ロイヤルホストクラブ |
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竹本敏彰が「ルドルフの魔法」に続き脚本・作詞・演出をつとめ、自ら主演もした竹本作品の第2弾。新宿歌舞伎町のホストクラブ「パラダイス」を舞台に、毎月売り上げナンバー1を競うホストたちと、店に通って大枚をはたく女性とのドラマや駆け引きを、爆笑のうちに描いたミュージカル・コメディ。ホストクラブという限定された空間を舞台に、しのぎを削る個性豊かなホストたちと様々な女性客を描き、競争社会における勝ち組・負け組の構図に対する批判もかいま見せて、最後にそこからの脱却も匂わせる巧みな脚本構成が光る作品だ。劇場ロビーからホストクラブの入り口を思わせる工夫が凝られ、ドラマの展開に応じて、休憩時間、終演後と、ロビーのホストたちの写真が変化する演出も楽しい。世界日報11月29日号の劇評で、「数分に一度は爆笑させられるユーモアセンス、クライマックスに至るエピソードや盛り上げ方。どれ一つ取っても拍手であった。日本のミュージカルシーンに竹本敏彰の名前を大きく刻む作品となることだろう。(星野睦子氏の記事)」と絶賛された。作曲・編曲=JUNGO、富岡ヒロミチ、KAZZ。振付=中村さち恵。出演/芥川直木=竹本敏彰、霧島日向=中本吉成、白金豪=菊地まさはる、花咲愛人=赤座浩彦、維舞聖夜=国友よしひろ、ジョニー=KAZZ、朝比奈ルイ=三辻香織・片桐和美、大倉冨士子=福地洋子・川田真由美ほか。特別協賛=伸和スチール株式会社、ゆば・豆腐 築地野口屋。協力=株式会社DHC。2005年11月、東京芸術劇場小ホール1にて初演。初日から千秋楽まで満員の盛況を記録した。 |
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