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「ファミリア!」「イソップランド」に続く、ハマナカトオル(作・演出)と西出真理(音楽)によるジュニア・ミュージカルの新作! アンデルセン原作の名作童話を大胆な脚色で現代に甦らせる作品です。どうぞご期待ください!
キャスト・オーディションを開催します! メイン・キャストからアンサンブルまで、キャストのオーディションを行います。
2026年5月6日(水)~5月10日(日)
ストーリー 「雪の女王」は、童話作家アンデルセンが書いた名作童話です。悪魔が地上にばらまいてしまった「悪魔の鏡」は、世の中のみにくいところや正しくないところがくっきり大きく見える魔法の鏡なのでした。そのせいで人々はあちこちで戦いやいさかいを起こします。少年カイと少女ゲルダは仲良しでしたが、カイの目の中に悪魔の鏡が飛び込んだおかげで、カイはイジワルな心に変わってしまい、冷たい氷の果ての国からやってきた雪の女王に連れ去られてしまいます。ゲルダはバラの屋敷のロザリンさんの助けを借りて、「悪魔の鏡」が広まってしまった世界を、カイを取り戻すために旅に出るのでした。 劇作家ハマナカトオルが、悪魔の鏡が広まった地上を、現代の地球で起こっている様々な問題に置き換えて、大胆な脚色でこの童話を現代に甦らせます。「凍り付いた心を溶かすものは・・・!」ミュージカル座版「雪の女王」にどうぞご期待ください!!
スタッフ プロフィール紹介
「雪の女王」をリメイクしたい理由 脚本・作詞・演出・振付/ハマナカトオル ミュージカル「雪の女王」を最初に手がけたのは、1989年。今から36年も前のことです。東京都市町村公立文化施設協議会発足記念公演として、歌手の山本リンダさんやアイドルの麻田華子さんの出演で上演しました。私は当時30歳。当時は結婚したばかりで、もともとは妻が子供の頃に読んでとても面白かったと言っていたので、私も読んでみてミュージカル化したいなと思ったのでした。そのあと講師をつとめていた舞台芸術学院ミュージカル部別科の卒業公演として2回上演し、4回目にミュージカル座公演として、創立から2年後の1997年に六行会ホールで上演しました。私と「雪の女王」のつきあいは長いのです。 今回は、ミュージカル座の初演「雪の女王」でカイ役を演じた梅沢明恵さんと話して、リメイクによる再演を企画しました。作曲家西出真理さんと組んで「ファミリア!」「イソップランド」とジュニア・ミュージカルを作って来て、そろそろ第3弾がほしかったのと、私にこの作品をリメイクしたい理由があったからです。リメイクしたい理由とは、原作の冒頭にある「悪魔の鏡」のくだりです。ある日悪魔が雲の上で「悪魔の鏡」を発明したと喜んでいます。この鏡は、人間のみにくいところや正しくないところがはっきりと大きく見える魔法の鏡なのでした。ところが、悪魔は間違ってこの鏡を地上に落としてしまいます。鏡は粉々に飛び散り、世界中に広まって人間の目に飛び込んだから大変です。人間たちはイジワルで冷たい心になって、あちこちでいさかいや戦いが起こります。少女ゲルダと仲のよかった少年カイの目の中にも「悪魔の鏡」がはいり、カイは冷たい心になって、北の国の果てからやってきた雪の女王に連れ去られてしまいます。さて、この「悪魔の鏡」ですが、なぜ原作のアンデルセンは、作品の冒頭にこの話を置いたのでしょう。私はこう思うのです。物事の悪い面ばかりを強調して見る現実の世界の人間の行動は、まさに悪魔の鏡が目にはいった状況と同じではないか。アンデルセンは、今の社会に対する警鐘を、この童話で語りたかったのではないかと。冷たい心になって雪の女王のお城に幽閉されたカイを、ゲルダが愛の涙の力で助けるラストシーンは、悪魔の鏡に支配されたこの世界を変えるのは、強い愛の力なのだという作者のメッセージでしょう。私は、ゲルダが旅をする世界を、現代の地球で起こっている様々な問題にリンクさせて描いてみたいと思うようになりました。それが、この作品をリメイクしたいと思った一番の原因です。その分、原作とは違う場面も描くことになると思いますが、この作品のメッセージは、もっと強く打ち出せると思っています。 今回のリメイクにあたり、音楽も全て新しくしたいと思ったので、西出真理さんに作曲をお願いしました。再び豪華なサウンドで、この童話世界を、色あざやかに描ききってくれるものと期待しています。一緒に演出と振付をしてくれるのは、ジュニア・ミュージカルに関して長年の経験と知恵を持つ梅沢明恵さんです。心強いスタッフを得て、今は私が台本を頑張る番です。現代の世界状況や人間が陥っている様々な問題を題材に、「雪の女王」の台本に挑みたいと思います。5月、ゴールデン・ウィークの開幕です。どのような仕上がりになるか、どうぞお楽しみに!
