●1998年月刊「ミュージカル」年間ベストテン第7位(再演) ●2002年月刊「ミュージカル」年間ベストテン第9位(再演) ●2004年月刊「ミュージカル」年間ベストテン第8位(再演) ●2004年第6回東京芸術劇場ミュージカル月間優秀賞受賞
1996年の初演以来、日本の夏のミュージカルとして上演を続けるミュージカル「ひめゆり」。太平洋戦争末期の沖縄で犠牲となったひめゆり学徒隊の悲劇を、全編41曲の歌で綴るポップオペラ形式のミュージカルとして描き、戦争の悲惨さと命の尊さを力強く描いたミュージカル座の代表作です。再演のたびに脚本・音楽・演出に手が加えられ、堂々としたスケールの大作へと進化して来ました。「レ・ミゼラブル」「ミス・サイゴン」等の音楽監督をつとめる日本のミュージカル音楽の第一人者、山口琇也と、ミュージカル座代表のハマナカトオルが、使命感を持って創り上げた作品です。迫り来る戦争の恐ろしいリズムと、乙女の美しいアリアが交錯する舞台は、悲劇に向けて一直線に突き進み、奇跡的に生き残った少女によって、生きている感動のフィナーレへと高鳴っていく。ミュージカルというジャンルだからこそ表現できた音楽と演出の迫力が、実話である重みと、実力キャストの圧倒的な歌声と共に胸に迫るミュージカルです。
これまで、日本のミュージカル界を代表する実力キャストの共演で上演を重ねてきた「ひめゆり」。日本のミュージカルとしては珍しい全編歌で綴るミュージカルのため、主要キャストから、オーディションで選ばれた新キャストまで、毎回優れた歌唱力のキャストが話題となってきました。また、プロで活躍するミュージカル俳優を多く輩出してきたミュージカルの“登竜門”としても実績のある作品です。2015年の公演は、主演のキミ役に初出演のはいだしょうこさん、上原婦長役に木村花代さん、檜山上等兵役に松原剛志さん、滝軍曹役に小野田龍之介さんの出演が決定。さらに、ふみ役に長谷川ゆうりさんと岡村さやかさん、「小鳥の歌」を歌うゆき役に中村萌子さんと水野貴以さん、はる役に仲里美優さんと田宮華苗さん、杉原上等兵役に麻田キョウヤさんと染谷洸太さんなど実績のある実力キャストに、魅力的な新キャストが加わった素晴らしいカンパニーでお贈りいたします! どうぞご期待ください!!
昭和20年(1945年)、20万人以上の犠牲者を出した沖縄戦から、2015年で70年。国内唯一の地上戦であった沖縄戦の特徴は、軍隊と一般民衆が、一緒に戦場の中へ巻き込まれた戦争であったことです。沖縄師範学校女子部と沖縄県立第一高女の女子生徒も、「ひめゆり学徒隊」となって、南風原陸軍病院へ従軍看護婦として動員されました。全部で320人が戦争に直接参加。224人が戦死し、ひめゆりの塔にまつられています。本来は戦争とは無関係であるべき女子高生が、戦争の最前線に巻き込まれてしまった悲劇です。また、戦争を正当化する軍事教育の恐ろしさ、味方の日本兵でさえ住民を虐殺する殺人者に変えてしまう戦争の実相がここにあります。美しい自然にあふれた沖縄で、かつて人類史上稀に見る悲劇が起きたことを心に刻み、二度と再び繰り返さないために、戦争を語り継いで行く事が、今を生きる私たちのできることです。節目の年に、平和の大切さを心に刻むため、このミュージカルを伝えます。
宝塚歌劇団出身。2003年からNHK「おかあさんといっしょ」うたのおねえさんとして活躍。その後は、TV出演、コンサート活動、舞台出演と幅広く活躍。舞台は「はいだしょうこファミリーコンサート」「ミュージカル「若草物語」主演ルイーザ役、ブロードウェイ・ミュージカル「回転木馬」キャリー役、ミュージカル「王様と私」タプチム役などを演じている。ミュージカル「ひめゆり」には、初主演となる。
劇団四季の主演女優として、「オペラ座の怪人」クリスティーヌ役、「美女と野獣」ベル役、「ウエストサイド物語」マリア役、「ウィキッド」グリンダ役など数々のヒロインを演じ、2012年退団後は、東宝ミュージカル「ミス・サイゴン」エレン役、韓国オリジナル・ミュージカル「パルレ」主演ナヨン役など、ミュージカルやコンサートで活躍。ミュージカル「ひめゆり」上原婦長役は、2013年に続いて2度目の出演。
