ひめゆり(2024)|ミュージカル座は新しい国産ミュージカルの創造と普及を目的に、1995年に創立した劇団です。今を生きる人とミュージカルの感動を分かち合うために歩みを続けています。オリジナル・ミュージカルなら!!

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ミュージカル座2024年4月公演 『ひめゆり』

ミュージカル座2024年4月公演 『ひめゆり』 Twitter ひめゆり(2024)
 

 

2024年4月4日(木)開幕!!

 

 

 
作曲・編曲・音楽監督/山口琇也          脚本・作詞/ハマナカトオル

演出・振付/梅沢明恵

 

 

沖縄戦で犠牲になったひめゆり学徒隊の悲劇を、
全編41曲の歌で綴った日本のミュージカルの極めつけ!!
戦争の悲惨さと命の尊さを感動的に歌い上げ、
1996年の初演より
未来へ続演を続けるミュージカル座の代表作!!

 

●1998年月刊「ミュージカル」年間ベストテン第7位(再演)
●2002年月刊「ミュージカル」年間ベストテン第9位(再演)
●2004年月刊「ミュージカル」年間ベストテン第8位(再演)
●2004年第6回東京芸術劇場ミュージカル月間優秀賞受賞

 

「ひめゆり部隊の悲劇は、ミュージカルで語られてこそ、後世まで伝わるのだ。」

小藤田千栄子氏評(月刊「ミュージカル」1997年2月号より)

「こみあげる平和への願い。キャストの人たちにブラヴォーの声をかけたい。」

小田島雄志氏評(産経新聞1998年12月3日号より)

「ドラマティックなナンバー。戦争の悲惨さと命の尊さを歌い上げて感動的。」

山内佳寿子氏評(月刊「ミュージカル」1997年1月号より)

「粒よりの歌役者の個性的歌唱と合唱が観客全てを感動させた。」

 瀬川昌久氏評(月刊「ミュージカル」2005年9月号より)

 


 

 

昭和20年(1945)年春。太平洋戦争末期の沖縄。米軍上陸が迫り、緊迫する民衆や軍人。沖縄師範学校女子部の生徒キミは、愛する沖縄が戦場になっていく悲しさを嘆く。沖縄師範学校女子部と、沖縄県立第一高女の生徒たちは、朝礼で、教頭先生から、親元に帰るか、それとも学校に残って共に戦うかと選択を迫られる。親元に帰りたいと願うふみ、ちよ、ゆき。学校に残って戦うべきだと主張するはる、かな、みさ。結局、軍命により、生徒たちは南風原(はえばる)陸軍病院へ篤志看護婦として従軍することが決まる。傷ついた兵士たちの看護という尊い使命感が、親元に帰りたいという生徒たちの決心を翻させる。だが、希望に胸を弾ませて派遣された陸軍病院は、薬も包帯も底をつき、薄暗い洞窟に苦しむ重症兵士が溢れた、この世の生き地獄だった。キミは、戦場を生き抜いてきた檜山上等兵から、恐ろしい戦争の実相を聞きショックを受ける。上原婦長に励まされ、鬼軍曹と呼ばれた滝軍曹に怒られながら、必死で兵士たちの看護のため働く学徒たち。だが、米軍は迫り、飯上げに出かけたクラスメイトからも死者が出て、陸軍病院から脱出せざるを得なくなる。自分で歩けない患者には青酸カリ入りのミルクが飲まされ、生徒、職員、兵士、看護婦たちは、どしゃぶりの夜、陸軍病院を脱出し、南部を目指して逃げて行くのだったが・・・・。

 

 

上演日程

2024年4月4日(木)~7日(日)

上演会場


https://www.t1010.jp
北千住西口 マルイ11F  〒120-0034 東京都足立区千住3-92
TEL:03-5244-1010

 

公演スケジュール      上演時間:約2時間45分(途中休憩20分含む)

2024年

4/4

4/5

4/6

4/7

曜日

木曜

金曜

土曜

日曜

ヒル

 

 

 12:30

 11:00

ヨル

 18:30

 18:30

 18:00

 16:00

 

※受付開始および開場は開演の30分前です。※本公演は 組・ 組の一部シングルキャストで上演致します。※出演者ならびに出演スケジュールに変更がありました場合は、何卒悪しからずご了承下さい。出演者変更の場合でも、払い戻しはいたしかねます。※残席ある場合は、劇場受付にて当日券を開演30分前より販売いたします。ご観劇当日のご予約は承っておりません。当日券をご利用下さい。※車いすでご来場されるお客様は、お席の指定などがございますので、ミュージカル座までご連絡をお願い致します。
■未就学児童のお子様のご入場はできません。
■出演者との面会はございません。
■マスクをしていない状態での大きな声での会話はお控えください。
■OEN席プログラムお引換えについて