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〒330-0061 埼玉県さいたま市浦和区常盤9-8-15 松本ビル
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「ファミリア!」「イソップランド」に続く、ハマナカトオル(作・演出)と西出真理(音楽)によるジュニア・ミュージカルの新作! アンデルセン原作の名作童話を大胆な脚色で現代に甦らせる作品です。どうぞご期待ください!
キャスト・オーディションを
開催します!
メイン・キャストからアンサンブルまで、キャストのオーディションを行います。詳しくは、後日発表する「オーディション要項」をお読みになり、ご応募ください!
「雪の女王」は、童話作家アンデルセンが書いた名作童話です。悪魔が地上にばらまいてしまった「悪魔の鏡」は、世の中のみにくいところや正しくないところがくっきり大きく見える魔法の鏡なのでした。そのせいで人々はあちこちで戦いやいさかいを起こします。少年カイと少女ゲルダは仲良しでしたが、カイの目の中に悪魔の鏡が飛び込んだおかげで、カイはイジワルな心に変わってしまい、冷たい氷の果ての国からやってきた雪の女王に連れ去られてしまいます。ゲルダはバラの屋敷のロザリンさんの助けを借りて、「悪魔の鏡」が広まってしまった世界を、カイを取り戻すために旅に出るのでした。
劇作家ハマナカトオルが、悪魔の鏡が広まった地上を、現代の地球で起こっている様々な問題に置き換えて、大胆な脚色でこの童話を現代に甦らせます。「凍り付いた心を溶かすものは・・・!」ミュージカル座版「雪の女王」にどうぞご期待ください!!
1958年東京生まれ。ミュージカル作家・演出家・プロデューサー。俳優、宝田明氏が主催する宝田芸術学園でミュージカルを学び、舞台俳優の活動を経て脚本・演出家として独立。数々の作品を発表した。1993年から専門学校舞台芸術学院ミュージカル部別科の主任講師として、19回の卒業公演を作・演出。多くの生徒を育てた。1995年、国産の新作ミュージカルの創造と普及を目的に「ミュージカル座」を創立。劇団代表・座付作家・演出家・プロデューサーとして、「ひめゆり」「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」「ゴースト」「ロザリー」「ルルドの奇跡」「サイト」「アインシュタイン・フォーリーズ」「センス・オブ・ワンダー」「ガールズ・オン・ブロードウェイ」「ブロードウェイ殺人事件」「ニューヨーカーズ」「スウィング・ボーイズ」「舞台に立ちたい」「三人の花嫁」「コンチェルト」「雪の女王」「不思議なラヴ・ストーリー」「赤ひげ」「わだつみのこえ」「何処へ行く」「マザー・テレサ 愛のうた」「チェアーズ」「スター誕生」「おでかけ姫」「月に歌えば」「ハートスートラ」「結婚行進曲」「タイムトラベラー」「二人でミュージカル」「アワード」「クリスマスに歌えば」「踊る!埼玉」「ボードビル」「ファミリア!」「スター誕生2」「映画の都」「東京ミュージカル」「ハリウッドは大騒ぎ」「パラレル」「平和な星」「イソップランド」「ハーモニー」「ボディ~ボクと私のからだ~」「ピエ・イエス」「劇場の神様」等のオリジナル・ミュージカルや、「ママの恋人」「野の花」等のストレートプレイを発表。劇団外では、松竹「花いくさ」、黒木瞳「ママ・ラヴズ・マンボ」シリーズ、「今井清隆ファースト・コンサート」、「イル・ミュージカーレ」などを手がける。最近では、新しいミュージカル作家・作曲家・演出家のプロデュースに意欲的に取り組み、新しいクリエイターによる多くのオリジナル・ミュージカルを製作。日本のミュージカルの成長と普及のために力を尽くしている。公益社団法人日本演劇協会会員。
