ミュージカル座 2019年4月公演
ミュージカル女優3人の、10年間にわたる友情と人生の変遷を、笑いと涙で描いたオフ・ブロードウェイ・タッチのミュージカル・コメディ。3人のミュージカル女優が、1時間50分、ノンストップで歌い踊り、コメディを演じる舞台です。笑って見ているうちに、彼女たちの人生に共感して涙がポロリ。3人の女優の演技と人生に、深い感動がいつまでも残る素敵な作品。「ひめゆり」など多くのオリジナル・ミュージカルを創作してきた山口琇也とハマナカトオルコンビの小さな代表作です。2019年4月、8年ぶりに作者ハマナカトオルの演出で上演いたします。
出 演 月 組
星 組
花 組
空 組
公演スケジュール 上演時間:1時間55分
※受付開始は開演の45分前です。開場は開演の30分前です。※本公演は、月組・星組・花組・空組の4組体制で上演いたします。キャストの組分けと公演スケジュールをご確認ください。※残席ある場合は、公演開演の45分前より当日券を販売いたします。ご観劇当日のご予約は承っておりません。当日券をご利用ください。※出演者ならびに出演スケジュールに変更がありました場合は、何卒悪しからずご了承ください。出演者変更の場合でも、他日への変更、払い戻しはいたしかねます。※未就学児童のご入場はできません。
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〒330-0061 埼玉県さいたま市浦和区常盤9-8-15 松本ビル
「舞台に立ちたい」劇評より 「とてもいい作品だった。ハマナカトオルは、もう20年も前に、この作品を書き始めたのだそうである。その力のはいり方が、舞台に充分に出た作品だった。女優志願の、3人の女性たちの物語である。初舞台で同じ楽屋となった3人は、仲良く将来を夢見て、黄色いレンガの道を歩こうとする。だが人生は、夢見たようには進まず、それぞれが異なる道を歩むようになる。いかにもありそうな話だと思わせるところが優れ、それが女優道だけではなく、ごく普通の人たちでも思い当たるフシが見えるところに、このドラマの客観性があった。見どころは、ドラマの進め方の巧みさと、3人の女優さんたちのうまさである。」
ミュージカル「舞台に立ちたい」について
脚本・作詞・演出・振付/ハマナカトオル
ミュージカル「舞台に立ちたい」は、現在、ミュージカル座で上演している私の作品のなかでは最も古い脚本です。24歳の時に書き始め、最初は違うタイトルで、私がミュージカルを学んでいた宝田芸術学園4階のホールで上演しました。その時に、この作品の主人公である、みゆきといづみとナナの3人のストーリーが生まれました。その後、私はこの作品の書き直しを決意。仕事の合間に、10年間に渡って書き続けましたが、いつまでたっても完成させることが出来ず、タイトルもずっと未定のままで、自分でもあきれるような状態が続きました。舞台芸術学院でミュージカル部の演技講師を始めた35歳頃、ようやく「舞台に立ちたい」というタイトルが浮かびましたが、ずいぶん変なタイトルだと思っていたので、しばらく頭の中で寝かせ、このタイトルが一番いいと確信した2年後、37歳の時に、今度こそはなんとしても書き上げるぞと決意して、「えいやっ」という思いで書き上げました。ミュージカル座をスタートさせた年で、新しく作るこの劇団には、この作品が絶対に必要だと思ったからでした。この時に、椅子3つだけで、ほとんど何も使わずにノン・ストップで演じる今のスタイルにすることを決め、そのスタイルに、これまで書いてきたストーリーを当てはめて行く作業を行いました。セリフと歌詞は、オーソドックスなミュージカル・コメディの書式にして、音楽はちょうどその頃「ひめゆり」などでコンビを組んでいたビリー(山口琇也)さんに頼み、今の形に仕上がりました。書き始めたのが24歳。書き終わったのが37歳。ボツにしたみゆきといづみとナナのセリフは、80ページ以上になりました。今ではこんなマネは到底出来ませんが、私にとって、この作品は「習作」だったのでしょう。だからこそ、自分の原点のように感じて、ひときわ思い入れが強い、愛する作品です。この作品に登場する3人のミュージカル女優も、青春時代に私の周囲にいた有名無名の人物がモデルになっていますので、台本を開くたびに懐かしく感じます。ミュージカル女優3人。そして、3つの椅子があれば上演出来る、最もシンプルなミュージカルのひとつです。予算をかけずにどなたでも上演出来る作品です。本当は、数ヶ月に一度くらい上演していたいのですが、私自身、新作を創るのに忙しく、気がついたら、なんと2011年以降、一度も演出していませんでした。その間、俳優さんたちによる自主公演や、中本吉成演出で上演は続いていましたが、私自身がほっときすぎるのもいけないなあと反省し、上演を企画しました。今回の上演を機に、定期的にこの作品を多くのキャストで上演する方法を考えてみたいと思っています。
