2023年の年の瀬に贈る、ミュージカル座の新作ミュージカル!!
2023年12月6日(水)~10日(日)
〒140-0001 東京都品川区北品川2-32-3 TEL:03-3471-3200
「パラレル」アーカイブ配信&DVD販売決定! 配信日程・販売価格 DVD販売価格
パラレル・ワールドを行き来できるようになったマリコは、ほかの宇宙で違う人生を歩む自分を経験し、理想的な自分をさがし始める。はたして、本当に納得できる自分は、どの宇宙にいる私なのか。話題のマルチバース、パラレル・ワールドをテーマに、人生の理想を探し求める新作SFミュージカル!
ストーリー マリコは、やまちゃんの求婚を断った。マリコと山ちゃんは小学生からの幼馴染みで、山ちゃんはずっとマリコを好きだったが、マリコはSFオタクで就職もせずユーチューブを配信している山ちゃんと結婚する気はなかった。マリコの人生も理想とはほど遠いものだった。看護師だが、日々の仕事に夢をなくし、職場の病院で出会うのは病人と既婚の医者だけで、健康な独身男性との出会いも期待出来なかった。一人だけ好きになれそうな勅使河原さんという男性の医者がいたが、彼にはなにか謎があるようだった。マリコのママ悦子も、パパに先立たれて新たに人生を変える意欲もなくしているように見えた。結婚相談所を訪れると、カウンセラーの調査で、結婚の可能性はわずか2%と出てしまう。マリコの頭の中には、いつも違う人生を生きる自分がいた。「ああ、もっと輝く人生を送る私だったら・・・。」 マリコが憧れていたのは、理想の自分。しかし、人生を変える勇気もきっかけもなかった。山ちゃんも配信しているユーチューブの動画で、マルチバースやパラレル・ワールドの話を知るマリコ。眠れないマリコは、病院で処方された「新しく開発された眠剤」を飲んで床につく。すると幻覚のような症状が起き、ミュージカル・スターを生きる自分、プリンセスになった自分、戦争の世界を生きる自分を体験する。夢かと思ったが、夢よりずっとリアルな体験だった。ママの悦子も山ちゃんも勅使河原さんも、違う世界ではまったく違う人生を生きていた。パパが生きている世界もあった。生きているパパと戦争の世界を生き抜く強くたくましい兵士のママとも出会った。そして、その世界でパパが亡くなった真実も知ることになる。 マリコは、SFオタクの山ちゃんと共にパラレル・ワールドの世界を探求する。だが、そんな憧れていた別の人生にも、それぞれ想像を超える苦労があった!・・・さて、マリコが見いだした理想の人生とは!?
■上演スケジュール 上演時間:2時間25分(休憩含む)
※受付開始および開場は開演の30分前です。 ■会場内ではマスクのご着用をお願い致します。(ご観劇中のマスク着用は任意です。) ■ご来場の際、劇場入り口にて検温を実施いたします。 ■終演後の面会はございません。 ■差し入れ・プレゼント・お手紙などのお預かりにつきましては、下記注意事項をご確認いただき、一部お受け取り可能となります。
出 演
ミュージカル「パラレル」について 脚本・作詞・演出・振付 ハマナカトオル
この宇宙は多元宇宙で、何かを選択するたび違う宇宙に別れて行き、無数の宇宙が存在するという説があります。単なるSFではなく、最新の量子力学の考え方だとして、インターネット上でも様々に取り上げられています。世界中に多くの研究者がいるそうです。マルチバースやパラレル・ワールドといった単語がよく使われ、この世は仮想現実かもしれないとか、ニュートン的な世界観しか信じられない私のような古い頭の人間には、驚くばかりの世界観が紹介される時代ですが、どこまで本当なんでしょうか? いやあ、本当かどうかの判断は私なんかには無理だとしても、面白いなあと思っているのです。