吹桃子

 

加藤 瞳

 

堀内祐里

 

賀来真有

 

ジェラ推しDオタ

ジェラ推しDオタ

ネトフリK沼

ネトフリK沼

鬼滅の付焼刃

鬼滅の付焼刃

陶 晶瑛

 

阿部さくら

 

坂井田祥子

 

河上莉音

 

高橋飛翔

 

上吉川悠聖

 

オトメ座の怪人

オトメ座の怪人

ロールキャベツ女子

ロールキャベツ女子

高岡サンクチュアリ

高岡サンクチュアリ

角張真悠

 

福田沙樹

 

一乃鳳花

 

藤本 桂

 

小黒泉奈

 

Amane

 

ひきこもり王

越前屋由隆

 

 

 
ひきこもりっこ
 
岡村さやか
 
かとう唯
イサム 真田貴裕 つわぶき峻
ロビンちゃん 清水彩花 尾川詩帆
 
ハデハデ魔女
 
川目晴香
 
勝部祐子
お蝶夫人 蒔田優香 石丸椎菜
笑う旅人 清水正樹 小松季輝
サイボーグ 加藤木風舞 志村佳樹
なげやり娘 湖山夏帆 新貝紋加
マジギレさおりん 矢島美音 田中葉奈アレクシス
ソフィーの世界 岡本菜穂 石井仁美
一休さん 酒井希愛 野口愛華
にせ北島マヤ 宍倉明歩 廣岡真帆
泣きみそ先生 原 章子 友部由菜
ナチュラルエコ 川村咲季 山下 凜
ゆるふわ低浮上 野島優奈 庄子花菜
それなりロハス 小島優花 森 涼子
岡ひろみ 矢吹桃子 加藤 瞳
藤堂さん 堀内祐里 賀来真有
 
ジェラ推しDオタ
 
陶 晶瑛
 
阿部さくら
ネトフリK沼 坂井田祥子 河上莉音
鬼滅の付焼刃 高橋飛翔 上吉川悠聖
オトメ座の怪人 角張真悠 福田沙樹
ロールキャベツ女子 一乃鳳花 藤本 桂
高岡サンクチュアリ 小黒泉奈 Amane
 
ひきこもり王
 
越前屋由隆
 
越前屋由隆

 


 

 


ミュージカル「サイト」動画

 

ミュージカル「サイト」
2021年12月公演 稽古動画

 

田宮華苗「この世界のどこかで」

 


 

   「サイト」公式Twitter

 

 

 
はじめに
サイト

新型コロナウイルス感染予防対策について 」をご一読ください。

いつもミュージカル座をご支援いただき、誠にありがとうございます。
2021年4月に上演を予定していた、ミュージカル「サイト」ですが、緊急事態宣言の発令により、上演延期となりました。この時代の舞台上演はなんとあっけないものなのか。と痛感した時でもありました。
しかし、12月にいよいよ念願の「サイト」延期公演の上演が決定致しました。
4月メンバーと新たなるキャストを迎え、心を込めてお客様にお届け致します。
感染拡大予防対策につきましても、改めて気を引きしめ、出演者・関係者一同、お客様のご来場をお待ちしております。
2021年12月延期公演「サイト」、どうぞお楽しみください!
 

ミュージカル座事務局


WEBサイトから溢れる、命のミュージカル!!

 自分の部屋から一歩も外へ出られない「ひきこもりっこ」の女性が、インターネットのサイトに書き込んだ「私は死んだ方がいい」という言葉に、見知らぬ人々からコメントが届き始めます。言葉を送ってきた不思議なハンドルネームの彼らは、自分も生きることに悩み苦しむ若者たちでした。顔も素性も知らない仲ながら、彼らとひきこもりっこの間に、次第に心の結びつきが生まれてきます。「ひめゆり」「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」「ルルドの奇跡」「ブロードウェイ殺人事件」「ゴースト」など多くのミュージカルを創作してきた山口琇也とハマナカトオルのコンビが、サイバー空間を舞台に、若者の心の問題にスポットを当てた鮮烈な現代劇のミュージカル。ミュージカル作家・演出家として脚光を浴びる藤倉梓が、自身も2009年に出演した経験をいかし、今回の演出に挑みます。どうぞご期待ください!!