OEN席プログラムのお引換えは、『ご観劇当日の劇場ロビーでのお引換えのみ有効』となります。引き換えのお忘れや、誤って物販にてご購入いただいた場合でも、チケット代やプログラム代のご返金はいたしかねます。


【スタンド花・アレンジ花・お花束について】
■ロビーに飾るお祝い花(スタンド・アレンジ・鉢物)について。
※ラメで装飾されているお花はご遠慮下さい。
《お受け取り可能日時》
4/4(木)13時~15時
(上記は目安の時間帯です。多少お時間がずれてもお受け取り可能です。)

《指定業者について》
お祝い花をお贈りいただく際は、下記の指定業者へのお申込みをお願い致します。
株式会社PREMIER GARDEN(プレミアガーデン)
https://www.prrr.jp/
※ご注文はWEBサイトよりお申込み下さい。
※お届け先には「出演者名」の記載をお願いいたします。
※WEBサイトには、お祝い花写真の例も掲載されております。ご参照下さい。

チケット料金
(全席指定/税込)

OEN席/15,000円
※プログラム付応援席
SS席/10,000円
S席/8,500円
A席/6,000円

一般前売り開始

2024年1月24日(水)昼12時より

チケットお取り扱い

・ミュージカル座
   048-825-7460
   オンラインチケット


 

出 演

 

キミ

キミ

清水彩花

 

敷村珠夕

 

上原婦長

沼尾みゆき

 

檜山上等兵

滝軍曹

神田恭兵

 

阿部よしつぐ

 

ふみ

ふみ

平岡映美

 

水越里歌

 

 

■ミュージカル「ひめゆり」2024:キャスト

 

    組CAST 組CAST
       
  キミ(ひめゆり学徒) 清水彩花 敷村珠夕
  上原婦長(南風原陸軍病院看護婦長) 沼尾みゆき 沼尾みゆき
  檜山上等兵(日本軍兵士) 神田恭兵 神田恭兵
  滝軍曹(日本軍軍曹) 阿部よしつぐ 阿部よしつぐ
       
  ふみ(ひめゆり学徒) 平岡映美 水越里歌
       
  はる(ひめゆり学徒) 井坂 茜 塚 紗里依
  かな(ひめゆり学徒) すがたさこ 多々井舞弓
  みさ(ひめゆり学徒) 藤田沙知 池田莉々依
       
  ちよ(ひめゆり学徒) 渡辺靜花 冨田日鞠
  ゆき(ひめゆり学徒) 長谷川夢華 中村遙花
  あき(ひめゆり学徒) 細山 凛 橋本和奏
       
  杉原上等兵(日本軍兵士) 鳥尾匠海 八杉泰牙
  神谷先生(沖縄師範学校教師) 奥田龍平 長谷川太紀
  サチ(那覇の女 赤ん坊の母) 藤澤知佳 会川彩子
  親泊先生(沖縄師範学校教師) 入江うり 飯岡茉桜
  岡教頭先生(沖縄師範学校教頭)・軍医 佐野眞介 佐野眞介
  ルリ(ふみの妹) 間中 愛 中村十萌子
       
  みち(ひめゆり学徒) 近藤奈々 梶浦 恵
  のぶ(ひめゆり学徒) 横田友菜 佐々木徳子
  クミ(ひめゆり学徒) 灰﨑琳子 灰﨑琳子
  やえ(ひめゆり学徒) 平野真友 小森菜々子
  とし(ひめゆり学徒) 本村ゆうか 山川璃恩
  みよ(ひめゆり学徒) 後藤真由 山﨑未遥
  たき(ひめゆり学徒) 大内万奈 美心
  ヒサ(ひめゆり学徒) 内田晴香 鈴木 恵
  キク(ひめゆり学徒) 大塚美波 小口奈穂
  もも(ひめゆり学徒) 副島花香 鵜沼美颯希
  トミ(ひめゆり学徒) 佐々木彩音 夢夏もえ
  しず(ひめゆり学徒) 郷野ほのか 光齋あかり
  ちえ(ひめゆり学徒) 保田有羽香 日陽杏厘
       