1999年、「ウルトラマンベストヒットメドレー」でCDデビュー後、ミュージカルにも活躍の場を広げ、2005年初舞台「ボーイ フロム オズ」以降、「プロデューサーズ」「タイタニック」「アリス・イン・ワンダーランド」「何処へ行く」など多数のミュージカルに出演。2009年の「レ・ミゼラブル」では、アンジョルラス役を務めた。「ひめゆり」檜山上等兵役は、2014年に続いて2度目の出演。
幼少よりミュージカルを中心に活躍。2011年にはシルヴェスター・リーヴァイ国際ミュージカル歌唱コンクール&コンサート」へ出演し、リーヴァイ特別賞を受賞する。主な出演作に「ルドルフ・ザ・ラストキス」「サイド・ショウ」「モーツァルト!」「アリス・イン・ワンダーランド」他多数。ミュージカル座は、「アイランド~かつてこの島で」「カムイレラ」に出演。「ひめゆり」には初出演となる。
はいだしょうこ( ・ )
木村花代( ・ )
松原剛志( ・ )
小野田龍之介( ・ )
岡 智( ・ )
【組キャスト・組キャスト】
長谷川ゆうり・ 岡村さやか
仲里美優・田宮華苗
梅沢明恵・福田奈実
藤澤知佳・柑奈めい
西 利里子・内田莉紗
中村萌子・水野貴以
小林夏実・麦谷八絵
麻田キョウヤ ・染谷洸太
奈良坂潤紀・佐野信輔
紺屋 梓・佐々木由布
遠藤友歌里・井上ゆかり
村上恵子・中野彩美
織野友貴・村上桃子
稲川佳穂・三浦惠子
秋山美里・小野川もえ夏
半澤友里恵・後藤伽耶
古清水愛奈・藤原加奈子
望月 清・中嶋彩乃
村岸優希・井上結加里
北條優佳・鈴木麻祐理
石川里奈・鈴奈けい
野上裕加・田中由宇
荘司味可・高橋 梢
芳野夏美・井越有彩
古庄美和・友松花穂
二本松広子・村田聡子
山下恵梨花・角谷有美
田邊来菜・宮野つくり
菅野真以・広音きみ
早山可奈子・滝口恵梨果
菅野ゆうな・平田里美
川添由美子・君島久子
栗原愛実・菊川陽子
照屋舞子・稲葉愛夢
平山 透( ・ )
佐野信輔・奈良坂潤紀
染谷洸太・麻田キョウヤ
松田直樹( ・ )
小城祐介( ・ )
渡辺 昇( ・ )
小林龍太( ・ )
高橋宏治( ・ )
長谷川太紀( ・ )
宮本聖也( ・ )
蔦木竜堂( ・ )
吉田哲也( ・ )
2015年07月16日(木) ~ 07月21日(火)
☎ 03-5244-1010
13:00 | 18:00 | 18:30 | |
7/16(木) | |||
7/17(金) | |||
7/18(土) | |||
7/19(日) | |||
7/20(月・祝) | |||
7/21(火) |
7/21(火)の2階S席、A席、B席は完売となりました。
開場は開演の30分前です。
組・ 組の一部ダブルキャストで上演いたしますが、はいだしょうこ、木村花代、松原剛志、小野田龍之介は全ステージ出演いたします。
残席ある場合は、公演開演の1時間前より当日券を販売いたします。ご観劇当日のご予約は承っておりません。当日券をご利用ください。
出演者ならびに出演スケ ジュールに変更がありました場合は、何卒悪しからずご了承ください。出演者変更の場合でも、他日への変更、払い戻しはいたしかねます。
未就学児童のご入場はできません。
ひめゆり部隊の悲劇は、ミュージカルで語られてこそ、後世まで伝わるのだ。
小藤田千栄子氏評 【「ミュージカル」誌1997年2月号】
こみあげる平和への願い。キャストの人たちにブラヴォーの声をかけたい。
小田島雄志氏評 【産経新聞1998年12月3日】
ドラマティックなナンバー。戦争の悲惨さと命の尊さを歌い上げて感動的。
山内佳寿子氏評 【「ミュージカル」誌1997年1月号】
粒よりの歌役者の個性的歌唱と合唱が観客全てを感動させた。
瀬川昌久氏評 【「ミュージカル」誌2005年9月号】
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子どもの頃から本田美奈子さんが大好きで、まさにお客さんとして見ていたキミ役を演じられる事を光栄に思います。 先日の撮影で当時から使われている防空頭巾をかぶらせて頂き、改めて、歴史あるこの役をさせて頂ける嬉しさと責任を実感しています。 幼い頃、祖母が体験した戦争の悲惨さや過酷さを聞いたことがありました。今の時代は、戦争のことについて身内や周りの人から聞ける環境や触れ合う機会が少なく、大切な事を忘れかけているのではないのかなと思います。今回、キミ役を通して、戦争の事についてもう一度考えて頂くと共に、命の大切さや生きることの喜びなど、絶対忘れてはいけない事をみなさんに伝えられたらと思います。