2024年10月30日(水)~11月4日(月・祝)
〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目33番地10号 モリエールビル2階
ミュージカル座、秋の新作。「パラレル」「平和な星」のハマナカトオルと浅野五朗のコンビが新たに創作するのは、小劇場で演じられる都会派ポップ・オペラ(ポピュラー音楽によるオペラ。すべてのセリフが歌で綴られる)。人生のふとした瞬間に、頭の中に音楽が流れる性質の主人公と、人見知りで恋愛が苦手な登場人物たちが、生きづらさを抱えて理想のハーモニーの相手をさがして生きる姿を、歌うまキャストの出演で描きます。セリフを歌い、ハーモニーを奏でるというミュージカルの演技スタイルとストーリーが一致する、都会的でお洒落な作品を目指します。どうぞご期待ください!
小劇場版ポップ・オペラを作ります。 脚本・作詞・演出・振付 ハマナカトオル
私はこれまでに、「ひめゆり」「ルルドの奇跡」「何処へ行く」「ハートスートラ」など、全編を歌で綴るミュージカルをいくつか作ってきましたが、すべて大人数のキャストで演じる大作ポップ・オペラばかりで、「スター誕生」「コンチェルト」規模の、小劇場で演じる小型のポップ・オペラは一度も作ったことがありませんでした。しかし、室内オペラと言いますか、アンドルー・ロイド・ウェバーの「アスペクツ・オブ・ラブ」のような、オペラ、オペレッタの歴史と伝統を今の時代に焼き直したような新作ミュージカルに憧れていました。日本のオリジナル・ミュージカルで、全てのセリフを歌で綴る小劇場ミュージカルは、これまであまり観たことがありません。だからこそ作りたくなりました。 私がこの作品でやりたいことがもう一つあります。それは、セリフを歌い、ハーモニーを奏でるというミュージカルの演技スタイルと、ストーリーを一致させることです。これはもう、何十年の課題と言ってもいい。ミュージカルを勉強中の20代の頃、ミュージカル「コーラスライン」を観て一番衝撃を受けたことは、ミュージカルにおいてキャストが前を向いて歌い、話すという、演劇の第四の壁理論をもとにしたリアリズムの考え方ではおかしい演技スタイルを、ザック(演出家)が客席にいるからキャストたちはザックに話しかけるため前を向いて歌い、話すのだという、ミュージカルの特性とリアリズムを同時に成り立たせていた演出でした。この作品が不朽の名作になった理由の一つで、こんなアイデア、一生のうちに何度も思い浮かばないよと、劇場からの帰り道、しんみりと思ったものです。どのように仕上げられるかは今の段階では分かりませんが、歌い、踊り、ハーモニーを奏でるというミュージカルの演技スタイルを、ストーリーから納得できる作品に出来れば素敵だなと考えています。『人間はなぜ歌うのか。人とハーモニーを奏でるのか』をテーマに執筆したいと考えています。 私と一緒にこの実験を行ってくれるパートナーは、作曲家の浅野五朗さんです。浅野さんとは、ミュージカル「パラレル」と「平和な星」の2作を共にしましたが、音楽作りの確かさを経験して、3作目で初めてポップ。オペラにチャレンジします。ポップ・オペラの創作の醍醐味は、通常のミュージカル・プレイにはない音楽構成です。二人で外国の名作を勉強しながら、いい作品の創作を目指して頑張ります。 少人数で演じるポップ・オペラですから、歌の得意なキャストで上演したいと思っています。10月30日の初日に向けて製作を開始致します。どうぞご期待ください。
スタッフ プロフィール紹介
スタッフ 脚本・作詞・演出・振付/ハマナカトオル 作曲・編曲・音楽監督/浅野五朗
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ミュージカル座、秋の新作。「パラレル」「平和な星」のハマナカトオルと浅野五朗のコンビが新たに創作するのは、小劇場で演じられる都会派ポップ・オペラ(ポピュラー音楽によるオペラ。すべてのセリフが歌で綴られる)。人生のふとした瞬間に、頭の中に音楽が流れる性質の主人公と、人見知りで恋愛が苦手な登場人物たちが、生きづらさを抱えて理想のハーモニーの相手をさがして生きる姿を、歌うまキャストの出演で描きます。セリフを歌い、ハーモニーを奏でるというミュージカルの演技スタイルとストーリーが一致する、都会的でお洒落な作品を目指します。どうぞご期待ください!
