1997年 |
1月 |
月刊ミュージカルで「ミュージカル座誕生」の記事が1ページ掲載される。「旗揚げ公演「ひめゆり」はドラマチックで感動的」と評価。
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2月 |
月刊ミュージカルの1996年度年間ベストミュージカルに「ひめゆり」がランクイン。小籐田千栄子さんの評価「この作品はもっと成長するだろう」。
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4月 |
「ゴースト」初演。六行会ホール[5ステージ]総合リハーサルは三鷹のサンシャイン・スタジオにて行われた。出演はメル/三根陽子・山下美紀、タクシー運転手/小澤日出晴、野球選手/竹本敏彰、不良娘/狩俣咲子、美大生/白勢恵、映画女優/木村真樹、ハトおばさん/福地洋子ら34名。6月、月刊ミュージカル瀬川昌久さんの評価「歌唱力は相当あるので、ダンスと演技が更に向上すれば有望」。
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6月 |
ミュージカル座の本拠地として浦和市常盤のスタジオに移動。総面積185m2。公演の稽古用のAスタジオ、レッスンと自主稽古用のBスタジオを有する。新しい稽古場にて日曜の夜のレッスン「舞台に立ちたいスクール」
開講。
「舞台に立ちたい」再演。スタジオ錦糸町提携公演[5ステージ]初めてミュージカル座のスタジオで稽古を行った公演。出演は三根陽子、浜島志乃、児玉奈々子、飯嶋千絵、有倉敦子、白勢恵ら9名。
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8月 |
ミュージカル座初のファミリー・ミュージカルとなるアンデルセンの「雪の女王」初演。六行会ホール[6ステージ]出演はゲルダ/三根陽子・狩俣咲子、雪の女王&ロザリン/清水菜穂子・児玉奈々子、辞書/小澤日出晴、時計/竹本敏彰、バラの精/桑原麻希・白勢恵ら45名。10月、月刊ミュージカル瀬川昌久さんの評価「一作毎に実力をつけつつある、当劇団員の着実な前進振りが楽しみである」。
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12月
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アメリカ黒人の公民権運動を描いた「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」初演。六行会ホール[6ステージ]出演はジャネット/吉岡小鼓音・狩俣咲子、フィリス/三根陽子・白勢恵、リン/鈴木智香子・木村真樹、スパイク/竹本敏彰、マイク/砂山康之・吉田要士、トム/小澤日出晴ら48名。 |
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1999年 |
1月 |
月刊ミュージカル小籐田千栄子さんの劇評「再演の「ひめゆり」は、俳優に人を得て、非常によい舞台となった。」
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2月 |
月刊ミュージカル1998年ベストテン(再演)で「ひめゆり」がベストテン第7位。月刊ミュージカル大和哲夫さんの「ひめゆり」についての劇評「一人でも多くの観客に観てもらいたい作品」。
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4月 |
聖女ベルナデットの生涯を描く「ルルドの奇跡」初演。六行会ホール[11ステージ]出演はベルナデット/伊東恵里・狩俣咲子、ペラマール神父/北村学、医師ドズー/高原達也、ルイーズ/片桐和美・川田真由美、マダム・ミレー/木村マキ・福地洋子、アントアン/国友よしひろ・砂山康之。「ひめゆり」に続く、全編を歌で綴るポップ・オペラ形式のミュージカル第2弾。
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5月 |
世界日報の星野睦子さんの「ルルドの奇跡」の劇評「全体が音楽で構成され、乱れようのないリズム・テンポで進んでいく舞台は魅力的」。
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6月 |
月刊ミュージカルの小籐田千栄子さんの「ルルドの奇跡」の劇評「小さなグループから、大変な作品が生まれたという感じである。」なおロンドンの「Musical Stages」にも川上博さんの劇評で日本のミュージカル「ルルドの奇跡」が好意的に紹介された。
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7月 |
ミュージカル座初のCDとなる「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」CDの録音が、西葛西のスタジオICCにて行われる。26日と28日。ビリー先生の指揮で初めてのCD録音にスタジオ内は緊張と興奮。
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8月 |
人種差別に抵抗する黒人たちの姿を描いた「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」再演。六行会ホール[11ステージ]出演はジャネット/吉岡小鼓音・手塚順子、フィリス/伊東恵里・木村美穂、リン/狩俣咲子・片桐和美、マイク/砂山康之・萬谷法英、スパイク/竹本敏彰・高原達也、トム/国友よしひろ・伊藤信彦。CD「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」を初日に発売(全15曲入り)。
東京新聞の劇評「異色のテーマを力強く歌い上げる舞台になった。」
世界日報の星野睦子さんの劇評「一丸となって自由を勝ち取ろうという気迫が伝わってきて、2時間半を越える長丁場を飽きさせない。」
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12月
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20世紀最大の科学者アルバート・アインシュタインの世界を描く新作ミュージカル「アインシュタイン・フォーリーズ」初演。六行会ホール[12ステージ]出演はアルバート・アインシュタイン/林アキラ・竹本敏彰、光/伊東恵里・狩俣咲子、ミレーバ/片桐和美・鈴木智香子、エルザ/片岡直美・深沢美貴子。全編を歌で綴る形式だが、フォーリーズの名の通り、ダンスシーンをふんだんに取り入れているところが、前2作のポップ・オペラと異なる雰囲気を持った。
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2000年 |
2月 |
月刊ミュージカル1999年ベストテン(特別賞)でミュージカル座が第5位に、(作品)で「ルルドの奇跡」が20位、「アインシュタイン・フォーリーズ」が23位、ミュージカル座の3作品に主演した伊東恵里さんが(女優)の13位に、「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」主演の吉岡小鼓音さんが同23位に、「アインシュタイン・フォーリーズ」主演の林アキラさんが(男優)の17位にそれぞれ選出された。
「ルルドの奇跡コンサート in 京都」上演。京都、聖母学院にて2ステージ。出演はベルナデット/伊東恵里ほか12名の座員。ミュージカル座初の地方公演で、1時間半のコンサート形式で上演された。
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3月 |
「アインシュタイン・フォーリーズ」月刊ミュージカル山内佳寿子さんの劇評。「全体的に頑張りすぎた感がある。着眼点のよさを生かして、もう一度練り直した舞台を期待したい。」
萩尾瞳さんの著書「ミュージカルに連れてって!」でミュージカル座が日本のミュージカル劇団として紹介された。
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4月 |
臨死体験を描いた「ゴーストミュージカル」再演。六行会ホール[8ステージ]出演はメル/伊東恵里・村上由香、天使/鈴木智香子・木村美穂、老人/広田勇司。ミュージカル座CD第2弾「ゴーストミュージカル」初日発売(全18曲入り)。
日本経済新聞「育て 創作ミュージカル」の記事でハマナカトオルのインタビュー記事掲載。26日。 「日本の創作ミュージカルが70年代で停滞していった一因は演劇主導のアプローチに原因があったと見るハマナカは、音楽から発想して状況を乗り越えたいと語る。」
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5月 |
「期待の山口=ハマナカチーム」と題する記事がうたごえ新聞に掲載される。風早美樹さんの記事で、「いずみたく=藤田敏雄以来のチームに成長するようにと願う。」22日。
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6月
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「ゴーストミュージカル」についての月刊ミュージカル小籐田千栄子さんの劇評「この作品の鋭いところは、ゴーストたちを語りながらも、巧みな群像劇になっていることだ。ソロとコーラスの配分も鮮やかに、ミュージカル座もなかなか腕をあげてきたことが分かる。」
同じく小田切一雄さんの劇評「全体として回を重ねるたびに歌も演技も上質になってきているといえる。」