ストーリー

ひきこもりとなって自分の部屋から出られず、何年も苦しんでいる「ひきこもりっこ」は、ある日自分のPCに「私は死んだ方がいい」という文章を書き込みます。すると、見知らぬ人々からコメントが届き始めました。妹をイジメで亡くしたイサム。渋谷が大好きな遊び人のロビンちゃん。ひきこもりで5年間もお風呂に入っていないなげやり娘。世界中を旅しながらパソコンで会話する笑う旅人。親友に恋人を奪われたショックで何も出来なくなり、ひきこもったお蝶夫人。学校の先生からサイボーグとあだ名をつけられ、それがきっかけでイジメにあっている男の子など、ハンドルネームからイメージされた登場人物たちが、ひきこもりっこのサイトで、生きることについて真剣に議論し、励まし合い、にぎやかに歌い踊る命のミュージカル!

スタッフ プロフィール紹介
山口琇也(作曲・編曲・音楽監督)

桐朋学園大学音楽学部卒業後、オペラ、ミュージカルの舞台に数多く出演。また、スタジオプレイヤー(ベース、キーボード、ヴォーカル)、コンサートのバックミュージシャン、アレンジャー、指揮等々の経験を積んだ後、 スタッフ活動に加わり、ミュージカルの分野では「ミス・サイゴン」「レ・ミゼラブル」「回転木馬」「42nd ストリート」「ラ・マンチャの男」「ベガーズ・オペラ」「ブラッド・ブラザーズ」「GOLD~カミーユとロダン~」「ダディ・ロング・レッグズ」「ナイツテール」「オリバー」等の音楽監督、並びにヴォーカルトレーナーを務め、 コンサート、リサイタルの構成・プロデュースなども数多く手がけている。また、タレント、歌手の方々のヴォーカル指導にも力を注ぎ、あらゆるジャンルに対応出来る声作りを目指している。「ひめゆり」「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」「ルルドの奇跡」「赤毛のアン」「ママ・ラヴズ・マンボ」「スウィングボーイズ」など、オリジナル・ミュージカルの作曲・編曲家としても数多くの作品に参加し、「山彦ものがたり」では文化庁主催海外公演(中国・ベトナム・韓国)を行い、英語台本でのニューヨーク公演は反響を呼んだ。「ミュージカル座」の作曲・音楽監督として、オリジナル・ミュージカルの新作発表を目標に創作活動を続けている。その他、NHKをはじめ多くのTV番組の音楽スタッフとして活動するかたわら、若い才能の育成にも力を注いでいる。2006年には舞台の音楽活動に対し菊田一夫賞(特別賞)、2007年には読売演劇大賞優秀スタッフ賞、2010年には日本演劇興行協会賞を授与された。ミュージックオフィスALBION代表。

ハマナカトオル(脚本・作詞)

1958年東京生まれ。ミュージカル作家・演出家・プロデューサー。俳優、宝田明氏が主催する宝田芸術学園でミュージカルを学び、舞台俳優の活動を経て脚本・演出家として独立。数々の作品を発表した。1993年から専門学校舞台芸術学院ミュージカル部別科の主任講師として、19回の卒業公演を作・演出。多くの生徒を育てた。1995年、国産の新作ミュージカルの創造と普及を目的に「ミュージカル座」を創立。劇団代表・座付作家・演出家・プロデューサーとして、「ひめゆり」「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」「ゴースト」「ロザリー」「ルルドの奇跡」「サイト」「アインシュタイン・フォーリーズ」「センス・オブ・ワンダー」「ガールズ・オン・ブロードウェイ」「ブロードウェイ殺人事件」「ニューヨーカーズ」「スウィング・ボーイズ」「舞台に立ちたい」「三人の花嫁」「コンチェルト」「雪の女王」「不思議なラヴ・ストーリー」「赤ひげ」「わだつみのこえ」「何処へ行く」「マザー・テレサ 愛のうた」「チェアーズ」「スター誕生」「おでかけ姫」「月に歌えば」「ハートスートラ」「結婚行進曲」「タイムトラベラー」「二人でミュージカル」「アワード」「クリスマスに歌えば」「踊る!埼玉」「ボードビル」「ファミリア!」等のオリジナル・ミュージカルや、「ママの恋人」「野の花」等のストレートプレイを発表。劇団外では、松竹「花いくさ」、黒木瞳「ママ・ラヴズ・マンボ」シリーズ、「今井清隆ファースト・コンサート」、「イル・ミュージカーレ」などを手がける。最近では、新しいミュージカル作家・作曲家・演出家のプロデュースに意欲的に取り組み、新しいクリエイターによる多くのオリジナル・ミュージカルを製作。日本のミュージカルの成長と普及のために力を尽くしている。最新作は、2021年11月にミュージカル「スター誕生2」(脚本・作詞)を中目黒・キンケロシアターにて上演予定。公益社団法人日本演劇協会会員。