スタッフ プロフィール紹介
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いつの日にか分かるでしょう
輝く光の中 本当の私がいる
それだけを願ってた 私の夢
舞台に立ちたい
ミュージカル女優3人の、10年間にわたる友情と人生の変遷を、笑いと涙で描いたオフ・ブロードウェイ・タッチのミュージカル・コメディ。3人のミュージカル女優が、1時間50分、ノンストップで歌い踊り、コメディを演じる舞台です。笑って見ているうちに、彼女たちの人生に共感して涙がポロリ。3人の女優の演技と人生に、深い感動がいつまでも残る素敵な作品。「ひめゆり」など多くのオリジナル・ミュージカルを創作してきた山口琇也とハマナカトオルコンビの小さな代表作です。2019年4月、8年ぶりに作者ハマナカトオルの演出で上演いたします。
桐朋学園大学音楽学部卒業後、オペラ、ミュージカルの舞台に数多く出演。また、スタジオプレイヤー(ベース、キーボード、ヴォーカル)、コンサートのバックミュージシャン、アレンジャー、指揮等々の経験を積んだ後、スタッフ活動に加わり、ミュージカルの分野では「ミス・サイゴン」「レ・ミゼラブル」「回転木馬」「42nd ストリート」「ラ・マンチャの男」「ベガーズ・オペラ」「ブラッド・ブラザーズ」「GOLD~カミーユとロダン~」「ダディ・ロング・レッグズ」等の音楽監督、並びにヴォーカルトレーナーを務め、コンサート、リサイタルの構成・プロデュースなども数多く手がけている。また、タレント、歌手の方々のヴォーカル指導にも力を注ぎ、あらゆるジャンルに対応出来る声作りを目指している。「ひめゆり」「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」「ルルドの奇跡」「赤毛のアン」「ママ・ラヴズ・マンボ」「スウィング・ボーイズ」など、オリジナル・ミュージカルの作曲・編曲家としても数多くの作品に参加し、「山彦ものがたり」では文化庁主催海外公演(中国・ベトナム・韓国)を行い、英語台本でのニューヨーク公演は反響を呼んだ。「ミュージカル座」の作曲・音楽監督として、オリジナル・ミュージカルの新作発表を目標に創作活動を続けている。その他、NHKをはじめ多くのTV番組の音楽スタッフとして活動するかたわら、若い才能の育成にも力を注いでいる。2006年には舞台の音楽活動に対し菊田一夫賞(特別賞)、2007年には読売演劇大賞優秀スタッフ賞、2010年には日本演劇興行協会賞を授与された。ミュージックオフィスALBION代表。
1958年東京生まれ。ミュージカル作家・演出家・プロデューサー。俳優宝田明氏が主催する宝田芸術学園でミュージカルを学び、舞台俳優の活動を経て脚本・演出家として独立。数々の作品を発表した。1993年から専門学校舞台芸術学院ミュージカル部別科の主任講師として、19回の卒業公演を作・演出。多くの生徒を育てた。1995年、国産の新作ミュージカルの創造と普及を目的に「ミュージカル座」を創立。劇団代表・座付作家・演出家・プロデューサーとして、「ひめゆり」「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」「ゴースト」「ロザリー」「ルルドの奇跡」「サイト」「アインシュタイン・フォーリーズ」「センス・オブ・ワンダー」「ブロードウェイ殺人事件」「ニューヨーカーズ」「スウィングボーイズ」「舞台に立ちたい」「コンチェルト」「雪の女王」「不思議なラヴ・ストーリー」「赤ひげ」「わだつみのこえ」「何処へ行く」「マザー・テレサ 愛のうた」「チェアーズ」「スター誕生」「おでかけ姫」「月に歌えば」「ハートスートラ」「結婚行進曲」「タイムトラベラー」「二人でミュージカル」「アワード」等のオリジナル・ミュージカルや、「ママの恋人」「野の花」等のストレートプレイを発表。劇団外では、松竹「花いくさ」、黒木瞳「ママ・ラヴズ・マンボ」シリーズ、「今井清隆ファースト・コンサート」、「イル・ミュージカーレ」などを手がける。最近では、新しいミュージカル作家・演出家のプロデュースに意欲的に取り組み、竹本敏彰作「ロイヤルホストクラブ」、藤倉梓作「カムイレラ」等、多くのオリジナル・ミュージカルを製作。日本のミュージカルの普及と発展のために力を尽くしている。公益社団法人日本演劇協会会員。
月組 いづみ
月組 みゆき
月組 ナナ
星組 いづみ
星組 みゆき
星組 ナナ
花組 いづみ
花組 みゆき
花組 ナナ
空組 いづみ
空組 みゆき
空組 ナナ
2019年04月10日(水) ~ 04月14日(日)