舞台の作り手である私にとっては、宇宙の在り方に対する新しい考えは、とても興味のある話題です。なぜなら、私たちが存在する世界に対する考え方が変わるということは、舞台の根本から変わるのと同じだからです。ギリシャ悲劇の時代から描かれ続けて来た人間の舞台も、生きている世界が変われば変わります。イプセンやチェーホフの時代と変わってしまうのです。私は今やイプセンやチェーホフを読むと思います。確かに傑作だが、でも君たちは量子力学を知らなかっただろう? 私はこの世界で生きながら、もっと別な人生を選んで歩いていたらどうだったろうという考えに時々とらわれるため、この話題に興味を持っていました。実は、前に一度、そんな台本を書いたことがあるのです。「二人でミュージカル」第二話「同窓会」がそれで、熟年夫婦に高校の同窓会の通知が届き、もし別の人と結婚していたらどんな人生を歩んだろうと、お互いに妄想する話です。これはマルチバースじゃない? さて、寝る前に好きなYouTube動画を見るのが好きな私は、都市伝説系の動画サイトで、こうした話題を見るたび、インターネットの動画サイトも登場するマルチバースの話を書いてみたいと思い始めていたところ、今年のアカデミー作品賞はマルチバースの映画だとニュースで知って驚き、その日のうちに観に行きました。「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」通称「エブエブ」と呼ばれている映画です。こんなSFカンフー・アクション・コメディがアカデミー作品賞を獲るんだとびっくりしましたが、マルチバースという考え方は、人間の心の中にいつも存在しているなあという思いは強くなりました。誰だって、あの時別の決断をしていれば人生変わったかもしれないと思うものですよね。 執筆は2023年9月。「ファミリア!」が終わり「ハリウッドは大騒ぎ」の台本を書き上げ、すぐに取りかかりました。公演が重なり忙しかったのですが、毎日早起きして少しずつ書き進めました。書きたかった作品でもあり、朝の光の中での執筆はウキウキして楽しかったですね。 今回初めてコンビを組む作曲家は、浅野五朗さん。先日一茶企画の「Listen to My Life」を観劇して、素敵な音楽が印象に残りました。お話してみて、「ET」や「スター・ウォーズ」などの巨匠ジョン・ウィリアムズが大好きだとおっしゃるので、このSF作品を壮大な音楽で盛り上げてくれるものと期待していましたら、出来上がってきた音楽を聴いてびっくり。この人、天才じゃないかしら。センスあり、世界観あり、ユーモアあり。そしてどの曲も予想を上回るスケール感。まだ稽古途中の段階ですが、楽しみがどんと増えました。役にぴったりすぎる素敵なキャストの皆様にも恵まれたので、こんなに幸せなことはありません。これから初日まで、全力を上げてこの舞台作りに専念致します。どうぞご期待ください。
スタッフ プロフィール紹介
スタッフ 脚本・作詞・演出・振付:ハマナカトオル/作曲・編曲・音楽監督:浅野五朗
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配信日程・販売価格
12月28日(金)0:00~1月3日(木)23:59
※各組共通
4,500円(税込)/各組
DVD販売価格
6,800円(税込)/各組
(6,070円+送料等730円)
あなたは、ほかの宇宙のあなたと出逢う。
パラレル・ワールドを行き来できるようになったマリコは、ほかの宇宙で違う人生を歩む自分を経験し、理想的な自分をさがし始める。はたして、本当に納得できる自分は、どの宇宙にいる私なのか。話題のマルチバース、パラレル・ワールドをテーマに、人生の理想を探し求める新作SFミュージカル!
