誰もが経験する、忘れられない恋。もしもやり直すチャンスが訪れたとしたら、今度はうまくいくだろうか・・・。ミュージカル座がロンドンの作家に執筆を依頼した、日本発のロンドン・ミュージカル。2014年に日英共同制作で誕生した美しいラヴ・ストーリー、早くも10回目の上演です。
人生には時々、理由はわからずとも磁石のように惹きつけられるものと出逢うことがある。何度離れても戻ってきてしまう場所。何度出逢っても恋に落ちてしまう人。まるで自分の人生、または自分自身の失った部分を修復しようとするかのように。引き寄せられるように訪れた思い出の場所で、かつての恋人ベンと再会したエイミー。しかしベンは事故で記憶を失い、エイミーのことも忘れてしまっていた。事故の前後の二人の姿を追ったラヴストーリー。
役者、作詞・作曲家、プロデューサー。ロンドンのDonmar Warehouseにて上演され絶賛された「Parade」(2007)でウェストエンドデビュー。その後「Sound of Music」「Shrek The Musical」(オリジナルロンドンキャスト)「The Rocky Horror Show」(欧州ツアー/Riff Raff役)や、コンサートにも多数出演。一方、作詞・作曲家、またプロデューサーとしても活躍。14歳で作曲を始め、1999年にはStoll Moss Theatre’s Awardの最優秀新人作曲家賞を受賞。2010年、ソロアルバム「All Things In Time」をリリース。その類稀な歌唱力、表現力、美しいメロディーは高く評価されており、役者としても作詞・作曲家としても、ウェストエンドで最も注目される一人である。
脚本家・作詞家・児童文学作家。『Hamlet! The Musical』(共作)、『A Christmas Carol』(作詞・作曲)などのミュージカルや、ストレートプレイの『Gilbert and Sullivan: All At Sixed and Sevens』、『The Stag King』、『The Smallest Person』を手掛けた。また児童書や絵本も数多く発表しており、『あわてんぼうさちゃん』、『ドラゴンもりのふしぎなともだち』は日本でも翻訳出版された。
ミュージカル座所属。演出作品に、ブロードウェイミュージカル「アイランド~かつてこの島で~」片山陽加主演、「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」吉沢梨絵主演、「不思議なラヴストーリー」津田英佑主演、「野の花」、「コンチェルト」などがある。
役者としても活動しており、出演作には、東宝「レ・ミゼラブル」ジョリ役、「ミス・サイゴン」。劇団四季「ジーザス・クライスト=スーパースター」。ミュージカル座「ひめゆり」神谷先生役、「何処へ行く」キロン役、「マリオネット」主演ピエール役などがある。
ロンドン生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。幼少期より高校卒業までを過ごしたニューヨークでミュージカルと出逢い、強く影響を受ける。大学卒業後、ミュージカル座「ひめゆり」親泊先生役、「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」ダイアナ役、「ルルドの奇跡」「野の花」などに出演。ミュージカル座「アイランド」(原題「Once On This Island」)を機に、海外作品の著作権代理業、海外との交渉業務、翻訳を始める。
ベン
エイミー
宮島朋宏
中村美貴
2018年12月22日(土)
☞ 吉祥寺駅より徒歩3分
☎ 0422-23-2251
12/22(土) |
13:00開場 14:00開演 |
17:30開場 18:30開演 |
開場は開演60分前です。
キャストの出演スケジュールをご確認ください。
残席のある場合は、公演開演の1時間前より当日券を販売いたします。ご観劇当日のご予約は承っておりません。当日券をご利用ください。
出演者ならびに出演スケジュールに変更がありました場合は、何卒悪しからずご了承ください。出演者変更の場合でも、他日への変更、払い戻しはいたしかねます。
未就学児童のご入場はできません。
原案・作詞・作曲
脚本
演出
翻訳・訳詞/プロデューサー
歌唱指導
演出助手
企画・製作・主催
いいミュージカルとは、観客の心に深い感動を残すものです。
ティモシー・ナップマン 【脚本】
いいミュージカルとは、観客の心に深い感動を残すものです。目の前で描かれる物語によって、自分の中に眠っていた感情に気付かされることも少なくありません。スチュアートからこの企画への参加を打診された時、即座にOKしました。都会の喧騒から離れた美しい丘で出逢う男女。彼女はすぐに彼―かつての恋人―の姿に気付くも、彼は彼女を覚えていない。彼らの過去に一体何があったのか、これから二人はどうなるのか。 スチュアートの構想は素晴らしいアイディアに満ちていましたが、逆に詰め込みすぎていたので、私の最初の仕事は、物語を必要最小限まで削ぎ落としていくことでした。 私達は、交互に書き進めていきました。私がシーンを書き、彼が歌を作る。その曲にインスパイアされ私が次のシーンを書く…と、最後まで夢中で書き上げました。この物語にはそうさせる魅力があったのです。9月には、大変有能なメンバーと共に、充実した2週間のワークショップを行うことができました。協力してくださった皆様に深く感謝します。また最後に、この企画を実現してくださった英美さんにも心からの感謝を。