地方公演「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」巡演。石川県高文連文化教室2000として、金沢市観光会館、小松市公会堂にて6ステージの上演。出演はジャネット/吉岡小鼓音、フィリス/伊東恵里ほか20名の座員が出演。初めて飛行機に乗って感激する座員の姿も。
法人登記。有限会社ミュージカル座となる。
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8月 |
ミュージカル座が制作協力を行ったミュージカル・コメディ「ママ・ラヴズ・マンボ」がアトリエ・ダンカンとオフィス稲垣の製作で上演され、座員9名が出演。PARCO劇場、愛知県勤労会館、大阪厚生年金会館芸術ホールを回る15ステージ。出演は柏木洋子/黒木瞳、京山忠雄/岡幸二郎、柏木純/森山未來、アンサンブル/鈴木智香子・狩俣咲子・片桐和美・桑原麻希・新藤幸子・児玉奈々子・竹本敏彰・高原達也・小出敏英・中本吉成・伊藤信彦・伴仲昭彦。
東京新聞の萩尾瞳さんの劇評「都会的で粋なせりふを散りばめた会話が面白く、そこここで笑いが弾ける。黒木瞳は意外なほど達者なコメディエンヌぶりが新鮮だ。」23日。
朝日新聞(名古屋版)桐山健一さんの劇評「黒木瞳は、等身大のヒロインの変容する感情と理性を、気持ちがあふれ出る伸びやかさで大胆かつ繊細に紡ぎ出す。観客はもう、舞台にクギ付けである。」30日。
インターネット公式ホームページ開設。
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9月 |
スカイ・パーフェクTV、シアター・テレビジョンで「ママ・ラヴズ・マンボ」の舞台中継放送開始。
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10月 |
月刊ミュージカル10月号に「ママ・ラヴズ・マンボ」カラー・グラビアが2ページ掲載。
都内のライブハウスで座員たちの初ライブが行われ、全曲オリジナル曲を熱唱。
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11月 |
「ママ・ラヴズ・マンボ」月刊ミュージカル、大和哲夫さんの劇評「このスタッフ・キャストでのシリーズ化を望んでしまう爽快感のある作品」
音楽之友社発行「ミュージカル完全ガイド」の170ページに日本の主な劇団としてミュージカル座が紹介された。「素直に感動できる物語が多く、音楽的な評価も高い。ていねいな作品創りに好感が持てる期待のミュージカル劇団だ。」全国の書店で発売中。定価1400円。
「センス・オブ・ワンダー」初演。東京グローブ座[6ステージ] 出演はレイチェル・カーソン/伊東恵里。ドロシー・フリーマン/鈴木智香子、狩俣咲子。ヒギンズ氏/竹本敏彰、大久保慶。ボブ/砂山康之、萬谷法英。シャーリー/新藤幸子、深沢美貴子。マリー/会川彩子、桑原麻希。オルガ/三辻香織、木村美穂ほか。子役の参加やプロのバレリーナによるバレエ場面、布を使った舞台装置、一幕構成、初の指定席など、ミュージカル座としては初めての試みが多かった。
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12月
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「センス・オブ・ワンダー」劇評。12月3日SUNDAY世界日報、星野睦子さんの記事。「伸びやかに透き通る伊東の声は自然の素晴らしさを訴えるにふさわしいし、ひたむきで心の強い女性像は、伊東のキャラクターとも合っている。」
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2001年 |
1月 |
「センス・オブ・ワンダー」劇評。月刊ミュージカル、小藤田千栄子さんのミュージカル・ダイヤりーの記事。「ミュージカル座のヒロインとも言える伊東恵里が歌いきり、素晴らしい人の存在を知らしめた作品でもあった。」同じ号に「センス・オブ・ワンダー」カラー・グラビア1ページ掲載。
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2月 |
月刊ミュージカル2000年ミュージカル・ベストテンで、前年の「ママ・ラヴズ・マンボ」が作品部門の27位に、同作品に出演の岡幸二郎さんが男優部門の9位に、森山未來さんが同じく24位に、女優部門では「ゴーストミュージカル」「センス・オブ・ワンダー」の二作品に主演した伊東恵里さんが12位に、再演部門で「ゴーストミュージカル」が18位にランクイン。
14日。構成・演出・音楽監督/山口e也、台本・演出協力/ハマナカトオルによる「今井清隆ファーストコンサート」がアートスフィアで上演され、伊東恵里さん、山形ユキオさん、森公美子さんが出演。ミュージカル座で稽古が行われ、座員たちも稽古に協力した。
東京芸術劇場ミュージカル月間参加作品「ルルドの奇跡」再演。東京芸術劇場中ホール。[6ステージ]出演はベルナデット/伊東恵里。ルイーズ/片桐和美、川田真由美。ペラマール神父/北村学、砂山康之。アントアン/萬谷法英、中本吉成。ブーリエット/竹本敏彰、萬谷法英。マダム・ミレー/鈴木智香子、桑原麻希。クロワジーヌ/深沢美貴子、新藤幸子。アントワネット/狩俣咲子、会川彩子ほか。劇団1980、わらび座、宝塚クリエイティブ・アーツと共に参加したミュージカル月間だった。一般売りのチケットが1000枚を超えた初めてのミュージカル座の公演であり、3枚目となるCD「ルルドの奇跡(23曲入り)」の売れ行きも好調だった。
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3月 |
東京芸術劇場ミュージカル月間表彰式が行われ、「ルルドの奇跡」ベルナデット役の伊東恵里さんが優秀賞を受賞。
今までA・B 2つのスタジオとして使用していたビルの別の階に新たにCスタジオと新事務所が完成。更衣室とトイレも倍増。
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4月 |
「ルルドの奇跡」劇評。月刊ミュージカル、瀬川昌久さんの記事。「日本では数少ないポップ・オペラとしては、希に見る優れた作品になった。伊東恵里は、演技面に聖女らしき神々しさすら感じさせた。」同じく小藤田千栄子さんの記事。「伊東恵里の熱唱に魅了される。なんて歌がうまいのだろうと、誰もが思うはずだ。」同じ号に「ルルドの奇跡」カラーグラビアが1ページ掲載。
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5月 |
浦和市が大宮市、与野市と合併してさいたま市となり、ミュージカル座の住所は、「さいたま市常盤9−8−15 松本ビル」となる。
座員の総数が60名を超える。[創立6年目]
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6月 |
「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」旅公演。東京音楽鑑賞協会製作による高文連文化教室。小松市公会堂、七尾サンライフプラザ、長野市民会館の3ホールで7ステージの上演。ジャネット/吉岡小鼓音。フィリス/伊東恵里。リン/狩俣咲子。スパイク/竹本敏彰。マイク/萬谷法英。トム/砂山康之ほか、総勢37名のツアーだった。
23日。山口e也が、毎日新聞カルチャーシティで「ミュージカルの魅力」について語る。
夜間レッスンなど、一般の受講者にも開いた「ミュージカル座スクール」を新スタジオで開校。まず土曜日の「演技基礎クラス」「ミュージカル演技クラス」の演技レッスン2クラスがスタート。講師はハマナカトオルと山口e也。
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7月
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「ミュージカル座スクール」日曜日の「夏休み特別クラス」がスタート。講師は竹本敏彰、狩俣咲子、鈴木智香子、ハマナカトオル。
「FLAME」「舞台に立ちたい」と、座員たちの自主公演が続けて上演された。また竹本敏彰がステップスの公演に、萬谷法英が三越劇場に、中本吉成がスイセイ・ミュージカルに出演するなど、外部出演も活発に。
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8月 |
ミュージカル座ナイト・レッスンスタート。講師は前田清実さん、中村さち恵さん
(ジャズダンス)、伊東恵里さん、小林仁さん、松岡美希さん
(ミュージカル歌唱)、依藤由紀さん(クラッシックバレエ)。
日曜レッスン(夏休み特別クラス)初の発表会がミュージカル座Cスタジオで行われた。演目は「ゴーストミュージカル」
。
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10月 |
座員の福地洋子をリーダーとした福々袋の自主公演ミュージカル「コンチェルト」が、大塚ジェルスホールで上演された。
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11月 |
「サイト」初演。六本木俳優座劇場〔8ステージ〕。出演はひきこもりっこ/伊東恵里、イサム/原田優一、ロビンちゃん/鈴木智香子、狩俣咲子、笑う旅人/竹本敏彰、、大久保慶、お蝶夫人
/片桐和美、桑原麻希、サイボーグ/萬谷法英、中本吉成、なげやり娘/増田愛、新藤幸子ほか。ひきこもりの女性とインターネットで会話する見知らぬ友達との出会いを描いた現代的な題材の新作ミュージカル。最後の出会いのシーンを除き、この作品も全編歌で綴られてい
