天災や不景気にあえぐ江戸時代後期。鎬を削りひしめきあう人気絵師たちの中に、わずか十九歳で筆を折った天才が居た・・・。
※「 新型コロナウイルス感染拡大予防について 」をご一読ください。
天災や不景気にあえぐ江戸時代後期。後世に名を残す人気絵師たちでさえ悶々とした日々を送っていた。師匠と決別してフリーランスとなり行商のバイトに明け暮れる鉄蔵(葛飾北斎)。作品の方向性に迷う一陽[かずあき](歌川豊国)。人生の試練を抱える勇助(喜多川歌麿)。幕府の令で財産の半分を没収され不満げな蔦重(蔦屋重三郎)。 蔦重のアイデアで、停滞気味の浮世絵界を盛り上げようと新しい企画が持ち上がり、町中の川辺で自作の紙鳶[とび](=凧)と戯れていた見知らぬ若き絵師、理鷹[まさたか]がその主役に抜擢される。粗削りながら斬新なひらめきをまとった理鷹の浮世絵は予想以上に革命的なセンセーションを巻き起こすが…。 史実を元に独自の仮説をブレンドした藤倉ワールド新作、2020年の夏にコロナ禍の東京で生み出されたオリジナルミュージカル。
スタッフ 脚本・作詞・作曲・演出:藤倉 梓 編曲:久田菜美
キャスト
2022年6月1日(水)~6月5日(日) シアターグリーン BIG TREE THEATER
上演スケジュール
※「 新型コロナウイルス感染拡大予防について 」をご一読ください。 ※新型コロナウイルス感染予防対策に関しましては、ご来場前に必ず再度ご確認のうえ遵守くださいますようお願い致します。また、新型コロナウイルスの影響により、政府からの通達および劇場ガイドラインに沿って、開演時間などが変更になる場合がございます。ご観劇当日に、公式HPの内容を今一度ご確認いただいてからのご来場をお願い致します。 ※政府からの通達及び劇場ガイドラインに沿って、全客席数(満席)での販売となります。予めご了承下さい。
ミュージカル「雲母紙鳶(KIRANOTOBI)」について ミュージカル作家 藤倉 梓さんに聞く Q:「雲母紙鳶(KIRANOTOBI)」というミュージカルは、どういう作品なのですか? 藤倉:江戸時代後期の浮世絵画家たちの物語です。 Q:なぜそういう作品を書こうと思われたのですか? 藤倉:葛飾北斎の娘のお栄(えい)という女性(葛飾応為)が、少し前にアニメーション映画になったり、美術館で絵が公開されたりして話題になったんですが、ちょうどそれが私が日本の絵に興味を持った頃でして、女性の浮世絵師なんか全然いなかった時代に、すごく素敵な絵を描かれていたことに惹かれて、その周囲の浮世絵師たちに興味が湧いてきました。 Q:当時の江戸の浮世絵師たちの状況と、コロナ禍での芸術家たちの状況が似ていると思われたそうですね? 藤倉:はい。私が物語に書いた時代の少し前に浅間山が噴火して、天明の大飢饉になった影響で寛政の改革が行われて幕府のしめつけがきびしくなりました。エンタメ禁止みたいな状況になったので、似てると思うんですよね。 Q:ミュージカルを創作するうえで、藤倉さんがいつも考えていらっしゃることはありますか? 藤倉:世の中いろんな作品がありますけれど、私は、そのへんにあるものを拾いたいと思っています。自分が日本人なので、これからも日本人に関わる何かを描き続けるような気がします。2年前に「sign」をやった時に出演者の荒田至法くんが、「お味噌汁を飲んでご飯を食べてるような気分になる作品です。」と言ってくれて、あ、いいな、それって思いました。無条件においしいって、いいですよね。海外作品て、言語の違いはもちろんのこと、どうしても宗教とか因習とか、DNAに刷り込まれていないものが登場してしまうことがあると感じているんですが、日本人にとってそういう壁がない作品があってもいいんじゃないかなと私は思っています。海外作品から勉強させていただいて、自分のオリジナルに還元させたい、というつもりでやっています。 Q:ありがとうございました。「雲母紙鳶」、観るのが楽しみです。
公演のお問い合わせ
〒330-0061 埼玉県さいたま市浦和区常盤9-8-15 松本ビル
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天災や不景気にあえぐ江戸時代後期。鎬を削りひしめきあう人気絵師たちの中に、わずか十九歳で筆を折った天才が居た・・・。
若くして消えたひとりの絵師・鳥居清政と、芸術に命を燃やす人々の姿を描き出すオリジナルミュージカル、2022年新作初演!