オーストラリア・シドニー生まれ。香港、東京育ち。日本大学芸術学部 音楽学科 作曲コース卒業、大学院芸術学研究科 音楽芸術(作曲) 専攻博士前期課程修了。大学ではクラシックや現代音楽の作曲法を学びながら、ミュージカル研究会に所属し、オリジナル・ミュージカル作品の作編曲や音源製作をする。卒業後も、舞台や映像作品、TV・ ラジオ・ ゲームのBGM、ポップス、クラシック等、多方面で作編曲活動を行う。国際ピアノデュオ作曲コンクール入賞、他多数受賞。
2018年には、人気ゲーム「ペルソナ」シリーズのショーイベントで使用される、ラップ・ミュージカル曲の作曲及び編曲をした。
近年音楽を担当した舞台作品に、「A Brilliant Christmas」「うねり〜踊らない二人〜」(ワンダーヴィレッジ主催)、「元彼鎮魂歌〜モトカレクイエム〜」(Mayolesque企画製作)など。舞台作品以外にも、アプリゲーム「メメントモリ」(キャラクターソング作曲)、Nintendo Switch用ゲーム「ときめきメモリアル Girl’s Side 4th Heart」(BGM編曲)、環境省による屋久島マナー動画「Island of Water YAKUSHIMA ~悠久をつむぐ屋久島~」(BGM作編曲)など、多岐に渡る作編曲活動を行っている。
2019年より、ミュージカル座ハマナカトオルとのコンビでミュージカル 「不思議なラヴ・ストーリー」「ファミリア! 」「映画の都」「ハリウッドは大騒ぎ」「イソップランド」「ピエ・イエス」を、苅谷和暉子とのコンビでミュージカル「相依為命~あいよっていのちをなす~」「MONTAGE」の作曲・編曲・音楽監督を手がけている。
東京都出身。ミュージカル座所属。
幼少期よりダンスを学び、レコード大賞や紅白歌合戦などダンサーとして多くのイベントやTV番組に出演。舞台芸術学院ミュージカル部別科卒業後、ミュージカル座創立と同時に入団。数多くの作品で演出助手や振付助手としてカンパニーを引っ張ってきた。「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」「舞台に立ちたい」「サイト」「アワード」「プロパガンダ・コクピット」「雲母紙鳶」などでは振付も担当。黒木瞳主演「ママ・ラヴズ・マンボ」3作品では振付助手をつとめた。最近はハマナカトオル作品「ひめゆり」「何処へ行く」「ルルドの奇跡」「ハートスートラ」「ファミリア!」「ハリウッドは大騒ぎ」「サイト」「平和な星」「イソップランド」「ハーモニー」「ボディ」「劇場の神様」「クリスマスに歌えば」の演出・振付を担当している。
2026年05月06日(水) ~ 05月10日(日)
☞ 品川駅から京浜急行で2駅
「新馬場駅」下車、北口より徒歩3分
※各駅停車をご利用ください。
☎ 03-3471-3200
決定次第、発表いたします。
| ミュージカル座 |
|---|
| ☎048-825-7460 |
〠 330-0061
埼玉県さいたま市浦和区常盤9-8-15 松本ビル
※郵便物などはこちらへお願いします。