る。
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12月
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毎日新聞12月12日号「現代演劇/ミュージカルこの1年」の回顧記事(高橋豊さん)で、ミュージカル座「サイト」が「優れた現代性ある作品」と取り上げられた。
瀬川昌久氏監修「ミュージカル作品ガイド100選(成美堂出版)」の「日本のミュージカル/その制作公演の現状について」で、ミュージカル座がくわしく紹介されている(P164〜165)。
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2002年 |
1月 |
月刊ミュージカル瀬川昌久さんの「バラエティ時評」で、ミュージカル座「サイト」が取り上げられ、「大いに注目し、期待もしたのであるが、総じて平板な印象に終わった。」と辛口の評価。
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2月 |
「サイト」劇評。月刊ミュージカル小藤田千栄子さんの記事。「私が一番心に残ったのは、ひきこもりっこを見守るお母さんの存在だった。部屋の外に黙って食事を置き、初めて外出した時も、そっと見守るだけの存在。そんな母親の優しさと無念さが強烈だった。」同誌のミュージカル・ベストテンで「サイト」が46位、「ルルドの奇跡」が再演部門16位、「ルルドの奇跡」に主演した伊東恵里さんが28位となった。
ハマナカトオル・プロデュース公演として、ミュージカル座の座員たちによるストレートプレイ第2弾「野の花」初演。ウッディーシアター中目黒〔10ステージ〕。出演はリーザ/片岡直美、瀬川夏未、ルイーゼ/片桐和美、大久保美鈴、おばあさん(年老いたリーザ)/増田愛、会川彩子ほか。第二次世界大戦下のドイツ人女性とユダヤ人女性の悲劇的な友情を描いたハマナカトオルの書き下ろしストレートプレイ。
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4月 |
一般向けオープンクラスとして昨年開講したナイトレッスン休講。
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5月 |
「ブロードウェイ殺人事件」初演。IMAホール〔8回公演〕。出演はマリオン・デイ/田中利花、アポロ警部/林アキラ、ジュリー・ハリス/伊東恵里、マルクス刑事/竹本敏彰、リンダ/鈴樹葉子、桑原麻希、キャシー/狩俣咲子、片桐和美、、モイラ/川田真由美、福地洋子ほか。アガサ・クリスティ・タッチの推理劇をミュージカルにしてみたら、という発想でつくられた新作。ブロードウェイの劇場で大女優が殺され、周囲の人物はみな怪しいという設定の中で、名探偵アポロ警部が犯人をつきとめる。
「ブロードウェイ殺人事件」劇評。Sunday世界日報5月19日号。星野睦子さんの記事。「どちらかというとシリアスなテーマが多いミュージカル座にしては、かなりコミカルな方。ハマナカトオル氏のサスペンスは初めて見たが、楽しくワクワクするものだった。殺伐とした世の中、こうした楽しくてホットな舞台もいいものである。」
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6月 |
「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」旅公演(6/5−6/14)。長野県中野市民会館、長野市民会館において10ステージ。ミュージカル座の旅公演は今年で3年連続、いずれも好評を博した。また同時期に、ミュージカル座の作家コンビ、ハマナカトオルと山口e也の作・音楽によるミュージカル「ママ・ラヴズ・マンボ2(黒木瞳主演)」が、東京(PARCO劇場)、大阪、広島、福岡で上演された。
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7月 |
「ブロードウェイ殺人事件」劇評。月刊ミュージカル小藤田千栄子さんの記事。「話のつくり方が、なんだかアガサ・クリスティのようにうまく、アポロ警部は、あのポアロ警部のパロディにもなっている。さらに『コーラスライン』ふうな見せ場もあり、振付家はスーザン・ストローマンふうなヘア・スタイル。こんなお遊びもあるパロディ・タッチのミステリーだった。」
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8月 |
「舞台に立ちたい」上演。銀座博品館劇場〔7回公演〕。出演はみゆき/吉岡小鼓音、いづみ/伊東恵里、ナナ/麻生かほ里。3人のミュージカル女優の10年以上に渡る友情と人生の変遷を描いたオフ・ブロードウェイ・タッチのミュージカル・コメディ。6人の生バンド演奏で、作曲の山口e也自身が舞台上でピアノを弾いた。また、同月号の月刊ミュージカル誌上では「舞台に立ちたい」出演者3人のインタビューが3ページに渡り掲載された。
研究生・レッスン生公演「M−Dash」上演。世田谷区烏山区民会館〔2回公演〕。竹本敏彰書下ろしのコメディや、稲葉枝美振付のモダンバレエ作品など、ミュージカル座の講師陣が総員で指導したステージは、楽しいショータイムに仕上がった。
座員の萬谷法英が東宝ミュージカル「ラ・マンチャの男」に出演。帝劇の舞台に立った。
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9月 |
「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」旅公演。石川県金沢市観光会館にて2ステージ上演。1900席の観客席は2回とも超満員。
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10月 |
「舞台に立ちたい」劇評。月刊ミュージカル小藤田千栄子さんの記事。「とてもいい作品だった。ハマナカトオルは、もう20年も前にこの作品を書き始めたのだそうである。その力の入り方が、舞台に充分に出た作品だった。見どころは、ドラマの進め方の巧みさと、3人の女優さんたちのうまさである。」同じ号に「舞台に立ちたい」カラー・グラビアが1ページ掲載。
座員の高原達也が東宝ミュージカル「チャーリー・ガール」に出演。梅田コマ劇場。
グラフィック社発行「ミュージカル新世紀/スター名鑑」でミュージカル座と座員たちのプロフィールが掲載されている。
「ひめゆり」再演。東京芸術劇場中ホール〔8回公演〕。ミュージカル座としては初の文化庁芸術祭参加作品で、4年ぶり、3演目の公演となる。出演はキミ/本田美奈子、上原婦長/鈴木ほのか、滝軍曹/岡幸二郎、檜山上等兵/石川禅、ふみ/鈴木智香子、片桐和美、杉原上等兵/萬谷法英、中本吉成、ちよ/手塚順子、浦壁多恵、ゆき/三辻香織、菅原さおり、はる/川田真由美、深沢美貴子、かな/梅沢明恵、大久保美鈴、みさ/矢野香苗子、村上由香、神谷先生/竹本敏彰、サチ/桑原麻希、足立紫帆ほか。オープニングの演出が変化。檜山上等兵の曲が増え、曲数は41曲になった。プレイガイドの売り上げが過去最高を記録。パンフレットが売り切れに。
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11月 |
「ひめゆり」劇評。Sunday世界日報11月10日号。星野睦子さんの記事。「国の為に、平和の為に人を殺し合うという理不尽さに、国とは何か、命とは何かと考えさせられる重厚な作品。」
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12月
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座員たちの自主公演であるCOLOR BOX公演「冬の陽だまり」が、阿佐ヶ谷の「アルシエ」で上演され、ミュージカル座の関係者で賑わった。不安な現代人の内面を描いた創作ストレートプレイ。
月刊ミュージカルに「ひめゆり」カラー・グラビアが見開き2ページで掲載された。
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2003年 |
1月 |
「ひめゆり」劇評。月刊ミュージカル小藤田千栄子さんの記事。「ミュージカル座の、極めつけとも言いたいオリジナルである。今回の上演で、またいちだんと成長してきたのが分かる。何回見ても、ツライ思いにさせられる素材だが、こうしてミュージカルの形で語り継がれていくことに、大きな意義を感じる。」
座員の高原達也が東宝、ホリプロ、フジテレビの製作によるミュージカル「ジキル&ハイド」に出演。日生劇場での1か月公演。
座員の鈴木智香子と萬谷法英が、7月より帝劇で上演される東宝「レ・ミゼラブル」の新キャスト・オーディションに合格し、製作発表に参加。
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2月 |
月刊ミュージカル2002年度のベストテンで、「ひめゆり」が再演部門の9位、「舞台に立ちたい」が新作部門の26位、「ブロードウェイ殺人事件」が同じく50位、「ひめゆり」に主演した本田美奈子さんが女優部門の23位、ハマナカトオルが演出家部門の2位にそれぞれ選出された。
同誌・北川登園さん(演劇評論家)のコメント「年々、ミュージカルの上演本数が増加をたどっているような気がするが、中でもミュージカル座の活躍は嬉しい。技術的には劇団四季とは比ぶべくもないが、ミュージカルに対する“志”を感じる。泥臭いが、いつか洗練される日が来ることを期待している。」