  民衆・キヨ(ふみの母) 渡部美幸 桜井巴菜
  民衆・かず(ひめゆり学徒) 増富さつき 井東紗椰
  民衆・まさえ(ひめゆり学徒) 若宮伶奈 藤井みずほ
民衆・看護婦・キミの母 野田夏希 齋藤史乃
  民衆・看護婦・キミの祖母 坂内美郁 蔵田優芽
  民衆 夏川詩子 渡邉ひよこ
  民衆 岩崎紗也加 戸田恵理香
  民衆 岩澤菜々夏 松原奈央
  民衆 上林聖奈 大山杏珠
  民衆 細野花帆 藤江 花
  民衆 油井そあら 松浦歩香
  民衆 河合結衣 川田真由美
       
  サチの夫・兵士 西野竜平 西野竜平
  民衆・兵士 八杉泰牙 鳥尾匠海
  キミの父・兵士 長谷川太紀 奥田龍平
  民衆・兵士 小川琉太 小川琉太
  民衆・兵士 岸本祐汰 岸本祐汰
  民衆・兵士 藤井寛之 藤井寛之
  民衆・兵士 芹澤拓真 芹澤拓真
  民衆・兵士 髙橋昭広 髙橋昭広
  民衆・兵士 農田真潮 農田真潮
  民衆・兵士 生田和也 生田和也

 
※月組クミ役(ひめゆり学徒隊)で出演予定でした阿部凜花は、体調不良のため降板となりました。代わりに、星組クミ役で出演予定の灰﨑琳子がシングルキャストとなります。

 

ミュージカル「ひめゆり」2024:スタッフ

 

作曲・編曲・音楽監督:山口琇也       脚本・作詞:ハマナカトオル       演出・振付:梅沢明恵
制作:川田真由美       制作助手:村上恵子       プロデューサー:ハマナカトオル
企画・製作・主催:ミュージカル座

 

スタッフ プロフィール紹介

 

山口琇也(作曲・編曲・音楽監督)

桐朋学園大学音楽学部卒業後、オペラ、ミュージカルの舞台に数多く出演。また、スタジオプレイヤー(ベース、キーボード、ヴォーカル)、コンサートのバックミュージシャン、アレンジャー、指揮等々の経験を積んだ後、スタッフ活動に加わり、ミュージカルの分野では「ミス・サイゴン」「レ・ミゼラブル」「回転木馬」「42nd ストリート」「ラ・マンチャの男」「ベガーズ・オペラ」「ブラッド・ブラザーズ」「GOLD~カミーユとロダン~」「ダディ・ロング・レッグズ」「ナイツテール」「オリバー」等の音楽監督、並びにヴォーカルトレーナーを務め、コンサート、リサイタルの構成・プロデュースなども数多く手がけている。また、タレント、歌手の方々のヴォーカル指導にも力を注ぎ、あらゆるジャンルに対応出来る声作りを目指している。「ひめゆり」「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」「ルルドの奇跡」「赤毛のアン」「ママ・ラヴズ・マンボ」「スウィング・ボーイズ」など、オリジナル・ミュージカルの作曲・編曲家としても数多くの作品に参加し、「山彦ものがたり」では文化庁主催海外公演(中国・ベトナム・韓国)を行い、英語台本でのニューヨーク公演は反響を呼んだ。「ミュージカル座」の作曲・音楽監督として、オリジナル・ミュージカルの新作発表を目標に創作活動を続けている。その他、NHKをはじめ多くのTV番組の音楽スタッフとして活動するかたわら、若い才能の育成にも力を注いでいる。2006年には舞台の音楽活動に対し菊田一夫賞(特別賞)、2007年には読売演劇大賞優秀スタッフ賞、2010年には日本演劇興行協会賞を授与された。ミュージックオフィスALBION代表。

 

ハマナカトオル(脚本・作詞)