藤倉 梓(演出)

慶應義塾大学文学部国文科卒業。東宝ミュージカルアカデミーで役者修業後、ミュージカルクリエイターとして活動開始。脚本・作詞・作曲・演出作にミュージカル座「カムイレラ」「氷刀火伝」「sign」「プロパガンダ・コクピット」「RANGER」、IFYプロジェクト「ソレイル」、「a Shape(西川大貴と共作)」。翻訳・演出作に「Ordinary Days~なにげない日々~」「LITTLE WOMEN(若草物語)」「MEMPHIS」 「GODSPELL」「第25回パットナム郡スペリング大会」。翻訳作に「bare」「最終陳述」「アンクル・トム」「DEVIL」など様々な分野での活動を広めている。

青井智佳子(振付)

お茶の水女子大学理学部物理学科卒業。3歳からバレエ、ピアノ、声楽、バイオリンを習う。高校は器械体操部。大学時代に上島雪夫氏にジャズダンスを教わり、在学中から謝珠栄主催T.Sダンスファンデーションのジャズダンス講師を務める。その後多くの舞台に立ち、結婚、出産を機に現役を引退し、尚美ミュージックカレッジ専門学校で講師を務め、東大WISH、早稲田大学Seiren Musical Projectにて演出指導や振付を担当。主な出演作品「大地真央グランドショウ MAny moons agO Ⅱ」「PENICILLIN ロックオペラ HAMLET」「ワンステップ トゥ ミュージカル」他、またテレビでは「金曜たぶろっど!」レギュラー、CM「貼るオンパックス」他。現在は尚美学園大学 舞台表現学科 准教授。

