うだつの上がらない劇作家、田辺一星に、その助手である玉木太郎が新劇場のこけら落とし公演の仕事を持ってくる。しかしそれは、予定していた作家が病気や不慮の事故で次々と変わり、短期間で作り上げなければならない、誰も引き受けない仕事だった。だが、当初からキャスト・スタッフの変更はなく、超一流と呼ばれる大物俳優、人気トレンディ俳優を相手に劇作家の田辺は一旗揚げようと、自ら作・演出をかって出る。しかしその他のキャストも、クセモノだらけだった・・・。 劇作家と演出助手の二人を中心に、作曲家、大物俳優、プロデューサー、スポンサー、舞台監督、衣裳、照明スタッフ、アクション俳優、コーラスガールなど、公演に携わる全てのメンバーに襲いかかる、ありえないトラブルの連続の中、初演のステージを綱渡りで成功させようと奮闘する、スーパードタバタコメディの決定版。果たして幕は開くのか!?
ミュージカル作家・演出家・プロデューサー。 舞台芸術学院でミュージカルを学び、その後ミュージカル座の中心俳優として多くの作品に立ちながら、ミュージカル作家、演出家としても活躍し、「ロイヤルホストクラブ」「トラブルショー」「マリオネット」「タイム・フライズ」「ブレイン・ストーム」「ニッキー」を発表。ユーモアをふんだんに織り交ぜながら、ストーリーの核心へと展開させていく作風と筆力は、新聞等の劇評でも絶賛され高い評価を受け、多数の作品が日本芸術文化振興会の助成対象事業に採択されている。また、ディズニー・アニメ「くまのプーさん」プーの吹替えを2003年から担当し、声優としても活躍している。日テレ学院、日本工学院で俳優・声優・ミュージカル講師として、若手の育成にも力を注ぐ。
一般社団法人日本劇作家協会会員。
不運な劇作家
「田辺一星」
高橋卓士作家の田辺を支える
敏腕演出助手
「玉木太郎」
リアリズムを追求す
る堅物の大物俳優
「仙石丈二」
シェイクスピアか
ぶれの大物女優
「大村光代」
スポンサーの愛人
パッパラパー女優
「青空 葵」
影薄いアングラ俳優
「日影のりお」
尻軽イケメン俳優
「火野 竜」
適当プロデューサー
「小松茂雄」
成金スポンサー
「大熊寿三郎」
完璧主義の作曲家
「リッキー吉野」
人情派の舞台監督
「山寺修司」
2017年02月23日(木) ~ 02月27日(月)
☞ 都営地下鉄大江戸線「光が丘駅」下車 A4出口
☎ 03-3976-2000
12:30 | 17:30 | 18:30 | |
2/23(木) | |||
2/24(金) | |||
2/25(土) | |||
2/26(日) | |||
2/27(月) |
★出演者変更のお知らせ★
開場は開演の30分前です。
本公演は一部ダブルキャストで上演いたします。
残席ある場合は、公演開演の1時間前より当日券を販売いたします。ご観劇当日のご予約は承っておりません。当日券をご利用ください。
出演者並びに出演スケジュールに変更がありました場合は、何卒悪しからずご了承ください。出演者変更の場合でも、他日への変更、払い戻しはいたしかねます。
3歳以下のお子様はご入場できません。
〠 330-0061
埼玉県さいたま市浦和区常盤9-8-15 松本ビル
【東京営業所】
〠170-0013
東京都豊島区東池袋1-34-5 いちご東池袋ビル6F
TEL:048-825-7460
FAX:048-825-7461
E-mail:m-za.info@musical-za.co.jp
「トラブルショー」は、その名の通りTROUBLEをSHOWにした作品です。
舞台公演の打ち上げの席では、必ずと言っていいほど本番の失敗談に花が咲き、大盛り上がりしているのが常です。まさしく“すべらない話”で鉄板です。そんな光景を遠巻きに眺めながら、「本番中のアクシデントや失敗が次々と起こるコメディを創ろう!」と思い立ったのです。この作品は何と言っても王道のバックステージものですから、舞台裏を見せないことには始まりません。一幕では登場人物の背景をユーモアたっぷりに描きながら、重厚な劇中劇を展開させ、二幕では劇中劇の本番の舞台裏を表現しています。二幕では一見お芝居が主となりますが、観客には見えない本舞台からは一幕で聞いた劇中劇の楽曲が聞こえてくる。それにより観客は袖中で進行するキャスト・スタッフのドタバタ劇を楽しむと同時に、一幕で見た劇中劇を思い浮かべながら想像の中で本舞台を見る・・・。これがやりたかった為に、幕間20分間の休憩時間すべてを費やして、カンパニー総動員で舞台美術の大規模なセットチェンジを行うことになるとは・・・まさに舞台裏を描いた舞台裏もドタバタなのです。そんな「トラブルショー」は強烈に自分に問いかけてきます。「いつもショーマンシップの精神を忘れずに、観客を喜ばせようとしているか!?」「困難から逃げだそうとせず、今を精いっぱい生きているか!?」と。まぁでも、トラブルなんか時が経てば、誰かを笑わせるいいネタに変わるのです。だからトラブルが起こったらこう思うことにしています。TROUBLEをSHOWにしよう!と。