1958年東京生まれ。ミュージカル作家・演出家・プロデューサー。俳優、宝田明氏が主催する宝田芸術学園でミュージカルを学び、舞台俳優の活動を経て脚本・演出家として独立。数々の作品を発表した。1993年から専門学校舞台芸術学院ミュージカル部別科の主任講師として、19回の卒業公演を作・演出。多くの生徒を育てた。1995年、国産の新作ミュージカルの創造と普及を目的に「ミュージカル座」を創立。劇団代表・座付作家・演出家・プロデューサーとして、「ひめゆり」「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」「ゴースト」「ロザリー」「ルルドの奇跡」「サイト」「アインシュタイン・フォーリーズ」「センス・オブ・ワンダー」「ガールズ・オン・ブロードウェイ」「ブロードウェイ殺人事件」「ニューヨーカーズ」「スウィング・ボーイズ」「舞台に立ちたい」「三人の花嫁」「コンチェルト」「雪の女王」「不思議なラヴ・ストーリー」「赤ひげ」「わだつみのこえ」「何処へ行く」「マザー・テレサ 愛のうた」「チェアーズ」「スター誕生」「おでかけ姫」「月に歌えば」「ハートスートラ」「結婚行進曲」「タイムトラベラー」「二人でミュージカル」「アワード」「クリスマスに歌えば」「踊る!埼玉」「ボードビル」「ファミリア!」「スター誕生2」「映画の都」「東京ミュージカル」等のオリジナル・ミュージカルや、「ママの恋人」「野の花」等のストレートプレイを発表。劇団外では、松竹「花いくさ」、黒木瞳「ママ・ラヴズ・マンボ」シリーズ、「今井清隆ファースト・コンサート」、「イル・ミュージカーレ」などを手がける。公益社団法人日本演劇協会会員。2021年11月に「ハマナカトオル作品集」HP を開設。2023年10月に新作「ハリウッドは大騒ぎ」、12月に新作「パラレル」を上演予定。

 

梅沢明恵(演出・振付)

東京都出身。ミュージカル座所属。
幼少期よりダンスを学び、レコード大賞や紅白歌合戦などダンサーとして多くのイベントやTV番組に出演。舞台芸術学院ミュージカル部別科卒業後、ミュージカル座創立と同時に入団。数多くの作品で演出助手や振付助手としてカンパニーを引っ張ってきた。「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」「舞台に立ちたい」「サイト」「アワード」「プロパガンダ・コクピット」「ファミリア!」などでは振付も担当。黒木瞳主演「ママ・ラヴズ・マンボ」3作品では振付助手をつとめた。「ひめゆり」は初演より出演し。現在にいたるまで振付助手・演出助手・演出補佐をつとめてきた。2021年3月の「ひめゆり」(彩の国さいたま芸術劇場大ホールにて上演)より演出を務める。他に「何処へ行く」「ルルドの奇跡」「ファミリア!」の演出を担当。

 


 

 

1996年の初演以来、日本の夏のミュージカルとして上演を続けるミュージカル「ひめゆり」。太平洋戦争末期の沖縄で犠牲となったひめゆり学徒隊の悲劇を、全編41曲の歌で綴るポップオペラ形式のミュージカルとして描き、戦争の悲惨さと命の尊さを力強く描いたミュージカル座の代表作です。再演のたびに脚本・音楽・演出に手が加えられ、堂々としたスケールの大作へと進化して来ました。「レ・ミゼラブル」「ミス・サイゴン」等の音楽監督をつとめる日本のミュージカル音楽の第一人者、山口琇也と、ミュージカル座代表のハマナカトオルが、使命感を持って創り上げた作品です。迫り来る戦争の恐ろしいリズムと、乙女の美しいアリアが交錯する舞台は、悲劇に向けて一直線に突き進み、奇跡的に生き残った少女によって、生きている感動のフィナーレへと高鳴っていく。ミュージカルというジャンルだからこそ表現できた音楽と演出の迫力が、実話である重みと、実力キャストの圧倒的な歌声と共に胸に迫るミュージカルです。

昭和20年(1945年)、20万人以上の犠牲者を出した沖縄戦。国内唯一の地上戦であった沖縄戦の特徴は、軍隊と一般民衆が、一緒に戦場の中へ巻き込まれた戦争であったことです。沖縄師範学校女子部と沖縄県立第一高女の女子生徒も、「ひめゆり学徒隊」となって、南風原陸軍病院へ従軍看護婦として動員されました。全部で320人が戦争に直接参加。227人が戦死し、ひめゆりの塔にまつられています。本来は戦争とは無関係であるべき女子高生が、戦争の最前線に巻き込まれてしまった悲劇です。また、戦争を正当化する軍事教育の恐ろしさ、味方の日本兵でさえ住民を虐殺する殺人者に変えてしまう戦争の実相がここにあります。美しい自然にあふれた沖縄で、かつて人類史上稀に見る悲劇が起きたことを心に刻み、二度と再び繰り返さないために、戦争を語り継いで行く事が、今を生きる私たちのできることです。平和の大切さを心に刻むため、ミュージカル座は、この作品の上演を続けています。

これまで、毎年日本のミュージカル界を代表する実力キャストの共演で上演を重ねてきた「ひめゆり」。日本のミュージカルとしては珍しい全編歌で綴るミュージカルのため、主要キャストから、オーディションで選ばれた新キャストまで、毎回優れた歌唱力のキャストが話題となってきました。また、プロで活躍するミュージカル俳優を多く輩出してきたミュージカルの“登竜門”としても実績のある作品です。上演28年目となる2024年4月の公演も、実力キャストの出演で上演いたします。

 


 

    

公演に関するお問い合わせ

 

〒330-0061 埼玉県さいたま市浦和区常盤9-8-15 松本ビル

TEL:048-825-7460   FAX:048-825-7461
E-mail:m-za.info@musical-za.co.jp


 

 

   「ひめゆり」公式 Twitter

 

 

 
はじめに
ひめゆり
あなたに語り継ぐ、日本のミュージカル!!