同誌・川上博さん(ミュージカル評論家)のコメント「ハマナカトオルが山口e也とのコンビで作り出すミュージカル座のオリジナル・ミュージカルは、楽しめる作品が多いが、昨年の新作2作(「ブロードウェイ殺人事件」「舞台に立ちたい」)も傑作。」
同誌・萩尾瞳さん(映画・演劇評論家)のコメント「『フォーチュン・クッキー』『舞台に立ちたい』『Shose On!』などオリジナル・ミュージカルの成長も嬉しかった。」
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3月
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「コンチェルト」再演。六本木アトリエ・フォンテーヌ〔9回公演〕
研究生中心の公演として、ミュージカル座の若手がアピール。3班27名を演出した竹本敏彰はミュージカル座の3つの稽古場を駆け回って熱い指導を行った。振付/狩俣咲子・梅沢明恵、歌唱指導/深沢美貴子。出演はつよし/奥山寛、メグ/斉藤里絵、ソラ/福田奈実、マリア/三辻香織、たかし/吉沢範彦、キミコ/村田綾子、マキ/関沢明日香、じゅん/村上恵子、ロミ/手塚順子ほか。
23日。ミュージカル座ファンクラブ会員と座員との交流イベントが錦糸町サーティエイトで開催された。座員出演のミニ・コンサートやコント、クイズなどが行われ、劇団の歴史や外部出演など座員の活躍状況も紹介された。
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4月 |
劇団員の高原達也が出演するミュージカル「アニー」開幕。青山劇場で5月11日までの上演。村上由香はスイセイ・ミュージカル「オンリーワン」に出演。アートスフィアの舞台に立った。
ハマナカトオル脚本・作詞による子供のミュージカル「不思議なアメ玉」が銀座博品館劇場で上演。〔6回公演〕
レッスンを積んだ子供たちがミュージカルに挑戦して熱演した。
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5月 |
「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」再演。IMAホール。〔6回公演〕 竹本敏彰演出による4年ぶりの東京公演。劇団員の手塚順子と会川彩子がジャネット役を主演、南アイと藤澤知佳がフィリス役に抜擢されたゲスト主演なしの本公演。振付は狩俣咲子と梅沢明恵。歌唱指導は深沢美貴子が担当。他にリン/大久保美鈴、狩俣咲子。マイク/谷代克明、奥山寛。スパイク/摩尼貴法、大久保慶。トム/菊地まさはる、広田勇二。アネット/福地洋子、三宅文子らからが出演。5月21日の毎日新聞夕刊に舞台写真付きで紹介された(高橋豊さんの記事)。
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6月 |
1日。「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」劇評。世界日報・星野睦子さんの記事。「テーマのわりに本作は十分楽しく、迫力あるダンスシーンなども多い。さらに成長を続けて行って欲しい作品である。」
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7月 |
劇団員の鈴木智香子と萬谷法英が出演する東宝ミュージカル「レ・ミゼラブル」開幕。帝国劇場。9月までの3か月公演。新キャストが話題になった。
劇団員の竹本敏彰がディズニー・アニメ「くまのプーさん」主役プーさん役の声の吹き替えに決定。ディズニー・チャンネル等でレギュラー出演中。
御木平輔著「新・ミュージカル手帳」(心交社刊)発行。国内外のミュージカル130作品を収録し解説したエンターテインメント・ガイドブックにミュージカル座の「アインシュタイン・フォーリーズ」と「舞台に立ちたい」2作品が取り上げられ、紹介されている。「舞台に立ちたい」は裏表紙のカラー写真にも掲載。全国の書店で発売。
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8月 |
劇団員の深沢美貴子と桑原麻希発案による女性だけのショータイム「ガールズ・オン・ブロードウェイ」初演。ウッディシアター中目黒。〔10回公演〕 深沢・桑原のショー構成・振付による3つのショータイムと、ハマナカトオル脚本による5つのオムニバス・ドラマによる楽しいステージは連日満員の大盛況。出演はキャシー/会川彩子、ジュリー/狩俣咲子、デボラ/桑原麻希、ハンナ/林綾子、アン/深沢美貴子、サラ/福地洋子、ドリス/永浜あき、ナオミ/木村真樹、キョーコ/三宅文子、スミレ/深澤英里、ショーチーム/梅沢明恵、色摩由維ほか。
10日。「ガールズ・オン・ブロードウェイ」劇評。世界日報・星野睦子さんの記事。「華やかで楽しく、時に感動的で、見応えたっぷりだった。」
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9月 |
2004年2月に上演予定の東京芸術劇場ミュージカル月間公演「ひめゆり」キャストオーディションがミュージカル座で行われ、200名近い応募者の中から合格者を選定。
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10月 |
「ガールズ・オン・ブロードウェイ」月刊ミュージカル瀬川昌久さんの劇評。「よく稽古したと見えて、見ごたえあるショーが多かった。こういうミュージカルワークショップはどしどしやってほしい。」
財団法人六行会主催「ネクストリーム21」参加公演、平成15年度文化庁芸術祭参加公演ミュージカル「ニューヨーカーズ」初演。六行会ホール。〔12回公演〕トルストイの「戦争と平和」を現代のニューヨークに移し変え、9・11のテロからイラク戦争までのニューヨークの人々のドラマとして描いた意欲作。主役のジェイソンをミュージカル座初参加の高野絹也が演じた。他にオリヴィア/伊東恵里、鈴木智香子。アンドリュー/伊藤俊彦、竹本敏彰。チャールズ/萬谷法英。ヴィクター/高原達也。ゼルダ/松岡美希。ハキム&ジョージ/本間識章らの出演。
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11月 |
2004年8月〜11月に帝国劇場で上演予定の東宝ミュージカル「ミス・サイゴン」のキャストに劇団員の萬谷法英、中本吉成の出演が決定し、発表された。
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12月
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「ニューヨーカーズ」月刊「ミュージカル」小藤田千栄子さんの劇評。「ミュージカル座の新作で、あの「9・11」を素材にしている。なんという意欲(!)
第1幕は、当日の再現で、見ているだけで怖いくらい。臨場感があるのだ。ドキュメント・ドラマの味わいだった。作劇のうまさは、これらの現実を、なんとトルストイの『戦争と平和』のドラマ構成とダブらせたところだ。この意外性。トルストイをうまくはめ込んだなあと、感心したのだった。」
2004年4月に東京芸術劇場中ホールで上演予定の東宝ミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」に、劇団員の村上由香の出演が決定。テヴィエ(市村正親)の五女ビルケ役を演じる。
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2004年 |
1月 |
月刊「ミュージカル」東京芸術劇場ミュージカル月間特集記事。「ひめゆり」が舞台写真とともに紹介された。「オリジナル作品を精力的に制作するハマナカトオルと山口e也のコンビが、太平洋戦争末期の沖縄における、女子高生徒たちのひめゆり学徒隊の従軍看護婦としての献身と痛切な最後を綴った感動作。」瀬川昌久さんの記事。
劇団員の鈴木智香子と萬谷法英が出演の東宝ミュージカル「レ・ミゼラブル」博多座公演が開幕。
9日。ミュージカル座の作家コンビ、ハマナカトオルと山口e也の作・演出・音楽による「ママ・ラヴズ・マンボ V」製作発表が、六本木グランド・ハイアットにて行われた。
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2月 |
月刊「ミュージカル」2003年/ミュージカル・ベストテン発表号で、ミュージカル座「ニューヨーカーズ」が22位。同作品に出演した伊東恵里さんが女優部門26位に選出された。
同誌、評論家小田切一雄さんの劇評。「最近の世界の動きに焦点を合わせたものと言えば、ミュージカル座の「ニューヨーカーズ」にとどめをさすだろう。9・11事件に巻き込まれた人々にトルストイの「戦争と平和」の登場人物を重ね合わせる手法にはなるほどと思わせるものがある。この方式は額縁とカンパスによる重層構造とは異なっていて、どちらかというと日本の伝統芸能の手法に近いものがある。」
第6回東京芸術劇場ミュージカル月間公演「ひめゆり」開幕。4回目の同作品東京公演。キミ/本田美奈子、上原婦長/土居裕子、滝軍曹/岡幸二郎、檜山上等兵/戸井勝海、ふみ/鈴木智香子・川田真由美、はる/片桐和美・鬼頭典子、かな/梅沢明恵、川村絵良、みさ/三宅文子・矢野香苗子、杉原上等兵/中本吉成・萬谷法英、神谷先生/本間識章・竹本敏彰、サチ/桑原麻希・浜崎真美ほかのキャスト。前回公演を上回る6000人を超える観客動員を達成。
29日。「ひめゆり」劇評(Sunday世界日報/星野睦子さんの記事)。「再演を重ねるごとに充実していく。なにより全員歌がうまいのがいい。一瞬ですり変わる舞台装置も見事だし、頭上を縦横無尽に飛び交う戦闘機の音が印象に残った。」
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3月 |