キャスト
  • ひきこもりっこ


    岡村さやか
  • ひきこもりっこ


    かとう唯
  • イサム


    真田貴裕
  • イサム


    つわぶき峻
  • ロビンちゃん


    清水彩花
  • ロビンちゃん


    尾川詩帆
  • ハデハデ魔女

    川目晴香
  • ハデハデ魔女

    勝部祐子
  • お蝶夫人

    蒔田優香
  • お蝶夫人

    石丸椎菜
  • 笑う旅人

    清水正樹
  • 笑う旅人

    小松季輝
  • サイボーグ

    加藤木風舞
  • サイボーグ

    志村佳樹
  • なげやり娘

    湖山夏帆
  • なげやり娘
     

    新貝紋加
  • マジギレ
    さおりん

    矢島美音
  • マジギレ
    さおりん

    田中葉奈アレクシス
  • ソフィーの
    世界

    岡本菜穂
  • ソフィーの
    世界

    石井仁美
  • 一休さん
     

    酒井希愛
  • 一休さん

    野口愛華
  • にせ北島マヤ

    宍倉明歩
  • にせ北島マヤ

    廣岡真帆
  • 泣きみそ先生
     

    原 章子
  • 泣きみそ先生
     

    友部由菜
  • ナチュラル
    エコ

    川村咲季
  • ナチュラル
    エコ

    山下 凜
  • ゆるふわ
    低浮上

    野島優奈
  • ゆるふわ
    低浮上

    庄子花菜
  • それなり
    ロハス

    小島優花
  • それなり
    ロハス

    森 涼子
  • 岡ひろみ
     

    矢吹桃子
  • 岡ひろみ

    加藤 瞳
  • 藤堂さん

    堀内祐里
  • 藤堂さん

    賀来真有
  • ジェラ推し
    Dオタ

    陶 晶瑛
  • ジェラ推し
    Dオタ

    阿部さくら
  • ネトフリK沼
     

    坂井田祥子
  • ネトフリK沼
     

    河上莉音
  • 鬼滅の付焼刃
     

    高橋飛翔
  • 鬼滅の付焼刃
     

    上吉川悠聖
  • オトメ座の
    怪人

    角張真悠
  • オトメ座の
    怪人

    福田沙樹
  • ロールキャ
    ベツ女子

    一乃鳳花
  • ロールキャ
    ベツ女子

    藤本 桂
  • 高岡サンク
    チュアリ

    小黒泉奈
  • 高岡サンク
    チュアリ

    Amane
  • ひきこもり王


    越前屋由隆
キャスト・役柄
岡村さやか ・かとう唯
【ひきこもりっこ】
真田貴裕 ・つわぶき峻
【イサム】
清水彩花 ・尾川詩帆
【ロビンちゃん】
川目晴香 ・勝部祐子
【ハデハデ魔女】
蒔田優香 ・石丸椎菜
【お蝶夫人】
清水正樹 ・小松季輝
【笑う旅人】
加藤木風舞 ・志村佳樹
【サイボーグ】
湖山夏帆 ・新貝紋加
【なげやり娘】
矢島美音 ・田中葉奈アレクシス
【マジギレさおりん】
岡本菜穂 ・石井仁美
【ソフィーの世界】
酒井希愛 ・野口愛華
【一休さん】
宍倉明歩 ・廣岡真帆
【にせ北島マヤ】
原 章子 ・友部由菜
【泣きみそ先生】
川村咲季 ・山下 凜
【ナチュラルエコ】
野島優奈 ・庄子花菜
【ゆるふわ低浮上】
小島優花 ・森 涼子
【それなりロハス】
矢吹桃子 ・加藤 瞳
【岡ひろみ】
堀内祐里 ・賀来真有
【藤堂さん】
陶 晶瑛 ・阿部さくら
【ジェラ推しDオタ】
坂井田祥子 ・河上莉音
【ネトフリK沼】
高橋飛翔 ・上吉川悠聖
【鬼滅の付焼刃】
角張真悠 ・福田沙樹
【オトメ座の怪人】
一乃鳳花 ・藤本 桂
【ロールキャベツ女子】
小黒泉奈 ・Amane
【高岡サンクチュアリ】
越前屋由隆
【ひきこもり王】
公演情報
サイト
公演期間

2021年12月08日(水) ~ 12月11日(土)

公演会場
IMAホール
〠 179-0072
東京都練馬区光が丘5-1-1 IMA4F

☞ ※都営地下鉄大江戸線「光が丘」駅下車(A4出口)
※IMAホールへは、イマストリートを直進し右手エレベーターで4F。

☎ 03-3976-2000

公演会場 Webサイト

公演スケジュール
上演時間=約2時間30分(予定)※途中休憩含む
  ヒル ヨル
12/8(水)   18:30
12/9(木)   18:30
12/10(金) 13:00 18:30
12/11(土) 12:00 16:00
  • 新型コロナウイルス感染予防対策について 」をご一読ください。
     
    ※新型コロナウイルス感染予防対策に関しましては、ご来場前に必ず再度ご確認のうえ遵守くださいますようお願い致します。また、新型コロナウイルスの影響により、政府からの通達および劇場ガイドラインに沿って、開演時間などが変更になる場合がございます。ご観劇当日に、公式HPの内容を今一度ご確認いただいてからのご来場をお願い致します。
     
    ※政府からの通達及び劇場ガイドラインに沿って、収容定員までの配席・販売と変更とさせていただきます。(全座席数の50%の販売ではございません。)予めご了承下さい。
    ※販売する座席の最前列はD列となります。舞台から客席最前列までは、約5m弱の距離を設けてございますので、最前列(D列)のお客様でもフェイスシールド着用の指定はございません。
    ※マスクのご着用をお願い致します。
     