沖縄戦で犠牲になったひめゆり学徒隊の悲劇を、全編歌で綴った日本のミュージカルの極めつけ!!
戦争の悲惨さと命の尊さを感動的に歌い上げ、未来へ続演を続けるミュージカル座の代表作!!

●1998年月刊「ミュージカル」年間ベストテン第7位(再演)
●2002年月刊「ミュージカル」年間ベストテン第9位(再演)
●2004年月刊「ミュージカル」年間ベストテン第8位(再演)
●2004年第6回東京芸術劇場ミュージカル月間優秀賞受賞

未来へ上演を続ける、ミュージカル座の代表作。

1996年の初演以来、日本の夏のミュージカルとして上演を続けるミュージカル「ひめゆり」。太平洋戦争末期の沖縄で犠牲となったひめゆり学徒隊の悲劇を、全編41曲の歌で綴るポップオペラ形式のミュージカルとして描き、戦争の悲惨さと命の尊さを力強く描いたミュージカル座の代表作です。再演のたびに脚本・音楽・演出に手が加えられ、堂々としたスケールの大作へと進化して来ました。「レ・ミゼラブル」「ミス・サイゴン」等の音楽監督をつとめる日本のミュージカル音楽の第一人者、山口琇也と、ミュージカル座代表のハマナカトオルが、使命感を持って創り上げた作品です。迫り来る戦争の恐ろしいリズムと、乙女の美しいアリアが交錯する舞台は、悲劇に向けて一直線に突き進み、奇跡的に生き残った少女によって、生きている感動のフィナーレへと高鳴っていく。ミュージカルというジャンルだからこそ表現できた音楽と演出の迫力が、実話である重みと、実力キャストの圧倒的な歌声と共に胸に迫るミュージカルです。

戦争を語り継ぎ、平和の大切さと命の尊さを伝えます。

昭和20年(1945年)、20万人以上の犠牲者を出した沖縄戦。国内唯一の地上戦であった沖縄戦の特徴は、軍隊と一般民衆が、一緒に戦場の中へ巻き込まれた戦争であったことです。沖縄師範学校女子部と沖縄県立第一高女の女子生徒も、「ひめゆり学徒隊」となって、南風原陸軍病院へ従軍看護婦として動員されました。全部で320人が戦争に直接参加。227人が戦死し、ひめゆりの塔にまつられています。本来は戦争とは無関係であるべき女子高生が、戦争の最前線に巻き込まれてしまった悲劇です。また、戦争を正当化する軍事教育の恐ろしさ、味方の日本兵でさえ住民を虐殺する殺人者に変えてしまう戦争の実相がここにあります。美しい自然にあふれた沖縄で、かつて人類史上稀に見る悲劇が起きたことを心に刻み、二度と再び繰り返さないために、戦争を語り継いで行く事が、今を生きる私たちのできることです。平和の大切さを心に刻むため、ミュージカル座は、この作品の上演を続けています。

今年も、素晴らしいキャストで上演いたします。

これまで、毎年日本のミュージカル界を代表する実力キャストの共演で上演を重ねてきた「ひめゆり」。日本のオリジナルミュージカルとしては珍しい全編歌で綴るミュージカルのため、主要キャストから、オーディションで選ばれた新キャストまで、毎回優れた歌唱力のキャストが話題となってきました。また、プロで活躍するミュージカル俳優を多く輩出してきたミュージカルの“登竜門”としても実績のある作品です。上演28年目となる2024年4月の公演も、実力キャストの出演で上演予定です!