1958年東京生まれ。ミュージカル作家・演出家・プロデューサー。俳優、宝田明氏が主催する宝田芸術学園でミュージカルを学び、舞台俳優の活動を経て脚本・演出家として独立。数々の作品を発表した。1993年から専門学校舞台芸術学院ミュージカル部別科の主任講師として、19回の卒業公演を作・演出。多くの生徒を育てた。1995年、国産の新作ミュージカルの創造と普及を目的に「ミュージカル座」を創立。劇団代表・座付作家・演出家・プロデューサーとして、「ひめゆり」「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」「ゴーストミュージカル」「ロザリー」「ルルドの奇跡」「サイト」「アインシュタイン・フォーリーズ」「センス・オブ・ワンダー」「ガールズ・オン・ブロードウェイ」「ブロードウェイ殺人事件」「ニューヨーカーズ」「スウィング・ボーイズ」「舞台に立ちたい」「三人の花嫁」「コンチェルト」「雪の女王」「不思議なラヴ・ストーリー」「赤ひげ」「わだつみのこえ」「何処へ行く」「マザー・テレサ 愛のうた」「チェアーズ」「スター誕生」「おでかけ姫」「月に歌えば」「ハートスートラ」「結婚行進曲」「タイムトラベラー」「二人でミュージカル」「アワード」「クリスマスに歌えば」「踊る!埼玉」「ボードビル」「ファミリア!」「スター誕生2」「映画の都」「東京ミュージカル」「ハリウッドは大騒ぎ」「パラレル」「平和な星」等のオリジナル・ミュージカルや、「ママの恋人」「野の花」等のストレートプレイを発表。劇団外では、松竹「花いくさ」、黒木瞳「ママ・ラヴズ・マンボ」シリーズ、「今井清隆ファースト・コンサート」、「イル・ミュージカーレ」などを手がける。最近では、新しいミュージカル作家・作曲家・演出家のプロデュースに意欲的に取り組み、新しいクリエイターによる多くのオリジナル・ミュージカルを製作。日本のミュージカルの成長と普及のために力を尽くしている。公益社団法人日本演劇協会会員。「ハマナカトオル作品集」HPを設置している。
エピック系の壮大なオーケストラ曲から、民族系、ロック、ジャズ、ポップスの歌モノ、アバンギャルドで前衛的なものまで、型に収まりきらない幅広いジャンルの音楽性で、これまで様々な方面での楽曲制作に関わる。京都在住で関西を拠点に音楽家として活動中。
主な作品はOSK日本歌劇団「Salieri & Mozart」、「JONNYS’ 2020WORLD(帝国劇場)」、一茶企画「Listen to My Life」、「レビュー春の踊り(新橋演舞場)」、「歌劇ザ・レビュー チーム奏(ハウステンボス会場)」、mint Music「HIGT FLY YELL!!(大阪・近鉄アート館)」、あにまるぷらねっと「星屑ヘリオグラフ」、NHKサウンドライブラリー等。ミュージカル座では、2023年12月、ミュージカル「パラレル」、2024年6月のミュージカル「平和な星」の作曲・編曲・音楽監督を務めている。
東京都出身。ミュージカル座所属。
幼少期よりダンスを学び、レコード大賞や紅白歌合戦などダンサーとして多くのイベントやTV番組に出演。舞台芸術学院ミュージカル部別科卒業後、ミュージカル座創立と同時に入団。数多くの作品で演出助手や振付助手としてカンパニーを引っ張ってきた。「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」「舞台に立ちたい」「サイト」「アワード」「プロパガンダ・コクピット」「雲母紙鳶」などでは振付も担当。黒木瞳主演「ママ・ラヴズ・マンボ」3作品では振付助手をつとめた。最近はハマナカトオル作品「ひめゆり」「何処へ行く」「ルルドの奇跡」「ハートスートラ」「ファミリア!」「ハリウッドは大騒ぎ」「パラレル」「平和な星」の演出・振付を担当している。