天災や不景気にあえぐ江戸時代後期。後世に名を残す人気絵師たちでさえ悶々とした日々を送っていた。師匠と決別してフリーランスとなり行商のバイトに明け暮れる鉄蔵(葛飾北斎)。作品の方向性に迷う一陽[かずあき](歌川豊国)。人生の試練を抱える勇助(喜多川歌麿)。幕府の令で財産の半分を没収され不満げな蔦重(蔦屋重三郎)。
蔦重のアイデアで、停滞気味の浮世絵界を盛り上げようと新しい企画が持ち上がり、町中の川辺で自作の紙鳶[とび](=凧)と戯れていた見知らぬ若き絵師、理鷹[まさたか]がその主役に抜擢される。粗削りながら斬新なひらめきをまとった理鷹の浮世絵は予想以上に革命的なセンセーションを巻き起こすが…。
史実を元に独自の仮説をブレンドした藤倉ワールド新作、2020年の夏にコロナ禍の東京で生み出されたオリジナルミュージカル。
慶應義塾大学文学部国文科卒業。東宝ミュージカルアカデミーで役者修業後、ミュージカルクリエイターとして活動開始。脚本・作詞・作曲・演出作に「カムイレラ」「氷刀火伝」「sign」「プロパガンダ・コクピット」「RANGER」、「ソレイル」、「a Shape(西川大貴と共作)」、「イズ・エヴリシング・オウライ?」。翻訳・演出作に「Ordinary Days~なにげない日々~」「LITTLE WOMEN(若草物語)」「MEMPHIS」「GODSPELL」「第25回パットナム郡スペリング大会」。翻訳作に「bare」「最終陳述」「アンクル・トム」「DEVIL」など様々な分野での活動を広めている。
理鷹(まさたか)[紅]
理鷹(まさたか)[藍]
勇助[紅]
勇助[藍]
鉄蔵[紅]
鉄蔵[藍]
一陽(かずあき)[紅]
一陽(かずあき)[藍]
扶未(ふみ)[紅]
扶未(ふみ)[藍]
ゑい[紅]
ゑい[藍]
蔦屋重三郎
/鳥居清長[紅]
蔦屋重三郎
/鳥居清長[藍]
醒(さむる)[紅]
醒(さむる)[藍]
幾(いく)[紅]
幾(いく)[藍]
胡白(こはく)[紅]
胡白(こはく)[藍]
珊瑚(さんご)[紅]
珊瑚(さんご)[藍]
萌黄(もえぎ)[紅]
萌黄(もえぎ)[藍]
縹多(はなだ)[紅]
縹多(はなだ)[藍]
紫苑(しおん)[紅]
紫苑(しおん)[藍]
2022年06月01日(水) ~ 06月05日(日)
☞ 「池袋駅」東口より、地上路で徒歩約6分
☎ 03-3983-0644
ヒル | ヨル | |
6/1(水) | 紅 18:30 | |
6/2(木) | 藍 18:30 | |
6/3(金) | 紅 13:00 | 藍 18:30 |
6/4(土) | 藍 13:00 | 紅 17:30 |
6/5(日) | 紅 12:00 | 藍 16:00 |
「 新型コロナウイルス感染拡大予防について 」をご一読ください。
※新型コロナウイルス感染予防対策に関しましては、ご来場前に必ず再度ご確認のうえ遵守くださいますようお願い致します。また、新型コロナウイルスの影響により、政府からの通達および劇場ガイドラインに沿って、開演時間などが変更になる場合がございます。ご観劇当日に、公式HPの内容を今一度ご確認いただいてからのご来場をお願い致します。
※政府からの通達及び劇場ガイドラインに沿って、全客席数(満席)での販売となります。予めご了承下さい。
※現在、劇場のガイドラインに沿って、販売する座席の最前列はB列となります。 舞台から客席最前列までは、約2m以上の距離を設けてございますので、最前列(B 列)のお客様でもフェイスシールド着用の指定はございません。
■マスクのご着用をお願い致します。