ストーリー

昭和20年(1945)年春。太平洋戦争末期の沖縄。米軍上陸が迫り、緊迫する民衆や軍人。沖縄師範学校女子部の生徒キミは、愛する沖縄が戦場になっていく悲しさを嘆く。沖縄師範学校女子部と、沖縄県立第一高女の生徒たちは、朝礼で、教頭先生から、親元に帰るか、それとも学校に残って共に戦うかと選択を迫られる。親元に帰りたいと願うふみ、ちよ、ゆき。学校に残って戦うべきだと主張するはる、かな、みさ。結局、軍命により、生徒たちは南風原陸軍病院へ篤志看護婦として従軍することが決まる。傷ついた兵士たちの看護という尊い使命感が、親元に帰りたいという生徒たちの決心を翻させる。だが、希望に胸を弾ませて派遣された陸軍病院は、薬も包帯も底をつき、薄暗い洞窟に苦しむ重症兵士が溢れた、この世の生き地獄だった。キミは、戦場を生き抜いてきた檜山上等兵から、恐ろしい戦争の実相を聞きショックを受ける。上原婦長に励まされ、鬼軍曹と呼ばれた滝軍曹に怒られながら、必死で兵士たちの看護のため働く学徒たち。だが、米軍は迫り、飯上げに出かけたクラスメイトからも死者が出て、陸軍病院から脱出せざるを得なくなる。自分で歩けない患者には青酸カリ入りのミルクが飲まされ、生徒、職員、兵士、看護婦たちは、どしゃぶりの夜、陸軍病院を脱出し、南部を目指して逃げて行くのだったが・・・・。

スタッフ プロフィール紹介
山口琇也(作曲・編曲・音楽監督)

桐朋学園大学音楽学部卒業後、オペラ、ミュージカルの舞台に数多く出演。また、スタジオプレイヤー(ベース、キーボード、ヴォーカル)、コンサートのバックミュージシャン、アレンジャー、指揮等々の経験を積んだ後、スタッフ活動に加わり、ミュージカルの分野では「ミス・サイゴン」「レ・ミゼラブル」「回転木馬」「42nd ストリート」「ラ・マンチャの男」「ベガーズ・オペラ」「ブラッド・ブラザーズ」「GOLD~カミーユとロダン~」「ダディ・ロング・レッグズ」「ナイツテール」「オリバー」等の音楽監督、並びにヴォーカルトレーナーを務め、コンサート、リサイタルの構成・プロデュースなども数多く手がけている。また、タレント、歌手の方々のヴォーカル指導にも力を注ぎ、あらゆるジャンルに対応出来る声作りを目指している。「ひめゆり」「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」「ルルドの奇跡」「赤毛のアン」「ママ・ラヴズ・マンボ」「スウィング・ボーイズ」など、オリジナル・ミュージカルの作曲・編曲家としても数多くの作品に参加し、「山彦ものがたり」では文化庁主催海外公演(中国・ベトナム・韓国)を行い、英語台本でのニューヨーク公演は反響を呼んだ。「ミュージカル座」の作曲・音楽監督として、オリジナル・ミュージカルの新作発表を目標に創作活動を続けている。その他、NHKをはじめ多くのTV番組の音楽スタッフとして活動するかたわら、若い才能の育成にも力を注いでいる。2006年には舞台の音楽活動に対し菊田一夫賞(特別賞)、2007年には読売演劇大賞優秀スタッフ賞、2010年には日本演劇興行協会賞を授与された。ミュージックオフィスALBION代表。

ハマナカトオル(脚本・作詞)

1958年東京生まれ。ミュージカル作家・演出家・プロデューサー。俳優、宝田明氏が主催する宝田芸術学園でミュージカルを学び、舞台俳優の活動を経て脚本・演出家として独立。数々の作品を発表した。1993年から専門学校舞台芸術学院ミュージカル部別科の主任講師として、19回の卒業公演を作・演出。多くの生徒を育てた。1995年、国産の新作ミュージカルの創造と普及を目的に「ミュージカル座」を創立。劇団代表・座付作家・演出家・プロデューサーとして、「ひめゆり」「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」「ゴースト」「ロザリー」「ルルドの奇跡」「サイト」「アインシュタイン・フォーリーズ」「センス・オブ・ワンダー」「ガールズ・オン・ブロードウェイ」「ブロードウェイ殺人事件」「ニューヨーカーズ」「スウィング・ボーイズ」「舞台に立ちたい」「三人の花嫁」「コンチェルト」「雪の女王」「不思議なラヴ・ストーリー」「赤ひげ」「わだつみのこえ」「何処へ行く」「マザー・テレサ 愛のうた」「チェアーズ」「スター誕生」「おでかけ姫」「月に歌えば」「ハートスートラ」「結婚行進曲」「タイムトラベラー」「二人でミュージカル」「アワード」「クリスマスに歌えば」「踊る!埼玉」「ボードビル」「ファミリア!」「スター誕生2」「映画の都」「東京ミュージカル」等のオリジナル・ミュージカルや、「ママの恋人」「野の花」等のストレートプレイを発表。劇団外では、松竹「花いくさ」、黒木瞳「ママ・ラヴズ・マンボ」シリーズ、「今井清隆ファースト・コンサート」、「イル・ミュージカーレ」などを手がける。公益社団法人日本演劇協会会員。2021年11月に「ハマナカトオル作品集」HP を開設。2023年10月に新作「ハリウッドは大騒ぎ」、12月に新作「パラレル」を上演予定。