19日。第6回東京芸術劇場ミュージカル月間表彰式が、東京芸術劇場5階大会議室で行われ、「ひめゆり部隊(女学生アンサンブル)」が優秀賞を受賞。受賞理由は、「戦時中の女学生を清々しく演じ、それぞれの個性を際立たせながらも、アンサンブルとしていきていた。高い歌唱力も印象的だった。」ひめゆり部隊を演じた10名が表彰式に出席し、代表として川田真由美と鈴木智香子が感謝の言葉を述べた。
27日。ミュージカル座ファンクラブ会員の交流イベントが、東京赤坂グラフィティで行われた。竹本敏彰書き下ろしの爆笑コントや、ミュージカル座作品のナンバーで綴る歌とダンスのショーが披露され、「ひめゆり部隊」の優秀賞受賞も報告された。
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4月 |
「ひめゆり」月刊「ミュージカル」小藤田千栄子さんの劇評。「特に感心したのは、アンサンブルの女学生たちだった。端正な演技力、歌の確かさ。ミュージカル座のレベルが、公演のたびに上がってきていることが分かる。」
劇団員の村上由香がテヴィエの五女ビルケ役で出演する東宝ミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」が東京芸術劇場にて開幕。
ミュージカル座の作家コンビ、ハマナカトオル(脚本・演出)と山口e也(作曲・音楽監督)によるミュージカル「ママ・ラヴズ・マンボV」がアートスフィアで開幕。黒木瞳主演のシリーズ3作目で、共演は赤坂晃、生田斗真。劇団員の桑原麻希も出演し、東京、福岡、広島、大阪、名古屋公演と回った。
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5月 |
月刊「ミュージカル」東京芸術劇場ミュージカル月間3作品の成果(瀬川昌久さんの記事)で「ひめゆり」が語られた。「特に主人公となる女学生を演じた2組のグループは、数ヶ月に亘るきびしい稽古を経て、合唱とダンスのアンサンブルを若々しく演じ、しかも強烈な哀切感を客席に与えた。社会派的な要素もある本作品を果敢に上演したミュージカル座の決断を賞すると共に、平均86%という3作品中最高の入場率を示したことは、まことに嬉しい成果であった。」
30日。日曜体験クラス発表会「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」がミュージカル座Cスタジオで行われ、過去最多のスクール生23名が熱演し卒業。
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6月 |
「ママ・ラヴズ・マンボV」小藤田千栄子さんの劇評(月刊「ミュージカル」)「今回が3回目。ぐっとヴァージョン・アップの楽しさにあふれていた。ヒロインがニュース・キャスターなので、最新のニュースを取り入れ、それがニュースの時代を表して、活力あり。」
「ひめゆり」初の旅公演。長野県飯山市民会館にて3ステージ。キミ/伊東恵里、上原婦長/土居裕子、滝軍曹/岡幸二郎、檜山上等兵/戸井勝海、ふみ/鈴木智香子、杉原上等兵/中本吉成、神谷先生/萬谷法英、サチ/浜崎真美ほかキャスト32名、総勢47名のツアー。製作/(株)東京音楽鑑賞協会・(有)ミュージックオフィスアルビオン。平成16年度北信地区高等学校芸術鑑賞会。
「ガールズ・オン・ブロードウェイ」初の旅公演。山形市民会館、石川県小松市公会堂、加賀市文化会館、コスモアイル羽咋、金沢市観光会館の5会場にて9ステージ。キャシー/会川彩子、ジュリー/狩俣咲子、ハンナ/林綾子、アン/深沢美貴子、デボラ/桑原麻希、ニーナ/南アイほかキャスト14名、総勢29名のツアー。製作/(株)東京音楽鑑賞協会・(有)ミュージカル座。平成16年度日本大学山形中学校・高等学校芸術鑑賞会、石川県高等学校文化連盟文化教室。
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7月 |
月刊「ミュージカル」7月号に「That's
Musical !」特集記事掲載。「日本初の三劇団ジョイント公演の内容と抱負をきく」という瀬川昌久さんの記事で、総合演出をつとめるハマナカトオルへのインタビューと写真が掲載された。
劇団員の鈴木智香子と萬谷法英が出演する東宝「レ・ミゼラブル
in
コンサート」が東京芸術劇場中ホールで上演された。
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8月 |
劇団員の萬谷法英と中本吉成が出演する東宝ミュージカル超大作「ミス・サイゴン」が帝国劇場にて開幕。8月10日から11月23日までの4ヶ月ロングラン公演。
日本初のミュージカル3劇団ジョイントフェスティバル「That's
Musical
!」が銀座博品館劇場で上演(4ステージ)。ザ・ライフ・カムパニイ「マンハッタン・プリンセス」、ミュージカル座「三人の花嫁」、劇団スイセイ・ミュージカル「贈り物〜ミュージカルの神様〜」の3本立て公演で、ミュージカル座は第2部に登場。鈴木智香子、片桐和美、村上由香の三名がミュージカル座の代表として出演した。総合演出=ハマナカトオル、企画監修=瀬川昌久、主催=日本ミュージカル専門劇団協議会。
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9月 |
「ルドルフの魔法」初演。六行会ホール。8ステージ。竹本敏彰初の脚本・作詞・演出によるオリジナル・ミュージカルで、魔界の王子ルドルフが運命の妃をさがす物語を、様々な人物を配してコント・タッチの脚本で描いたホラー・コメディ。〔出演〕ルドルフ/菊地まさはる・高原達也、伍芳/片桐和美・青島凛、エドゥー/三宅文子・向井玲子、レイラ/桑原麻希・会川彩子、琢馬/朝日信晴・尾花宏行、チャコ/藤澤知佳・狩俣咲子ほか。作曲・音楽監督/JUNGO、振付/KENTO、宮菜穂子。新しいスタッフによって、これまでのミュージカル座とはイメージの違う新作が登場。
26日。「ルドルフの魔法」Sunday世界日報、星野睦子さんの劇評。「幅広い作風もミュージカル座の特徴だが、ここで魔界の王子が人間界で花嫁さがしをするというクラシカルなファンタジーにお目にかかれるとは。日本語教室での生徒と先生のやりとりや、ボクサーの琢馬と声を失った恋人チャコのラブストーリーなどがいい。人間ドラマの巧みさが光る。」カラー写真付きで掲載。
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10月 |
ミュージカル3劇団ジョイント・フェスティバル「That's Musical!」月刊「ミュージカル」小籐田千栄子さんの劇評。「ACT2は、ミュージカル座のコメディ「三人の花嫁」。ウェルメイド・プレイで、これがいちばん面白かった。」
同誌、瀬川昌久さんの「バラエティ時評」より「三人の花嫁」について。「鈴木智香子、片桐和美、村上由香がそれぞれの性格の異なる花嫁を演じ、絶妙のペーソスと笑いのある脚本を見事にこなした。主題歌9曲を三人の極上のハーモニーで合唱したのが好評を博した。」
劇団員の鈴木智香子が出演するデヴィッド・ルヴォー演出のブロードウェイ・ミュージカル「ナイン」が28日、アートスフィアで開幕。03年のトニー賞リバイバル作品賞受賞作。11月14日まで上演。
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11月 |
月刊「ミュージカル」11月号に、「ナイン」出演の鈴木智香子(レナータ役)のインタビュー記事掲載。「斬新な演出も素晴らしいし、女性にも男性にも共感して頂ける作品だと思います。」
8日。来年3月〜5月に帝国劇場で上演される「レ・ミゼラブル」に、劇団員の鈴木智香子、萬谷法英、桑原麻希の3人の出演が決定。東宝公式HPで発表された。桑原麻希は初出演。
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12月
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5日。日曜体験クラス第9期生教室発表会「ひめゆり」がミュージカル座Cスタジオで行われ、過去最多24名のスクール生が大作に挑戦し、熱演した。
東宝「レ・ミゼラブルinコンサート」全国公演に劇団員の鈴木智香子、萬谷法英が出演。松戸・森のホール21、千葉市民会館など。 |
2005年
ミュージカル座10周年 |
1月 |
「ゴーストミュージカル」5年ぶりの東京3演。六行会ホール。7ステージ。プールで溺れて霊界に来てしまった少年メルの臨死体験を描いたショウ形式のミュージカル。登場人物が全員同じ重要度で書かれ、新人の教育にも適している作品のため、入団間もないレッスン生・研究生を中心とした新人公演が1ステージ実施された。ミュージカル座創立10周年を記念したロビー写真展示や、出演者とお客様との記念写真撮影会も行われた。脚色・演出=竹本敏彰、振付=小川こういち・中村さち恵。〔出演〕メル/村上由香・木村美穂・永浜あき、天使/片桐和美・西利里子・斉藤里絵ほか。
23日。「ゴーストミュージカル」新聞評。「全体に明るくコミカルで後味も清涼感があり、大人から子供までお奨めしたいミュージカルである。」Sunday世界日報、星野睦子さんの記事。
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2月 |
月刊「ミュージカル」2004年ベストテン発表号で、新作「ルドルフの魔法」が36位、再演「ひめゆり」がベストテン第8位に選出された。ハマナカトオル作・演出&山口e也作曲・音楽監督による黒木瞳「ママ・ラヴズ・マンボIII」は再演部門14位。