【東京営業所】
〠170-0013
東京都豊島区東池袋1-34-5 いちご東池袋ビル6F
TEL:048-825-7460
FAX:048-825-7461
E-mail:m-za.info@musical-za.co.jp
ミュージカル「雪の女王」を最初に手がけたのは、1989年。今から36年も前のことです。東京都市町村公立文化施設協議会発足記念公演として、歌手の山本リンダさんやアイドルの麻田華子さんの出演で上演しました。私は当時30歳。当時は結婚したばかりで、もともとは妻が子供の頃に読んでとても面白かったと言っていたので、私も読んでみてミュージカル化したいなと思ったのでした。そのあと講師をつとめていた舞台芸術学院ミュージカル部別科の卒業公演として2回上演し、4回目にミュージカル座公演として、創立から2年後の1997年に六行会ホールで上演しました。私と「雪の女王」のつきあいは長いのです。
今回は、ミュージカル座の初演「雪の女王」でカイ役を演じた梅沢明恵さんと話して、リメイクによる再演を企画しました。作曲家西出真理さんと組んで「ファミリア!」「イソップランド」とジュニア・ミュージカルを作って来て、そろそろ第3弾がほしかったのと、私にこの作品をリメイクしたい理由があったからです。リメイクしたい理由とは、原作の冒頭にある「悪魔の鏡」のくだりです。ある日悪魔が雲の上で「悪魔の鏡」を発明したと喜んでいます。この鏡は、人間のみにくいところや正しくないところがはっきりと大きく見える魔法の鏡なのでした。ところが、悪魔は間違ってこの鏡を地上に落としてしまいます。鏡は粉々に飛び散り、世界中に広まって人間の目に飛び込んだから大変です。人間たちはイジワルで冷たい心になって、あちこちでいさかいや戦いが起こります。少女ゲルダと仲のよかった少年カイの目の中にも「悪魔の鏡」がはいり、カイは冷たい心になって、北の国の果てからやってきた雪の女王に連れ去られてしまいます。さて、この「悪魔の鏡」ですが、なぜ原作のアンデルセンは、作品の冒頭にこの話を置いたのでしょう。私はこう思うのです。物事の悪い面ばかりを強調して見る現実の世界の人間の行動は、まさに悪魔の鏡が目にはいった状況と同じではないか。アンデルセンは、今の社会に対する警鐘を、この童話で語りたかったのではないかと。冷たい心になって雪の女王のお城に幽閉されたカイを、ゲルダが愛の涙の力で助けるラストシーンは、悪魔の鏡に支配されたこの世界を変えるのは、強い愛の力なのだという作者のメッセージでしょう。私は、ゲルダが旅をする世界を、現代の地球で起こっている様々な問題にリンクさせて描いてみたいと思うようになりました。それが、この作品をリメイクしたいと思った一番の原因です。その分、原作とは違う場面も描くことになると思いますが、この作品のメッセージは、もっと強く打ち出せると思っています。
今回のリメイクにあたり、音楽も全て新しくしたいと思ったので、西出真理さんに作曲をお願いしました。再び豪華なサウンドで、この童話世界を、色あざやかに描ききってくれるものと期待しています。一緒に演出と振付をしてくれるのは、ジュニア・ミュージカルに関して長年の経験と知恵を持つ梅沢明恵さんです。心強いスタッフを得て、今は私が台本を頑張る番です。現代の世界状況や人間が陥っている様々な問題を題材に、「雪の女王」の台本に挑みたいと思います。5月、ゴールデン・ウィークの開幕です。どのような仕上がりになるか、どうぞお楽しみに!