梅沢明恵(演出・振付)

東京都出身。ミュージカル座所属。
幼少期よりダンスを学び、レコード大賞や紅白歌合戦などダンサーとして多くのイベントやTV番組に出演。舞台 芸術学院ミュージカル部別科卒業後、ミュージカル座創立と同時に入団。数多くの作品で演出助手や振付助手としてカンパニーを引っ張ってきた。「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」「舞台に立ちたい」「サイト」「アワード」「プロパガンダ・コクピット」「ファミリア!」などでは振付も担当。黒木瞳主演「ママ・ラヴズ・マンボ」3作品では振付助手をつとめた。「ひめゆり」は初演より出演し。現在にいたるまで振付助手・演出助手・演出補佐をつとめてきた。2021年3月の「ひめゆり」(彩の国さいたま芸術劇場大ホールにて上演)より演出を務める。他に「何処へ行く」「ルルドの奇跡」「ファミリア!」の演出を担当。

キャスト
  • キミ

    清水彩花
  • キミ

    敷村珠夕
  • 上原婦長

    沼尾みゆき
  • 檜山上等兵

    神田恭兵
  • 滝軍曹

    阿部よしつぐ
  • ふみ

    平岡映美
  • ふみ

    水越里歌
キャスト・役柄
清水彩花・敷村珠夕
キミ【ひめゆり学徒】
沼尾みゆき
上原婦長【南風原陸軍病院看護婦長】
神田恭兵
檜山上等兵【日本軍兵士】
阿部よしつぐ
滝軍曹【日本軍軍曹】
平岡映美・水越里歌
ふみ【ひめゆり学徒】
井坂 茜・塚 紗里依
はる【ひめゆり学徒】
すがたさこ・多々井舞弓
かな【ひめゆり学徒】
藤田沙知・池田莉々依
みさ【ひめゆり学徒】
渡辺靜花・冨田日鞠
ちよ【ひめゆり学徒】
長谷川夢華・中村遙花
ゆき【ひめゆり学徒】
細山 凛・橋本和奏
あき【ひめゆり学徒】
鳥尾匠海・八杉泰牙
杉原上等兵【日本軍兵士】
奥田龍平・長谷川太紀
神谷先生【沖縄師範学校教師】
藤澤知佳・会川彩子
サチ【那覇の女 赤ん坊の母】
入江うり・飯岡茉桜
親泊先生【沖縄師範学校教師】
佐野眞介
岡教頭先生【沖縄師範学校教頭】・軍医
間中 愛・中村十萌子
ルリ【ふみの妹】
近藤奈々・梶浦 恵
みち【ひめゆり学徒】
横田友菜・佐々木徳子
のぶ【ひめゆり学徒】
灰﨑琳子
クミ【ひめゆり学徒】
平野真友・小森菜々子
やえ【ひめゆり学徒】
本村ゆうか・山川璃恩
とし【ひめゆり学徒】
後藤真由・山﨑未遥
みよ【ひめゆり学徒】
大内万奈・美心
たき【ひめゆり学徒】
内田晴香・鈴木 恵
ヒサ【ひめゆり学徒】
大塚美波・小口奈穂
キク【ひめゆり学徒】
副島花香・鵜沼美颯希
もも【ひめゆり学徒】
佐々木彩音・夢夏もえ
トミ【ひめゆり学徒】
郷野ほのか・光齋あかり
しず【ひめゆり学徒】
保田有羽香・日陽杏厘
ちえ【ひめゆり学徒】
渡部美幸・桜井巴菜
民衆・キヨ【ふみの母】
増富さつき・井東紗椰
民衆・かず【ひめゆり学徒】
若宮伶奈・藤井みずほ
民衆・まさえ【ひめゆり学徒】
野田夏希・齋藤史乃
民衆・看護婦・キミの母
坂内美郁・蔵田優芽
民衆・看護婦・キミの祖母
夏川詩子・渡邉ひよこ
民衆
岩崎紗也加・戸田恵理香
民衆
岩澤菜々夏・松原奈央
民衆
上林聖奈・大山杏珠
民衆
細野花帆・藤江 花
民衆
油井そあら・松浦歩香
民衆
河合結衣・川田真由美
民衆
西野竜平
サチの夫・兵士
八杉泰牙・鳥尾匠海
民衆・兵士
長谷川太紀・奥田龍平
キミの父・兵士
小川琉太
民衆・兵士
岸本祐汰
民衆・兵士
藤井寛之
民衆・兵士
芹澤拓真
民衆・兵士
髙橋昭広
民衆・兵士
農田真潮
民衆・兵士
生田和也
民衆・兵士