同誌、演劇評論家藤田洋さんのコメント。「再演では『ひめゆり』が前回よりしまりがよく水準が上がった点に注目した。」
同誌、演劇評論家小田切一雄さんのコメント。「ミュージカル月間に『ひめゆり』で参加したミュージカル座も、レパートリーのなかの歴史もので実績を残しているグループである。」
東京芸術劇場ミュージカル月間/劇団スイセイ・ミュージカル公演「FAME」に劇団員の山根三和が出演。3日〜7日の7回公演。
13日。カトリック新聞に4月公演「ルルドの奇跡」特集記事掲載。作・演出のハマナカトオルは「ルルドは過去の物語ではなく、今でも多くの人々が訪れて大きな影響を与えている。ミュージカルは再演を繰り返すことで定着していきますから、日本人にももっと知ってもらえるといいですね。」と公演に対する抱負を語った。
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3月 |
月刊「ミュージカル」瀬川昌久さんの「バラエティ時評」でミュージカル座10周年記念「ゴーストミュージカル」についての記事が掲載された。「ハマナカ・山口コンビは、笑いとユーモアを交えて心温まる作品に仕上げている。ミュージカル座は、1995年の創立以来、一貫してオリジナル作品を標榜して16作品を制作してきた。作品のテーマは多岐に亘り、作曲法もせりふの多いショウ的作品から、レシタティーヴで全編を運ぶオペラ的作品まで多彩である。今では3つの稽古場を有し、専属劇団員も60名余を数え、東京公演に続いて全国公演に乗り出す計画である。劇団員の中には相当な実力をつけて、東宝などの大型作品に出演するものも増えている。」
同誌、「錦織一清のスペシャルシート」対談のゲストにハマナカトオルが登場。ミュージカル座創立のいきさつや作品の創作過程、これから目指すものなどについて語った(4ページ掲載)。
8日。帝国劇場で東宝ミュージカル「レ・ミゼラブル」開幕。劇団員の鈴木智香子、萬谷法英、桑原麻希が出演。5月29日までの3か月公演。
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4月 |
「ルルドの奇跡」東京3演。東京芸術劇場中ホール。8ステージ。19世紀のフランスを舞台に、聖母マリアの出現を受けて病気を治す泉を掘り出した聖女ベルナデットの奇跡の生涯を描いたポップ・オペラ。ベルナデット役で2001年東京芸術劇場ミュージカル月間優秀賞を受賞した伊東恵里が3度目となる同役に主演、極めつけの歌と演技を見せた。ペラマール神父役に宝田明、ドズー医師役に戸井勝海、ラカデ市長役に山形ユキオ、ベルナデットの父とジャコメ署長の二役に林アキラとさけもとあきらのダブルキャストなど、実力ミュージカル俳優の共演となり、新曲も5曲追加された。他にジュトール検事=竹本敏彰・高原達也。ルイーズ=片桐和美・川田真由美、トワネット=狩俣咲子・藤澤知佳、アントアン=中本吉成・佐野信輔、マダム・ミレー=萩原かおり。協賛=阪急交通社 後援=カトリック中央協議会・カトリック東京大司教区・日仏協会・日本聖書協会。
30日。「ルルドの奇跡」新聞評。「高い歌唱力を誇るキャスト陣で創られ、3度目の上演となるハイレベルを極めた作品は、さらに舞台芸術としての完成度を高めていた。」キリスト新聞の公演評より。
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5月 |
15日。毎年恒例のミュージカル座ファンクラブ会員交流イベントが、錦糸町サーティエイトにて行われた。劇団員によるショーと、竹本敏彰書き下ろしの爆笑コント、劇団員と会員が一緒に参加する楽しいクイズで、会場は最高の盛り上がり。あっという間の2時間だった。
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6月 |
「ルルドの奇跡」月刊「ミュージカル」小藤田千栄子さんの劇評。「とてもいい舞台だった。主演の伊東恵里はもちろんのこと、宝田明ほかのゲスト出演者が、舞台に大きな力と華やかさを与えた。舞台から音楽があふれ、信じることの素晴らしさがほとばしる公演だった。」
9〜12日。ミュージカル座研究生と日曜体験クラスの卒業生が中心となったメンバーで結成されたAmico自主公演「コンチェルト」が企画され、ミュージカル座公演「コンチェルト」と同じ六本木アトリエ・フォンテーヌで上演された。演出=竹本敏彰、振付=狩俣咲子・UME、歌唱指導=向井玲子。6回の公演は満員の盛況で、若手の頑張りが爽やかな後味を残した。
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7月 |
29日。NHKテレビ「生活ほっとモーニング」の『この夏、日本のミュージカルがあつい!! 』という特集で、8月上演の「ひめゆり」が紹介され、舞台の映像と音声が放送された。
31日。「ひめゆり」宇都宮公演。宇都宮演劇鑑賞会主催で、栃木県総合文化センター・メインホールにて上演。東京公演に先立つ公演で、キミ=鈴木智香子、上原婦長=片桐和美、滝軍曹=竹本敏彰、檜山上等兵=中本吉成ほか。満員の大ホールでの公演は好評だった。
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8月 |
月刊「ミュージカル」8月号で、「ひめゆり」に初出演するキミ役の島田歌穂さんと滝軍曹役の今拓哉さんの対談が3ページに渡り掲載され、公演に対する抱負が語られた。
「ひめゆり」東京5演。東京芸術劇場中ホール。8ステージ。終戦60年企画公演。主人公のキミ役に島田歌穂さんが初登場。上原婦長=土居裕子、滝軍曹=今拓哉、檜山上等兵=戸井勝海、ふみ=鈴木智香子・狩俣咲子ほかの実力キャスト。幕開きの沖縄の風景に2対のシーサーが追加された。ゆき役が歌う「小鳥の歌」が書き加えられ、さらに重要なソロ曲に進化。米軍兵士役の衣裳が全面的に変更、リアル度を増した。幕開きからキミが舞台に登場、家族との場面が描かれるなど、細部に演出の手直しが行われた。ロビーでは「ひめゆり」の歴史的資料や作品の歩みなどの特別展示が行われ、休憩時間にTVモニターで「ひめゆり」メイキング・ビデオが見られるなどの趣向が凝らされた。40ページオールカラーのプログラムは創立10周年記念時別編集。主催=東京新聞・ミュージカル座。協賛=ホテルメトロポリタン。後援=JTB。平成17年度芸術文化振興会助成事業。
映画「釣りバカ日誌16」封切り。鈴木建設のミュージカル・シーンにミュージカル座の座員が多数出演し、にぎやかに歌い踊っている。振付は座員の梅沢明恵。
21日。2006年2月の新作ミュージカル「スウィングボーイズ」に向けて男性劇団員たちの楽器演奏の練習が、音楽監督の山口e也、サックス指導の清水直人さん、トランペット&トロンボーン指導の松木隆裕さんを迎えて開始された。初めて楽器を手にして緊張の初稽古となった。
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9月 |
「ひめゆり」劇評。月刊「ミュージカル」9月号、瀬川昌久さんの記事より。「さすがに粒よりの歌役者揃いだけに、それぞれの個性的歌唱と合唱が観客すべてを感動させた。各種アンサンブルの息の合った迫真力ある舞台は、この劇団なればこその成果であろう。」キミ役の島田歌穂さんと上原婦長役の土居裕子さんの写真も掲載された。
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10月 |
「ひめゆり」劇評。月刊「ミュージカル」10月号、小藤田千栄子さんの記事より。「素晴らしい舞台だった。昨年の2月に、同劇場で見たときも、これがベストだと思ったのだが、今回は、さらに良くなっていた。メイン4人がとても良いのと、ミュージカル座の座員たちが上達しているのだ。」
7日〜9日。「スウィングボーイズ」オーディション。最終日の9日には、初となる男性の楽器演奏のオーディションが行われ、原作・監修の瀬川昌久さん、プロデューサーの石川志都子さん、脚本・演出のハマナカトオル、音楽監督の山口e也、サックス指導の清水直人さん、トランペット指導の松木隆裕さん、トロンボーン指導の堂阪知之さんが審査を行い、ビッグ・バンド「スウィング・ボーイズ」のメンバーを選出した。
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11月 |
6日。ミュージカル座「ひめゆり」キミ役として2002年、2004年に連続主演した本田美奈子さんが急性骨髄性白血病で死去。享年38歳。
「ロイヤルホストクラブ」初演。東京芸術劇場小ホール1。8回公演。新宿歌舞伎町のホストクラブ「パラダイス」を舞台に、売り上げナンバー1を競うホストたちと、店に訪れる様々な女性客のドラマと駆け引きを、爆笑のうちに描いた竹本敏彰脚本・演出・主演の新作ミュージカル・コメディ。「ルドルフの魔法」に続く竹本作品第2弾で、ホストクラブという限定された空間を舞台に、競争社会における勝ち組・負け組の構図を風刺し、最後にそこからの脱却も匂わせる巧みな脚本構成が光る作品となった。劇場ロビーからホストクラブの入り口を思わせる工夫があり、ドラマの展開に対応して、休憩時間、終演後と、ロビーのホストたちの写真が変化する演出も楽しい。初日から千秋楽まで満員の盛況で、創立10周年の掉尾を飾る明るい公演となった。作曲・編曲=JUNGO、富岡ヒロミチ、KAZZ。振付=中村さち恵。出演/芥川直木=竹本敏彰、霧島日向=中本吉成、白金豪=菊地まさはる、花咲愛人=赤座浩彦、維舞聖夜=国友よしひろ、ジョニー=KAZZ、朝比奈ルイ=三辻香織・片桐和美、大倉冨士子=福地洋子・川田真由美ほか。特別協賛=伸和スチール株式会社、ゆば・豆腐
築地野口屋。協力=株式会社DHC。