「東京ミュージカル」「ひめゆり」「ゴーストミュージカル」等のミュージカルを創作してきたミュージカル座代表ハマナカトオルの書き下ろし新作ミュージカル。作曲は、OSK日本歌劇団「Salieri&Mozart」、「JONNYS’ 2020WORLD(帝国劇場)」、一茶企画「Listen to My Life」等の音楽を手がけた音楽家、浅野五朗。二人のタッグは、本作品が初めてとなる。
キャストは、主演のマリコ役に劇団員の田宮華苗と、抜擢された期待の新人、水越里歌。マリコのママ役にはベテランの旺なつき、パパ役に内田直哉。さらに、麻田キョウヤ、高野絹也、伊藤俊彦、藤澤知佳ら、ハマナカ作品常連の実力キャストが勢揃いして巻き起こす魅惑の舞台です。どうぞご期待ください。
マリコは、やまちゃんの求婚を断った。マリコと山ちゃんは小学生からの幼馴染みで、山ちゃんはずっとマリコを好きだったが、マリコはSFオタクで就職もせずユーチューブを配信している山ちゃんと結婚する気はなかった。マリコの人生も理想とはほど遠いものだった。看護師だが、日々の仕事に夢をなくし、職場の病院で出会うのは病人と既婚の医者だけで、健康な独身男性との出会いも期待出来なかった。一人だけ好きになれそうな勅使河原さんという男性の医者がいたが、彼にはなにか謎があるようだった。マリコのママ悦子も、パパに先立たれて新たに人生を変える意欲もなくしているように見えた。結婚相談所を訪れると、カウンセラーの調査で、結婚の可能性はわずか2%と出てしまう。マリコの頭の中には、いつも違う人生を生きる自分がいた。「ああ、もっと輝く人生を送る私だったら・・・。」
マリコが憧れていたのは、理想の自分。しかし、人生を変える勇気もきっかけもなかった。山ちゃんも配信しているユーチューブの動画で、マルチバースやパラレル・ワールドの話を知るマリコ。眠れないマリコは、病院で処方された「新しく開発された眠剤」を飲んで床につく。すると幻覚のような症状が起き、ミュージカル・スターを生きる自分、プリンセスになった自分、戦争の世界を生きる自分を体験する。夢かと思ったが、夢よりずっとリアルな体験だった。ママの悦子も山ちゃんも勅使河原さんも、違う世界ではまったく違う人生を生きていた。パパが生きている世界もあった。生きているパパと戦争の世界を生き抜く強くたくましい兵士のママとも出会った。そして、その世界でパパが亡くなった真実も知ることになる。
マリコは、SFオタクの山ちゃんと共にパラレル・ワールドの世界を探求する。だが、そんな憧れていた別の人生にも、それぞれ想像を超える苦労があった!・・・さて、マリコが見いだした理想の人生とは!?
1958年東京生まれ。ミュージカル作家・演出家・プロデューサー。俳優、宝田明氏が主催する宝田芸術学園でミュージカルを学び、舞台俳優の活動を経て脚本・演出家として独立。数々の作品を発表した。1993年から専門学校舞台芸術学院ミュージカル部別科の主任講師として、19回の卒業公演を作・演出。多くの生徒を育てた。1995年、国産の新作ミュージカルの創造と普及を目的に「ミュージカル座」を創立。劇団代表・座付作家・演出家・プロデューサーとして、「ひめゆり」「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」「ゴーストミュージカル」「ロザリー」「ルルドの奇跡」「サイト」「アインシュタイン・フォーリーズ」「センス・オブ・ワンダー」「ガールズ・オン・ブロードウェイ」「ブロードウェイ殺人事件」「ニューヨーカーズ」「スウィング・ボーイズ」「舞台に立ちたい」「三人の花嫁」「コンチェルト」「雪の女王」「不思議なラヴ・ストーリー」「赤ひげ」「わだつみのこえ」「何処へ行く」「マザー・テレサ 愛のうた」「チェアーズ」「スター誕生」「おでかけ姫」「月に歌えば」「ハートスートラ」「結婚行進曲」「タイムトラベラー」「二人でミュージカル」「アワード」「クリスマスに歌えば」「踊る!埼玉」「ボードビル」「ファミリア!」「スター誕生2」「映画の都」「東京ミュージカル」等のオリジナル・ミュージカルや、「ママの恋人」「野の花」等のストレートプレイを発表。劇団外では、松竹「花いくさ」、黒木瞳「ママ・ラヴズ・マンボ」シリーズ、「今井清隆ファースト・コンサート」、「イル・ミュージカーレ」などを手がける。最近では、新しいミュージカル作家・作曲家・演出家のプロデュースに意欲的に取り組み、新しいクリエイターによる多くのオリジナル・ミュージカルを製作。日本のミュージカルの成長と普及のために力を尽くしている。次回作は10月初演の新作ミュージカル「ハリウッドは大騒ぎ」。公益社団法人日本演劇協会会員。「ハマナカトオル作品集」HPを設置している。