    ※受付開始および開場は、開演の30分前です。
    ※本公演は組・組の一部シングルキャストで上演致します。
    ※出演者ならびに出演スケジュールに変更がありました場合は、何卒悪しからずご了承下さい。出演者変更の場合でも、払い戻しはいたしかねます。
    ※残席ある場合は、劇場受付にて当日券を開演30分前より販売いたします。ご観劇当日のご予約は承っておりません。当日券をご利用下さい。
    ※3歳以下のお子様のご入場はできません。
    ※車いすでご来場されるお客様は、お席の指定などがございますので、ミュージカル座までご連絡をお願い致します。
     
    御祝花・出演者へのプレゼントなどについて
    誠に勝手ながら本公演では出演者へのスタンド花・アレンジ花・鉢物などを含めました全てのお祝い花、差し入れ・プレゼント・お手紙などのお渡し・お預かりを全てご辞退させていただきます。
    (もしお持ちになられましても、係の者がすべてお断りをさせていただく事になります。せっかくのお客様のお気持ちを無駄にしてしまうことは本当に心が痛みますので、どうかお持ちにならないようお願い致します。皆様のお気持ちは出演者・スタッフ一同有難く頂戴しております。)
    何卒、ご理解の程お願いいたします。

チケット料金 (全席指定/税込)
  • OEN席(プログラム付応援席) 11,000円
  • SS席 8,500円
  • S席 7,000円
スタッフ
山口琇也
【作曲・編曲・音楽監督】
ハマナカトオル
【脚本・作詞】
藤倉 梓
【演出】
青井智佳子
【振付】
渡邉景子
【美術】
藤澤知佳
【衣裳】
小川 修
【照明】
高橋飛翔
【小道具】
小谷 武
【舞台監督】
須藤瑛子
【歌唱指導・音楽監督助手】
阿部さくら・陶 晶瑛
【振付補佐】
廣岡真帆
【演出助手】
シマクラヨウ
【宣伝協力】
相澤祥子
【2021舞台写真】
井坂 茜
【キャスティング】
川田真由美
【制作】
金澤まみ
【制作助手】
ハマナカトオル
【プロデューサー】
ミュージカル座
【企画・製作・主催】
コメント

『インターネット時代のミュージカル』

ハマナカトオル 【脚本・作詞】

 ミュージカルは、20世紀初頭からアメリカで現代劇として発達して来た舞台芸術のジャンルです。その時代を映す鏡のような作品が生まれて来ました。大不況の時代には、不況の現実を描くシリアスな作品や、不況に打ち勝つ希望を持った作品が生まれました。戦争が起こると、戦争に反対するメッセージを持った作品や、アメリカでは時に戦争を支持し、戦意を鼓舞する作品も上演されました。カウンター・カルチャーの時代には、若者たちに新しく生まれた価値観や宗教観もミュージカルに描かれました。ひとつのミュージカルを語るには、作品が生まれたその国の時代背景を知ることが不可欠です。それでは、今の日本から、いったいどのようなミュージカルが生まれるべきなのでしょうか?

 私は、1995年にミュージカル座を創立して、日本のミュージカルの創作に取り組んでからずっと、今の日本から生まれるべきミュージカルについて考え続けていました。ところが、しばらくの間、これがまったく浮かんで来なかったのです。今の平和な日本から、何をメッセージにミュージカルを書いていいのか、私のアンテナに引っかかって来ませんでした。そこで、過去の時代や外国に題材を求めたミュージカルを書いていました。しかし、それでもなお、今の日本から生まれるミュージカルについて、考えるのをやめたわけではありませんでした。

 ミュージカル「レント」の日本初演公演を赤坂見附の会場で観た帰り道、赤坂の街を歩きながら、ずいぶんニューヨークと東京では空気感が違うことに気づきました。「レント」は、まさにその時代から生まれて来た現代のミュージカルで、作品が生まれたニューヨークの劇場では、舞台の上の世界と劇場の外に出た通りが、地続きで繋がっているように感じたのですが、赤坂では、まったくそのように感じなかったのです。それでは、この東京にふさわしい題材とはなんだと、帰り道、真剣に考えたことを覚えています。