26日。「ロイヤルホストクラブ」劇評。世界日報、星野睦子さんの記事より。「数分に一度は爆笑させられるユーモアセンス、クライマックスに至るエピソードや盛り上げ方・・・。どれ一つ取っても拍手であった。日本のミュージカルシーンに竹本敏彰の名前を大きく刻む作品となることだろう。」
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12月
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東宝、ホリプロ、フジテレビ主催・企画製作によるミュージカル「ジキル&ハイド」に、劇団員の高原達也が出演。日生劇場。
東宝ミュージカル「レ・ミゼラブル」大阪公演に、劇団員の鈴木智香子、桑原麻希が出演。梅田芸術劇場メインホール。
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2006年 |
1月 |
毎日新聞元旦版に、今年東京で上演される主なミュージカルの特集記事が掲載され、「スウィングボーイズ」が取り上げられた。「東京芸術劇場で2月恒例の「ミュージカル月間」は、4本の個性的な作品に触れることができる。特に「スウィングボーイズ」は、戦争を挟んで日本のジャズマンの悲喜劇を描く新作オリジナルで、ジャズファン以外でも見たくなる舞台だ。」高橋豊さんの記事。
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2月 |
月刊「ミュージカル」誌ミュージカル・ベストテン発表号で、「ロイヤルホストクラブ」が新作部門47位に、「ひめゆり」が再演部門の24位に選出された。
同誌・小田切一雄さんの「2005年に上演された創作ミュージカルの回顧」より。「上演作品の数では、ミュージカル座が際立っていた。再演が「ひめゆり」「ルルドの奇跡」「ゴーストミュージカル」の3作。初演は「ロイヤルホストクラブ」だが、この劇団のひとつの顔である喜劇路線に添ったおかしみがあった。」
同誌・東京芸術劇場ミュージカル月間の特集記事で、「スウィングボーイズ」が紹介された。「ミュージカル座の皆さんが特訓した演奏が、見所でしょうか。宝田明さん、ペギー葉山さんの存在感が素敵です。」という大浦みずきさんのコメントと、稽古風景の写真が掲載された。
「スウィングボーイズ」初演。第8回東京芸術劇場ミュージカル月間参加公演。東京芸術劇場中ホール。8回公演。瀬川昌久さんの著書「ジャズに情熱をかけた男たち」「ジャズで踊って」をもとに、太平洋戦争中に弾圧を受けた日本のジャズマンの悲喜劇を描いた新作ミュージカル。俳優たちが長期間の特訓でスウィング・ジャズの生演奏を聞かせるという難関に挑戦。見事に期待を上回る演奏を披露した。東堂男爵夫妻(宝田明、ペギー葉山)の末っ子孝之(高野絹也)をリーダーとするジャズバンド「スウィングボーイズ」のメンバーや、男爵の娘でダンスに才能を発揮する純子(大浦みずき)、純子をレビューの道に進ませる山下義一(戸井勝海)、東北から上京し、孝之のバンドの専属歌手となる江田敏子(伊東恵里)ら多彩な登場人物が、戦争に巻き込まれて行く姿を、グレン・ミラー、デューク・エリントン等の名曲を散りばめて描いたジャズ・コメディ。豪華キャストの歌と踊りの競演も華やかだった。作曲・編曲・音楽監督=山口e也 脚本・作詞・演出=ハマナカトオル 振付=前田清実 制作=エディス・グローヴ、ミュージカル座 プロデューサー=小林敬 ゼネラル・プロデューサー=石川志都子 後援=銀座山野楽器 主催=財団法人東京都歴史文化財団 東京芸術劇場 株式会社アールケーシー。
「スウィングボーイズ」新聞評。「Sunday世界日報」2月12日号。星野睦子さんの記事より。「オープニングからフィナーレまで、十人を越す管楽器の生演奏が続く。驚いたことに、素人であるミュージカル座男性陣の、半年にも及ぶ特訓の成果だそう(瀬川氏談)。これは画期的なことで、物語の中に登場する曲を、キャストが実際に演奏しながらストーリーを演じる作品は、日本では少ない。重いテーマでありながら、常にユーモアを忘れないセンスは、さすがにジャズ好き人間たちの創ったミュージカルである。」
19日。ミュージカル座スクール日曜体験クラス(第11期)開講。過去最多40人を超える生徒で授業開始。演目は「ロザリー」。
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3月 |
東宝ミュージカル「レ・ミゼラブル」名古屋公演に、劇団員の鈴木智香子と桑原麻希が出演。中日劇場。
「スウィングボーイズ」公演評。「ジャズ批評」3月号より。松坂ゆう子さんの記事。「冒頭からあっという間に音楽の楽しさを体感し、物語の中に導かれる。フィナーレには客席も一緒に手拍子でリズムをとっていた。猛練習を積んだそうで、「スウィングガールズ」同様、一生懸命さと楽しさがズンズンこちらに伝わってきた。リアルタイムで当時を生きてきた宝田明とペギー葉山の存在感が、舞台に厚みを持たせていた。」
「スウィングボーイズ」劇評。月刊「ミュージカル」3月号。扇田昭彦さんの「ミュージカル時評」より。「ミュージカル座とエディス・グローヴが共同制作した「スウィングボーイズ」が楽しい意欲作だった。一言で要約するなら、戦時中の上海を舞台にジャズマンの群像を描いた音楽劇の名作「上海バンスキング」の国内版とも言うべき作品だ。伊東恵里の歌がうまく、大浦みずきのダンスが魅力的だ。ベテランの宝田明、ペギー葉山の歌も心にしみる。楽器に興味を持ったお手伝いの女性(川田真由美)が、だれもいないすきに繰り返しトランペットの演奏に挑戦し、次第にうまくなっていく趣向が面白い。脚本面では、人物造形などにもっとひねりとふくらみがほしいが、日本のジャズ音楽史を踏まえた新作ミュージカルとして、これは収穫と言っていい。改訂した上での再演を望みたい。」舞台写真2点も掲載。
月刊「ミュージカル」3月号で、2005年ミュージカル・ベストテンで女優賞を獲得した島田歌穂さんについて、評論家の小藤田千栄子さんが、「「ひめゆり」では、若い人なのに、あの戦争の時代の女学生を見事に演じていました。」とコメントを寄せている。
「スウィングボーイズ」新聞評。週刊「オン★ステージ新聞」3月3日号。ミュージカル評論家永井宏子さんの記事。「日米開戦によってジャズもレビューも禁止され、国を挙げての戦争に巻き込まれていく様子を描く。と、書くと、暗い作品のようだが、そこはミュージカル作りの達人たち。たっぷりの笑いに涙を交えて楽しく見せる。一番の魅力は物語に合わせてふんだんに盛り込まれた往年のジャズの名曲で、知っている曲が次々と出てくるので浮き浮きしてくる。ミュージカル座の若手俳優が頑張り、プロの演奏に混じってもギャップを感じさせない演奏を聞かせた。見終わった後で平和のありがたさを改めて思った。ぜひとも再演を願いたい。」
「スウィングボーイズ」が、第8回東京芸術劇場ミュージカル月間優秀賞〔作品〕を受賞。受賞理由は、「日本のジャズ音楽史を現代史と絡めて描き、ベテランから新人まで俳優たちの名演で見せた。出演者の生バンド演奏も魅力的だった。」17日、東京芸術劇場5階大会議室で表彰式が行われ、メインスタッフとメインキャスト21人が出席して喜びを分かち合った。
劇団員のライブ活動が活発に。27日は赤坂グラフィティにて、竹本敏彰、川田真由美、福地洋子、梅沢明恵、深沢美貴子、中本吉成、三宅文子、藤澤知佳らによるライ
ヴ「Actors at One’s Leisure」(AOLライヴ)が行われ、プロのミュージシャンとのコラボレーションが実現。劇団員によるトランペット演奏も披露された。
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4月 |
「スウィングボーイズ」劇評。月刊「ミュージカル」小藤田千栄子さんのミュージカル・ダイアリーより。「これは平成版の『上海バンスキング』だとも思ったのだった。出演者たちも、とてもよかった。」と好評。
東宝ミュージカル「レ・ミゼラブル」に、劇団員の鈴木智香子と桑原麻希が出演。日生劇場。
「スウィングボーイズ」が文化庁の平成18年度芸術創造活動重点支援事業に採択された。
山口e也、第31回菊田一夫演劇賞特別賞受賞。「歌唱指導と音楽監督による永年のミュージカルへの功績に対して。」授賞式と祝賀パーティーは21日、東京會館ローズルームにて。
劇団員の片桐和美、村上由香、青島凛でつくったユニット「たばすこ座」が、ミュージカル「舞台に立ちたい」を東京、中落合のシアター風姿花伝で上演。この3人による同作品の自主上演は、5年前に続き2回目。3人だけの出演者によるノンストップ1時間50分の奮闘公演で、成長のあとを見せた。作曲・編曲・音楽監督=山口e也、脚本・作詞・演出=ハマナカトオル、振付=中村さち恵。
30日。ミュージカル座スクール「日曜体験クラス」第11期生発表会「ロザリー」が、市民会館うらわのコンサート室で開催され、38名の生徒が約1時間のミュージカルに挑戦。演技指導=竹本敏彰、振付指導=狩俣咲子、歌唱指導=向井玲子。
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5月
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月刊「ミュージカル」5月号に「スウィングボーイズ」のカラーグラビア掲載。同誌に「スウィングボーイズ」の第8回東京芸術劇場ミュージカル月間優秀賞受賞も発表された。
16日。中日新聞〔滋賀総合〕朝刊に、「舞台で躍動“素顔の私”」と題して劇団員向井玲子の取材記事が写真入りで掲載された。滋賀県出身で東京で活躍する若者を特集した記事で、舞台を目指したきっかけや舞台に対する思いなどを語っている。
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6月