☞ 西武池袋線「椎名町」駅下車 徒歩8分
☎ 03-3954-3355
13:00 | 16:00 | 19:00 | |
4/10(水) | 月組 | ||
4/11(木) | 花組 | ||
4/12(金) | 星組 | ||
4/13(土) | 花組 | 空組 | 月組 |
4/14(日) | 月組 | 星組 |
受付開始は開演の45分前です。開場は開演の30分前です。※本公演は、月組・星組・花組・空組の4組体制で上演いたします。キャストの組分けと公演スケジュールをご確認ください。※残席ある場合は、公演開演の45分前より当日券を販売いたします。ご観劇当日のご予約は承っておりません。当日券をご利用ください。※出演者ならびに出演スケジュールに変更がありました場合は、何卒悪しからずご了承ください。出演者変更の場合でも、他日への変更、払い戻しはいたしかねます。※未就学児童のご入場はできません。
「舞台に立ちたい」劇評より
小藤田千栄子氏 【映画・演劇評論家:「ミュージカル」2002年10月号より】
「とてもいい作品だった。ハマナカトオルは、もう20年も前に、この作品を書き始めたのだそうである。その力のはいり方が、舞台に充分に出た作品だった。女優志願の、3人の女性たちの物語である。初舞台で同じ楽屋となった3人は、仲良く将来を夢見て、黄色いレンガの道を歩こうとする。だが人生は、夢見たようには進まず、それぞれが異なる道を歩むようになる。いかにもありそうな話だと思わせるところが優れ、それが女優道だけではなく、ごく普通の人たちでも思い当たるフシが見えるところに、このドラマの客観性があった。見どころは、ドラマの進め方の巧みさと、3人の女優さんたちのうまさである。」
清水彩花「私のスター」
「手に入れるわ きっと」
中山理沙「ルイザ」
〠 330-0061
埼玉県さいたま市浦和区常盤9-8-15 松本ビル
【東京営業所】
〠170-0013
東京都豊島区東池袋1-34-5 いちご東池袋ビル6F
TEL:048-825-7460
FAX:048-825-7461
E-mail:m-za.info@musical-za.co.jp
ミュージカル「舞台に立ちたい」は、現在、ミュージカル座で上演している私の作品のなかでは最も古い脚本です。24歳の時に書き始め、最初は違うタイトルで、私がミュージカルを学んでいた宝田芸術学園4階のホールで上演しました。その時に、この作品の主人公である、みゆきといづみとナナの3人のストーリーが生まれました。その後、私はこの作品の書き直しを決意。仕事の合間に、10年間に渡って書き続けましたが、いつまでたっても完成させることが出来ず、タイトルもずっと未定のままで、自分でもあきれるような状態が続きました。舞台芸術学院でミュージカル部の演技講師を始めた35歳頃、ようやく「舞台に立ちたい」というタイトルが浮かびましたが、ずいぶん変なタイトルだと思っていたので、しばらく頭の中で寝かせ、このタイトルが一番いいと確信した2年後、37歳の時に、今度こそはなんとしても書き上げるぞと決意して、「えいやっ」という思いで書き上げました。ミュージカル座をスタートさせた年で、新しく作るこの劇団には、この作品が絶対に必要だと思ったからでした。この時に、椅子3つだけで、ほとんど何も使わずにノン・ストップで演じる今のスタイルにすることを決め、そのスタイルに、これまで書いてきたストーリーを当てはめて行く作業を行いました。セリフと歌詞は、オーソドックスなミュージカル・コメディの書式にして、音楽はちょうどその頃「ひめゆり」などでコンビを組んでいたビリー(山口琇也)さんに頼み、今の形に仕上がりました。書き始めたのが24歳。書き終わったのが37歳。ボツにしたみゆきといづみとナナのセリフは、80ページ以上になりました。今ではこんなマネは到底出来ませんが、私にとって、この作品は「習作」だったのでしょう。だからこそ、自分の原点のように感じて、ひときわ思い入れが強い、愛する作品です。この作品に登場する3人のミュージカル女優も、青春時代に私の周囲にいた有名無名の人物がモデルになっていますので、台本を開くたびに懐かしく感じます。ミュージカル女優3人。そして、3つの椅子があれば上演出来る、最もシンプルなミュージカルのひとつです。予算をかけずにどなたでも上演出来る作品です。本当は、数ヶ月に一度くらい上演していたいのですが、私自身、新作を創るのに忙しく、気がついたら、なんと2011年以降、一度も演出していませんでした。その間、俳優さんたちによる自主公演や、中本吉成演出で上演は続いていましたが、私自身がほっときすぎるのもいけないなあと反省し、上演を企画しました。今回の上演を機に、定期的にこの作品を多くのキャストで上演する方法を考えてみたいと思っています。