広島生まれ千葉育ち。6歳よりヴァイオリンを始める。東京音楽大学声楽演奏家コース卒業、同大学院修士課程修了。第47回イタリア声楽コンコルソ(シエナ部門)入選。二期会オペラ研修所、東京音楽大学非常勤助手などを経て、これまでに多数のオペラやコンサートに出演。国内外アーティストのバックコーラスとしても、コンサートや音楽番組、レコーディング等に参加。またNPO事業において各地で合唱指導、ピアノ伴奏、コンサートの運営等を行っている。ミュージカル座には「ひめゆり」神谷先生役、「ロザリー」アラン役、「何処へ行く」キロン役、「ゴーストミュージカル」おじいさん役、「ルルドの奇跡」ポミアン神父役、「東京ミュージカル」吉岡岩根/辻󠄀信夫役などで出演のほか、「ひめゆり」「ゴーストミュージカル」「パラレル」で歌唱指導を、「平和な星」で音楽監督と歌唱指導をつとめている。
2024年10月30日(水) ~ 11月04日(月)
☎ 03-3354-6568
決定次第発表いたします
ミュージカル座 |
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☎048-825-7460 |
〠 330-0061
埼玉県さいたま市浦和区常盤9-8-15 松本ビル
【東京営業所】
〠170-0013
東京都豊島区東池袋1-34-5 いちご東池袋ビル6F
TEL:048-825-7460
FAX:048-825-7461
E-mail:m-za.info@musical-za.co.jp
私はこれまでに、「ひめゆり」「ルルドの奇跡」「何処へ行く」「ハートスートラ」など、全編を歌で綴るミュージカルをいくつか作ってきましたが、すべて大人数のキャストで演じる大作ポップ・オペラばかりで、「スター誕生」「コンチェルト」規模の、小劇場で演じる小型のポップ・オペラは一度も作ったことがありませんでした。しかし、室内オペラと言いますか、アンドルー・ロイド・ウェバーの「アスペクツ・オブ・ラブ」のような、オペラ、オペレッタの歴史と伝統を今の時代に焼き直したような新作ミュージカルに憧れていました。日本のオリジナル・ミュージカルで、全てのセリフを歌で綴る小劇場ミュージカルは、これまであまり観たことがありません。だからこそ作りたくなりました。
私がこの作品でやりたいことがもう一つあります。それは、セリフを歌い、ハーモニーを奏でるというミュージカルの演技スタイルと、ストーリーを一致させることです。これはもう、何十年の課題と言ってもいい。ミュージカルを勉強中の20代の頃、ミュージカル「コーラスライン」を観て一番衝撃を受けたことは、ミュージカルにおいてキャストが前を向いて歌い、話すという、演劇の第四の壁理論をもとにしたリアリズムの考え方ではおかしい演技スタイルを、ザック(演出家)が客席にいるからキャストたちはザックに話しかけるため前を向いて歌い、話すのだという、ミュージカルの特性とリアリズムを同時に成り立たせていた演出でした。この作品が不朽の名作になった理由の一つで、こんなアイデア、一生のうちに何度も思い浮かばないよと、劇場からの帰り道、しんみりと思ったものです。どのように仕上げられるかは今の段階では分かりませんが、歌い、踊り、ハーモニーを奏でるというミュージカルの演技スタイルを、ストーリーから納得できる作品に出来れば素敵だなと考えています。『人間はなぜ歌うのか。人とハーモニーを奏でるのか』をテーマに執筆したいと考えています。
私と一緒にこの実験を行ってくれるパートナーは、作曲家の浅野五朗さんです。浅野さんとは、ミュージカル「パラレル」と「平和な星」の2作を共にしましたが、音楽作りの確かさを経験して、3作目で初めてポップ。オペラにチャレンジします。ポップ・オペラの創作の醍醐味は、通常のミュージカル・プレイにはない音楽構成です。二人で外国の名作を勉強しながら、いい作品の創作を目指して頑張ります。
少人数で演じるポップ・オペラですから、歌の得意なキャストで上演したいと思っています。10月30日の初日に向けて製作を開始致します。どうぞご期待ください。