2020年8月19日

ミュージカル座9月公演「サイト」上演延期のお知らせ

 いつもミュージカル座をご支援いただき、誠にありがとうございます。
また、先日千穐楽をむかえた「ジュニア」公演にも、連日たくさんのお客様にご来場いただき、出演者・スタッフ全ての関係者が、お客様のあたたかい拍手に感動しておりました。
心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
 今後、同劇場(中目黒キンケロ・シアター)におきまして、「野の花」「コンチェルト」と、8月いっぱい上演を続けていく予定でございます。
ご来場いただく全てのお客様が、「観に来てよかった。」と心から喜んでいただくために、出演者・スタッフ一同、気を引き締め新型コロナ感染防止対策に細心の注意を払い、ご来場いただくお客様に感謝の気持ちを込めて上演をしてまいります。
何卒、引き続きのご支援をよろしくお願い致します。

 ミュージカル座9月公演「サイト」におきまして、『上演延期』のお知らせとなります。

 9月に上演予定でした「サイト」は、『上演延期』となることが決定致しました。 
 
 先にお伝えしました通り、この度、9月公演「サイト」におきまして、出演者1人が新型コロナウイルスに感染していることが判明し、その後関係者数名がPCR検査を受け、全員が陰性であることがわかりました。また、保健所などに細かい状況説明及び確認をした結果、「稽古再開に関して問題はない。」という判断ではありました。
 本来であれば、これから新しい気持ちで稽古・各方面の準備を再開する予定ではございましたが、今回の「サイト」は、劇場側からの舞台仕様の制限を受けていることにより、新しい「サイト」として、新作と同様の準備が必要となる公演であり、協議を重ねた結果、今からの再開としては、公演準備の時間確保が難しいと判断し、やむを得ず「上演延期」とさせていただきました。
 
 今回の「上演延期」の結論は、新型コロナ陽性者が確認された事が原因ではありません。この新生「サイト」を上演するにあたり、稽古や他製作過程を一旦全ストップし、諸々の結果が出るまで、また結論に達するまでに、予想より時間が必要だったこと、そしてそれに伴いお客様に新しい「サイト」をお届けするために必要な準備期間が、ミュージカル座としては不足してしまった事が原因です。
 
 公演を楽しみにしていただいていたお客様には、ご心配をお掛けいたしまして、大変申し訳ございません。
 
 本公演の演出(中本吉成)は、『2001年から、脚本・作詞・演出のハマナカトオルにより再演を繰り返してきた「サイト」だが、今、この作品を新演出でやりたかった。上演するための劇場仕様の規制があっても、舞台上に立てる人数の制限があっても、客席数が少なくても、それはそれで新しい「サイト」を創れる機会と思っていた。今この時代にやるべき作品である事は間違いない。必ず近い将来、さいたま芸術劇場で新しく生まれ変わった「サイト」の上演を実現したい。』と強く願っております。
これは、中本だけではなくミュージカル座としても同じ思いです。
 
 新型コロナウイルス感染拡大による影響は、これからも続く長い道のりとなるかもしれません。でもミュージカル座は、そこで衰えることなく、出来る限りの知識と知恵を振り絞って、新型コロナウイルス感染防止に力を注ぎ、きっと共に闘っているであろう劇場さんやキャスト・スタッフの関係者、そしてご観劇いただくお客様の安全と心からの安心のために、これからも全力で新型コロナウイルス感染防止対策を続けてまいります。

 今回の結論に関しましては、とても残念な気持ちでいっぱいではございますが、皆様におかれまして、どうかご理解をいただき、引き続きのご支援をいただければ幸いです。

 10月公演「ひめゆり」公演につきましては、すでに準備は整っており数日後に稽古開始予定となっております。新型コロナウイルス感染防止対策に細心の注意をはらい稽古を進めていくと共に、長年上演し続けている作品として、自信を持ってお客様にお届けできるよう努めてまいります。8月公演同様に引き続きのご支援をいただければ幸いでございます。

 ご心配をお掛けいたします事、大変申し訳ございません。
どうか、今後のミュージカル座をあたたかく見守っていただければ幸いです。
皆様におかれましても、健康でありますように。

 以上、ご報告とさせていただきます。

 

ミュージカル座