 インターネットの発達は、この四半世紀で、最も大きなインパクトを持つ出来事だったと思います。時代が大きく、激しく変わりました。便利になり、助かったこともたくさんありますが、その反面、危険な世界や人間の闇の部分もそっくり同居しています。インターネットのおかげで幸せになった人も大勢いるでしょうし、破滅した人も大勢いるでしょう。私も、ささやかながらミュージカル座のホームページを運営し、インターネットを見る機会が増えて行くに連れ、少なからぬ影響を受けて行きました。次第にサイバー空間で繰り広げられるミュージカルの可能性について思いを馳せるようになり、2000年代初めのネットの掲示板で、ひとつの問題に対して匿名で語られる本音の言葉の洪水を眺めているうちに、この作品のアイデアを思いつきました。ネットに書き込まれた夥しいひとつひとつの言葉(意見等)が、私にはミュージカルの歌詞のように思えて来た瞬間があったのです。ネットに書き込まれるさまざまな言葉は匿名性もあって、直接人と会って話す時には、とても言えないような言葉も含まれています。話し言葉より本音が表れています。ミュージカルの歌も心の表現で、相手に向かって話すセリフより本音が表れます。歌でセリフを綴るミュージカルは、セリフで綴るお芝居より心の表現に向いている舞台芸術のジャンルと言えます。『インターネットの世界で繰り広げられる本音の会話を、歌と踊りで描くミュージカル』を創ってみたいと思うようになりました。

 ミュージカルのスタイルとしては、「キャッツ」や「コーラスライン」のスタイルで描きたいと思っていました。セリフで進行する通常のドラマ(芝居)とは似ていなくて、「紅白歌合戦」などのショーやコンサートに近い舞台のスタイルです。その場面のメインとなる人が中心で歌い踊り、その他のキャストは、コーラスやダンサーとしてメインの人を応援する(盛り上げる)。メインで歌った人も、自分がメインでない時には、他の人のバックをつとめます。ミュージカルが誕生する以前からあった古い「ショー」の原型ですが、この形式は、現在の最も新しいミュージカルまで、表層を変えて連綿と受け継がれています。原型ですから、とても安定したスタイルなのです。

 この作品では、サイバー空間で交わされる「実際の会話ではない会話」は、すべて音楽の中で歌と踊りで描き、ラストシーンの現実世界で交わされる「実際の会話」は、音楽を止めて普通のお芝居で描こうと決めました。「ネットの世界」と「現実世界」で、表現のスタイルを変えたのです。ミュージカルの「音楽」部分と「芝居」部分で、これだけ明確な区分けを定義出来るのは、私の作品ではこの「サイト」だけで、私がこの作品を好きな理由です。

「サイト」復活公演に向けて

藤倉 梓 【演出】

 ドラマチックが過ぎるぜ!な「最終稽古が終わって劇場入りした当日に公演中止決定事件」から約7ヶ月。COVIDさんの予測不能な行動パターンにまんまと振り回されながらも、3度目の正直を願う復活公演の稽古が現在行われています。

 稽古場に入ったらまず手洗い。蛇口に消毒液シュッ。スタジオに入る前に検温。靴を履き替えて室内履きに消毒液シュッ。パーテーションの奥の席についたらビニール袋に身の回り品をイン。アクティングエリア(舞台面)に入る前にフェイスシールドをオン。舞台袖や席に戻ったら再び消毒液シュッ。音楽をかけるときだけ窓を閉め、そうでないときは外気と扇風機のダブル冷気に耐える。会食の欲望にも耐える。いや、公演の成功の為ならばそんなの全然耐えられる。待ってろよチーズタッカルビ。そんなコロナ禍スペシャル稽古をしています。

 誰かと繋がりたい、分かち合いたい、体温を感じたい、助けてもらいたい、そんな願いをもった人々が登場するこの「サイト」。コロナ禍あいまって並々ならぬ心持で、カンパニー一同、心を込めてお届けしたいと思います!

ミュージカル「サイト」動画

公演のお問い合わせ

ミュージカル座

〠 330-0061
埼玉県さいたま市浦和区常盤9-8-15 松本ビル
 
【東京営業所】
〠170-0013
東京都豊島区東池袋1-34-5 いちご東池袋ビル6F
 

TEL:048-825-7460
FAX:048-825-7461

E-mail:m-za.info@musical-za.co.jp

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