イギリスから素晴らしい作品が届きました。
中本吉成 【演出】
「イギリスで活躍なさっている、スチュアート・マシュー・プライスさんにお願いしてこのミュージカルは日本の為に産声を上げました。僕はいつも「少人数で、場所を選ばず」に出来るライブの様なミュージカルをやってみたいな、と思っていました。もちろんライブの様なというところが重要で、音楽が良くなければこの企画が成立しないと言う事は明らかでした。そんな時、吉田英美さんからスチュアートさんの紹介を受けました。彼の音楽を聴いて、これなら間違いない!!と思い「BEFORE AFTER」を依頼しました。思いっきり日本人には無いセンスを用いた、少し大人のラヴストーリーを書いて下さい、というだけの無茶ぶりで、イギリスから素晴らしい作品が届きました。このミュージカルが小、中劇場を問わず、ライヴハウスなどで日本のミュージカル役者に長く愛され続けていく事を望みます。」
彼の生み出すメロディーを聴いていると、音楽は世界共通の言語だということを実感するのです。
吉田英美 【翻訳・訳詞】
「海外産のオリジナル作品を作りたい」と中本さんから相談を受けた時、ぜひスチュアート・マシュー・プライス氏に依頼したいと即答しました。彼の生み出すメロディーを聴いていると、音楽は世界共通の言語だということを実感するのです。彼なら間違いありません!と自信を持って中本さんにご紹介しました。そうして生まれたのが、この作品です。 世界的に活躍し、今後もウェストエンドをリードしていくだろう人材が集まったロンドンワークショップは、それはそれは刺激的な現場でした。それを経ての、日本での稽古。UKチームと同様に、一人一人が意欲と熱意、誇りと喜びを持ってアイディアを出し合い、意見を交わし作り上げてきました。スチュアートとティムもメールやSkypeで参加してくれ、ロンドンで作ったものを日本で上演するのではなく、進化させていくという共通の意識を持ってここまできました。 スチュアート、UKチームの皆さん、そしてこのような機会を与えてくださった中本さん始め、ミュージカル座の皆さんに心から感謝します。長く上演され、多くの方々に愛される作品となりますように。
ロンドンワークショップについて
2014年9月、英国アーツカウンシルの助成を受け、2週間のワークショップが実施されました。キャストとして、ロンドン、ニューヨークの演劇界、また映画やTVでも活躍する実力派、ハドリー・フレイザー(『パイレーツクイーン』ティアナン役、『オペラ座の怪人25周年記念公演』ラウル役、『レ・ミゼラブル』マリウス役、ジャベール役、『レ・ミゼラブル25周年記念コンサート』グランテール役など)、キャロライン・シーン(『イーストウィックの魔女たち』ジェニファー役、『メリー・ポピンズ』メリー・ポピンズ役、『レ・ミゼラブル』エポニーヌ役、ファンテーヌ役など)が参加。 作詞・作曲家、脚本家、役者二人、ディレクターの計五人で、一語一句、一音一音を様々な角度から分析し、磨き上げました。 またワークショップ期間後半には、リーディング形式での試演会も実施。業界関係者向け、一般向けの公演とも好評を博し、ロンドンのプロデューサー、評論家、演出家、役者、また舞台ファンの方々から貴重なフィードバックもたくさんいただきました。ここから更に作品が練られ、修正・変更を経ての日本初演となりました。
「BEFORE AFTER」最新情報や過去公演については「BEFORE AFTER」公式サイトをご覧ください。
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E-mail:beforeafter.japan@gmail.com
東京の皆さん、こんにちは。まずは何より、BEFORE AFTERを支えてくださってありがとうございます。 誰もが夢見る、自分の人生を永遠に変える人との出逢い。この企画を通して、私は二人のそういう相手と出逢いました。英美さんとティモシーです。この二人なくして、ベンとエイミーの物語が生まれることはありませんでした。 ミュージカルの制作は共同作業の積み重ねで、男女の関係にも似ています。ロマンスに身を委ねる楽しい時間があれば、歩み寄ることが必要な時もあります。どんな障害も力を合わせて乗り越えていくのです。 私は14歳の頃から作曲を続けてきましたが、これほど心に響く企画は初めてでした。ミュージカル座から依頼を受けた時、「どうして自分に?」と驚きましたが、挑戦を受け入れ、今までにない二人芝居をどう描いたらいいか、構想を練り始めました。作品の芯には、私自身が強い情熱を感じるものが必要です。そして思い出したのが、丘、山、または屋上で、せわしい日常から離れて遠くを見渡した時の感覚。これをベースにしよう、と決めました。 4月にティムと知り合い構想を話したところ、賛同してくれました。私は最高の脚本家、そして一生の友人と出逢えたのです。ロンドンワークショップでは、更に作品を練り上げ細かい調整を行いました。世界初演となる東京公演が楽しみです。 日本の演劇界に私達を迎えてくださり、ありがとうございます。BEFORE AFTERはもはや私達だけのものではなく、皆さんの物語にもなったのです。どうかかわいがっていただけますように。