※月組クミ役(ひめゆり学徒隊)で出演予定でした阿部凜花は、体調不良のため降板となりました。代わりに、星組クミ役で出演予定の灰﨑琳子がシングルキャストとなります。

公演情報
ひめゆり
公演期間

2024年04月04日(木) ~ 04月07日(日)

公演会場
シアター1010
〠 120-0034
東京都足立区千住3-92

☞ 北千住西口 マルイ11F

☎ 03-5244-1010

公演会場 Webサイト

公演スケジュール
上演時間=約2時間45分(途中休憩20分含む)
  ヒル ヨル
4/4(木)    18:30
4/5(金)    18:30
4/6(土)  12:30  18:00
4/7(日)  11:00  16:00
  • 受付開始および開場は開演の30分前です。※本公演は 組・ 組の一部シングルキャストで上演致します。※出演者ならびに出演スケジュールに変更がありました場合は、何卒悪しからずご了承下さい。出演者変更の場合でも、払い戻しはいたしかねます。※残席ある場合は、劇場受付にて当日券を開演30分前より販売いたします。ご観劇当日のご予約は承っておりません。当日券をご利用下さい。※車いすでご来場されるお客様は、お席の指定などがございますので、ミュージカル座までご連絡をお願い致します。
    ■未就学児童のお子様のご入場はできません。
    ■出演者との面会はございません。
    ■マスクをしていない状態での大きな声での会話はお控えください。
    ■OEN席プログラムお引換えについて

    OEN席プログラムのお引換えは、『ご観劇当日の劇場ロビーでのお引換えのみ有効』となります。引き換えのお忘れや、誤って物販にてご購入いただいた場合でも、チケット代やプログラム代のご返金はいたしかねます。


    スタンド花・アレンジ花・お花束について
    ■ロビーに飾るお祝い花(スタンド・アレンジ・鉢物)について。
    ※ラメで装飾されているお花はご遠慮下さい。
    《お受け取り可能日時》
    4/4(木)13時~15時
    (上記は目安の時間帯です。多少お時間がずれてもお受け取り可能です。)
     
    《指定業者について》
    お祝い花をお贈りいただく際は、下記の指定業者へのお申込みをお願い致します。
     
    株式会社PREMIER GARDEN(プレミアガーデン)
    https://www.prrr.jp/
     
    ※ご注文はWEBサイトよりお申込み下さい。
    ※お届け先には「出演者名」の記載をお願いいたします。
    ※WEBサイトには、お祝い花写真の例も掲載されております。ご参照下さい。

チケット料金 (全席指定/税込)
  • OEN席(プログラム付き) 15,000円
  • SS席 10,000円
  • S席 8,500円
  • A席 6,000円
スタッフ
山口琇也
【作曲・編曲・音楽監督】
ハマナカトオル
【脚本・作詞】
梅沢明恵
【演出・振付】
川田真由美
【制作】
村上恵子
【制作助手】
ハマナカトオル
【プロデューサー】
ミュージカル座
【企画・製作・主催】
コメント

ひめゆり部隊の悲劇は、ミュージカルで語られてこそ、後世まで伝わるのだ。

小藤田千栄子氏評 【月刊「ミュージカル」1997年2月号】

こみあげる平和への願い。キャストの人たちにブラヴォーの声をかけたい。

小田島雄志氏評 【産経新聞1998年12月3日】

ドラマティックなナンバー。戦争の悲惨さと命の尊さを歌い上げて感動的。

山内佳寿子氏評 【月刊「ミュージカル」1997年1月号】

粒よりの歌役者の個性的歌唱と合唱が観客全てを感動させた。

瀬川昌久氏評 【月刊「ミュージカル」2005年9月号】

関連動画

公演のお問い合わせ

ミュージカル座

〠 330-0061
埼玉県さいたま市浦和区常盤9-8-15 松本ビル
 
【東京営業所】
〠170-0013
東京都豊島区東池袋1-34-5 いちご東池袋ビル6F
 

TEL:048-825-7460
FAX:048-825-7461

E-mail:m-za.info@musical-za.co.jp

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