エピック系の壮大なオーケストラ曲から、民族系、ロック、ジャズ、ポップスの歌モノ、アバンギャルドで前衛的なものまで、型に収まりきらない幅広いジャンルの音楽性で、これまで様々な方面での楽曲制作に関わる。京都在住で関西を拠点に音楽家として活動中。
主な作品はOSK日本歌劇団「Salieri & Mozart」、「JOHNNYS’ 2020 World(帝国劇場)」、一茶企画「Listen to My Life」、「レビュー春の踊り(新橋演舞場)」、「歌劇ザ・レビュー チーム奏(ハウステンボス会場)」、mint Music「HIGT FLY YELL!!(大阪・近鉄アート館)」、あにまるぷらねっと「星屑ヘリオグラフ」、NHKサウンドライブラリー等。ミュージカル座への作曲は今回が初めてとなる。
マリコ
田宮華苗マリコ
水越里歌悦子(ママ)
旺なつき山ちゃん
勅使河原さん
Q太
■
青山さん
青山さん
P子
P子
バブル
バブル
シスター・ミミー
シスター・ミミー
丸山さん
丸山さん
川島さん
川島さん
島崎さん
島崎さん
松本さん
松本さん
かおり
かおり
あつこ
あつこ
しのぶ
しのぶ
ゆめじ
ゆめじ
ゆずる
ゆずる
木村さん
木村さん
石黒さん
石黒さん
花巻さん
花巻さん
小宮山さん
小宮山さん
スミレ
スミレ
ハナコ
ハナコ
宗太郎(パパ)
内田直哉2023年12月06日(水) ~ 12月10日(日)
☞ 品川駅から京浜急行で2駅 「新馬場」駅下車徒歩3分 ※各駅停車をご利用ください。
☎ 03-3471-3200
ヒル | ヨル | |
12/6(水) | 18:30 | |
12/7(木) | 18:30 | |
12/8(金) | 13:00 | 18:30 |
12/9(土) | 13:00 | 18:00 |
12/10(日) | 11:30 | 16:00 |
受付開始および開場は開演の30分前です。
※本公演は 組・ 組の一部シングルキャストで上演致します。
※出演者ならびに出演スケジュールに変更がありました場合は、何卒悪しからずご了承下さい。出演者変更の場合でも、払い戻しはいたしかねます。
※残席ある場合は、劇場受付にて当日券を開演30分前より販売いたします。ご観劇当日のご予約は承っておりません。当日券をご利用下さい。
※未就学児童のお子様のご入場はできません。
※車いすでご来場されるお客様は、お席の指定などがございますので、ミュージカル座までご連絡をお願い致します。
■会場内ではマスクのご着用をお願い致します。(ご観劇中のマスク着用は任意です。)
■ご来場の際、劇場入り口にて検温を実施いたします。
体温が37.5℃以上の方、体調がすぐれない方には、ご入場をお断りさせていただきます。悪しからずご了承ください。
■終演後の面会はございません。
■差し入れ・プレゼント・お手紙などのお預かりにつきましては、下記注意事項をご確認いただき、一部お受け取り可能となります。
※お客様から、出演者へ直接のお渡しは出来ません。ロビーにて、お預けください。
※生ものや、手作りの食べ物はお受け取り出来ません。
※注意事項にのっとり、お持ちいただいてもお預かりを辞退させていただく場合もございます。予めご了承ください。
【スタンド花・アレンジ花・お花束について】
■ロビーに飾るお祝い花(スタンド・アレンジ・鉢物)について。
※ラメで装飾されているお花はご遠慮下さい。
《お受け取り可能日時》
12/6(水)13時~15時
(上記は目安の時間帯です。多少お時間がずれてもお受け取り可能です。)
《指定業者について》
お祝い花をお贈りいただく際は、下記の指定業者へのお申込みをお願い致します。