※今後客席数の制限が出た際には、政府及び劇場ガイドラインに沿っての販売に変更させていただきます。
※受付開始および開場は、開演の30分前です。
※本公演は紅組・藍組のダブルキャストで上演致します。
※出演者ならびに出演スケジュールに変更がありました場合は、何卒悪しからずご了承下さい。出演者変更の場合でも、払い戻しはいたしかねます。
※残席ある場合は、劇場受付にて当日券を開演30分前より販売いたします。ご観劇当日のご予約は承っておりません。当日券をご利用下さい。※未就学児童のお子様のご入場はできません。※車いすでご来場されるお客様は、お席の指定などがございますので、ミュージカル座までご連絡をお願い致します。
御祝花・出演者へのプレゼントなどについて
誠に勝手ながら本公演では出演者へのスタンド花・アレンジ花・鉢物などを含めました全てのお祝い花、差し入れ・プレゼント・お手紙などのお渡し・お預かりを全てご辞退させていただきます。(もしお持ちになられましても、係の者がすべてお断りをさせていただく事になります。せっかくのお客様のお気持ちを無駄にしてしまうことは本当に心が痛みますので、どうかお持ちにならないようお願い致します。皆様のお気持ちは出演者・スタッフ一同有難く頂戴しております。)
何卒、ご理解の程お願いいたします。
〠 330-0061
埼玉県さいたま市浦和区常盤9-8-15 松本ビル
【東京営業所】
〠170-0013
東京都豊島区東池袋1-34-5 いちご東池袋ビル6F
TEL:048-825-7460
FAX:048-825-7461
E-mail:m-za.info@musical-za.co.jp
Q:「雲母紙鳶(KIRANOTOBI)」というミュージカルは、どういう作品なのですか?
藤倉:江戸時代後期の浮世絵画家たちの物語です。
Q:なぜそういう作品を書こうと思われたのですか?
藤倉:葛飾北斎の娘のお栄(えい)という女性(葛飾応為)が、少し前にアニメーション映画になったり、美術館で絵が公開されたりして話題になったんですが、ちょうどそれが私が日本の絵に興味を持った頃でして、女性の浮世絵師なんか全然いなかった時代に、すごく素敵な絵を描かれていたことに惹かれて、その周囲の浮世絵師たちに興味が湧いてきました。
Q:当時の江戸の浮世絵師たちの状況と、コロナ禍での芸術家たちの状況が似ていると思われたそうですね?
藤倉:はい。私が物語に書いた時代の少し前に浅間山が噴火して、天明の大飢饉になった影響で寛政の改革が行われて幕府のしめつけがきびしくなりました。エンタメ禁止みたいな状況になったので、似てると思うんですよね。
Q:ミュージカルを創作するうえで、藤倉さんがいつも考えていらっしゃることはありますか?
藤倉:世の中いろんな作品がありますけれど、私は、そのへんにあるものを拾いたいと思っています。自分が日本人なので、これからも日本人に関わる何かを描き続けるような気がします。2年前に「sign」をやった時に出演者の荒田至法くんが、「お味噌汁を飲んでご飯を食べてるような気分になる作品です。」と言ってくれて、あ、いいな、それって思いました。無条件においしいって、いいですよね。海外作品て、言語の違いはもちろんのこと、どうしても宗教とか因習とか、DNAに刷り込まれていないものが登場してしまうことがあると感じているんですが、日本人にとってそういう壁がない作品があってもいいんじゃないかなと私は思っています。海外作品から勉強させていただいて、自分のオリジナルに還元させたい、というつもりでやっています。
Q:ありがとうございました。「雲母紙鳶」、観るのが楽しみです。