株式会社PREMIER GARDEN(プレミアガーデン)
https://www.prrr.jp/
※ご注文はWEBサイトよりお申込み下さい。
※お届け先には「出演者名」の記載をお願いいたします。
※WEBサイトには、お祝い花写真の例も掲載されております。ご参照下さい。
〠 330-0061
埼玉県さいたま市浦和区常盤9-8-15 松本ビル
【東京営業所】
〠170-0013
東京都豊島区東池袋1-34-5 いちご東池袋ビル6F
TEL:048-825-7460
FAX:048-825-7461
E-mail:m-za.info@musical-za.co.jp
この宇宙は多元宇宙で、何かを選択するたび違う宇宙に別れて行き、無数の宇宙が存在するという説があります。単なるSFではなく、最新の量子力学の考え方だとして、インターネット上でも様々に取り上げられています。世界中に多くの研究者がいるそうです。マルチバースやパラレル・ワールドといった単語がよく使われ、この世は仮想現実かもしれないとか、ニュートン的な世界観しか信じられない私のような古い頭の人間には、驚くばかりの世界観が紹介される時代ですが、どこまで本当なんでしょうか? いやあ、本当かどうかの判断は私なんかには無理だとしても、面白いなあと思っているのです。舞台の作り手である私にとっては、宇宙の在り方に対する新しい考えは、とても興味のある話題です。なぜなら、私たちが存在する世界に対する考え方が変わるということは、舞台の根本から変わるのと同じだからです。ギリシャ悲劇の時代から描かれ続けて来た人間の舞台も、生きている世界が変われば変わります。イプセンやチェーホフの時代と変わってしまうのです。私は今やイプセンやチェーホフを読むと思います。確かに傑作だが、でも君たちは量子力学を知らなかっただろう?
私はこの世界で生きながら、もっと別な人生を選んで歩いていたらどうだったろうという考えに時々とらわれるため、この話題に興味を持っていました。実は、前に一度、そんな台本を書いたことがあるのです。「二人でミュージカル」第二話「同窓会」がそれで、熟年夫婦に高校の同窓会の通知が届き、もし別の人と結婚していたらどんな人生を歩んだろうと、お互いに妄想する話です。これはマルチバースじゃない? さて、寝る前に好きなYouTube動画を見るのが好きな私は、都市伝説系の動画サイトで、こうした話題を見るたび、インターネットの動画サイトも登場するマルチバースの話を書いてみたいと思い始めていたところ、今年のアカデミー作品賞はマルチバースの映画だとニュースで知って驚き、その日のうちに観に行きました。「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」通称「エブエブ」と呼ばれている映画です。こんなSFカンフー・アクション・コメディがアカデミー作品賞を獲るんだとびっくりしましたが、マルチバースという考え方は、人間の心の中にいつも存在しているなあという思いは強くなりました。誰だって、あの時別の決断をしていれば人生変わったかもしれないと思うものですよね。
執筆は2023年9月。「ファミリア!」が終わり「ハリウッドは大騒ぎ」の台本を書き上げ、すぐに取りかかりました。公演が重なり忙しかったのですが、毎日早起きして少しずつ書き進めました。書きたかった作品でもあり、朝の光の中での執筆はウキウキして楽しかったですね。
今回初めてコンビを組む作曲家は、浅野五朗さん。先日一茶企画の「Listen to My Life」を観劇して、素敵な音楽が印象に残りました。お話してみて、「ET」や「スター・ウォーズ」などの巨匠ジョン・ウィリアムズが大好きだとおっしゃるので、このSF作品を壮大な音楽で盛り上げてくれるものと期待していましたら、出来上がってきた音楽を聴いてびっくり。この人、天才じゃないかしら。センスあり、世界観あり、ユーモアあり。そしてどの曲も予想を上回るスケール感。まだ稽古途中の段階ですが、楽しみがどんと増えました。役にぴったりすぎる素敵なキャストの皆様にも恵まれたので、こんなに幸せなことはありません。これから初日まで、全力を上げてこの舞台作りに専念致します。どうぞご期待ください。