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「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」東京4演。銀座博品館劇場。8回公演。1950年代のアメリカを舞台に、人種差別をなくすために立ち上がった黒人たちの姿を実話をもとに描いたミュージカル。3年ぶりの東京公演で、魅力的な若手実力キャストたちが、この作品に新鮮な風を巻き起こした。ジャネット=鈴木智香子・川田真由美、マイク=原田優一、スパイク=阿部よしつぐ、リン=桑原麻希・狩俣咲子、フィリス=浦壁多恵・片桐和美、トム=高原達也、アネット=井上珠美・福地洋子ほかの出演。作曲・編曲・音楽監督=山口e也、脚本・作詞・演出=ハマナカトオル、振付=狩俣咲子・梅沢明恵、制作協力=博品館劇場、後援JTB日本橋支店、芸術文化振興基金助成事業。
15日。「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」ルネこだいら大ホール。中学生の芸術鑑賞会(貸切公演)として約700人の中学生が観劇。ジャネット=鈴木智香子、マイク=原田優一、スパイク=阿部よしつぐ、リン=狩俣咲子、フィリス=片桐和美、トム=高原達也、アネット=福地洋子ほか22人のキャストによる旅ヴァージョン。制作=株式会社重本音楽事務所。
翔企画製作によるミュージカル「ボーイズレビュー2006
HOLD ON」に劇団員の中本吉成が出演。6月20日〜25日。東京芸術劇場中ホール。
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7月 |
「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」劇評。月刊「ミュージカル」瀬川昌久さんの記事。「差別下に苦闘する黒人の若者たちの爆発するエネルギーと、キング牧師の非暴力指導に心酔する理性的強さの心情が、力強い音楽とダンスによって鮮やかに表出される。山口の歌曲が作品全体を躍動させている。」
来年上演の東宝「レ・ミゼラブル」新キャスト発表。劇団員の中本吉成が初出演。
15日。第4回ミュージカル座ファンクラブ会員交流イベントが、赤坂ビーフラットで開催され、劇団員によるミニ・コンサート、書き下ろしコント、ゲーム大会、スウィングボーイズ・コンサート等で盛り上がった。15時と19時の2回行われ、劇団員と会員との新しい交流の場となった。
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8月 |
「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」劇評。月刊「ミュージカル」小藤田千栄子さんの記事。「客席でリキんでしまうほどに、パワーを持った作品に仕上がっていた。セリフも少しはあるが、ほとんどが歌で、それも直球で迫ってくる迫力があった。」
6日。劇団員11名とプロのミュージシャンのコラボレーションによるライヴ「Actors at One's Leisure Vol.2」(AOLライ
ヴVol.2)が赤坂ビーフラットで開催。2ステージ。
ハマナカトオル(脚本・作詞・演出)と山口e也(作曲・編曲・音楽監督)による黒木瞳主演のミュージカル・コメディ「MAMA LOVES mamboIV」がル・テアトル銀座で開幕。劇団員の桑原麻希が出演した。振付=ラッキィ池田、タップ振付=玉野和紀、フラダンス振付=クウレイナニ橋本、出演=黒木瞳、保田圭、河相我聞、城咲仁、小田井涼平、岩本恭生ほか。東京公演終了後、大阪、福岡、広島、名古屋公演を行った。特別協賛=HITACHI 製作=アバンティコミュニケーションズ。
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9月 |
月刊「ミュージカル」瀬川昌久さんの「バラエティ時評」で、ミュージカル座劇団員による「AOLライ
ヴVol.2」の短評掲載。「皆声が良く出るから、ポップスなどの迫力が気持ちいい。」同時に、竹本敏彰脚本・演出による新作「トラブルショー」の公演予告記事も掲載。
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10月 |
「トラブルショー」東京初演。THEATRE1010。6回公演。竹本敏彰作品の第3弾で、新劇場のこけら落とし公演で巻き起こるトラブルの連続を爆笑のうちに描いたミュージカル・コメディ。大きな劇場に進出してスケール・アップし、客席を笑いの渦に巻き込んだ。初めて竹本とコンビを組んだ作曲家木村直樹氏の音楽も好評。バック・ステージものの決定版コメディとして、さらに成長させたい作品だ。振付=小川こういち・中村さち恵、美術=松野潤、出演=菊地まさはる、中本吉成、阿部よしつぐ、国友よしひろ、伊藤俊彦、KAZZ、赤座浩彦、高原達也、佐野信輔、尾花宏行、櫻井太郎、松下祐士、三宅文子、福地洋子、会川彩子、片桐和美、川田真由美、山本英美ほか。協賛=株式会社イー・トライブ、株式会社アールケーシー、株式会社ディー・エム・シー・インターナショナル 火鉢グリル&ダイニング。協力=THEATRE1010。
桑原麻希が、ハウス食品「火鍋房」のテレビCMに出演。黒木瞳さんのバックでタップダンスを踊った。
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11月 |
故本田美奈子.さんのファンクラブ通信「Blue Spring Club」11月号にハマナカトオルによる一周忌追悼文掲載。
今年の「レ・ミゼラブル」出演者たちによるライブ・ステージ「BARRICADES」が品川プリンスホテル クラブeXで開催。劇団員の鈴木智香子と桑原麻希が出演。
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12月 |
「トラブルショー」劇評。月刊「ミュージカル」12月号瀬川昌久氏のバラエティ時評より。「流石に永年劇団内で経験を積んできた竹本だけに、脚本は、多くの役柄にコメディ的タッチを加え、次々に起こるトラブルを、ミュージカル・ナンバーに巧みに面白く連動させて、筋を進行していく。男性14人、女性21人の計35名の出演者が、割合均等に出番があるようになっているので、作品に厚みが出てはいるが、それだけにやや散漫な印象を受ける。筋書きを整理してヤマ場を強調し、上演時間を少し短縮した再演を期待したい。」舞台写真も掲載。
8日。竹本敏彰、川田真由美、梅沢明恵ら劇団員8名とプロのミュージシャンによる「AOLライヴVol.3」が、目黒BLUES ALLEY JAPANで行われた。歌とダンスと楽器演奏、笑いも満載の1時間半のステージだった。
23日。「トラブルショー」新聞評。千葉日報。評論家御木平輔氏の「ミュージカルランド」より。「いわゆるバック・ステージもので、公演初日を迎えるまでのすったもんだの舞台裏を見事に活写。舞台上の緊迫感が客席には笑いの波となって伝わる希有(けう)な作品だった。ぜひとも再演を望みたい。」舞台写真も掲載。30日。同新聞の「ミュージカル特集2006」で御木平輔氏が選ぶ今年の和製オリジナルミュージカルで、「トラブルショー」が第6位に選出。千葉日報記者が選ぶミュージカル・ベスト10の第10位に選出された。「ハラハラドキドキの喜劇。再演を切に願う。」と短評掲載。
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2007年 |
1月 |
月刊「ミュージカル」1月号、扇田昭彦さんの「ミュージカル時評―優れたオリジナル作品が目立った'06年」と題する評論で、ミュージカル座「スウィングボーイズ」が、「ガールフレンズ」「アルジャーノンに花束を」「メタル
マクベス」「NEVER SAY GOODBYE」「マリー・アントワネット」等の作品と共に取り上げられた。舞台写真も掲載。
15日。第14回読売演劇大賞が読売新聞で発表され、山口e也が東宝1月公演「ベガーズ・オペラ」の音楽監督、指揮、ミュージカル座2月公演「スウィングボーイズ」の作曲・編曲・音楽監督で読売演劇大賞優秀スタッフ賞を受賞することが決定。「時代を表す音楽の効果的な使い方で、作品の質を向上させた力量」が賞賛された。
22日。毎日新聞1月22日号夕刊の「記者が選ぶ今週はコレ!」でミュージカル「スウィングボーイズ」が紹介された。「優れた創作ミュージカルのため、早々に再演が決まったのが本当に嬉しい。ジャズファンなら必見の舞台だ。」(高橋豊さんの記事)舞台写真も掲載。
「スウィングボーイズ」再演。東京芸術劇場中ホール。8回公演。太平洋戦争中にジャズを愛した男たちの悲喜劇を、俳優のスウィング・ジャズ生演奏で綴り、第8回東京芸術劇場ミュージカル月間優秀賞〔作品〕を受賞した舞台を、平成18年度文化庁芸術創造活動重点支援事業として再演。今回はミュージカル座公演として、劇団員を中心にした配役で上演、カンパニーの力を見せた舞台となった。登場人物たちのエピソードが数場面書き加えられたり、二幕のレビュー場面が戦時色の強い演出に変更されるなど細かい改訂が行われた。ボーイズたちの生演奏も初演より上達し、劇団員のソロ演奏も増やされた。振付=桑原麻希、タップ振付=藤井真梨子。東堂男爵=小野ヤスシ、東堂孝之=高野絹也、東堂正子=福地洋子、東堂純子=片桐和美、江田敏子=鈴木智香子、山下義一=谷口浩久・角川裕明ほかの出演。制作協力=株式会社アールケーシー、後援=銀座山野楽器、協賛=ミュージックスケイプ、日テレ学院、六本木天然温泉Zaboo。
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2月 |
月刊「ミュージカル」2月号「2006年ミュージカル・ベストテン発表号」で、「スウィングボーイズ」がベストテン第9位(新作部門)に選出された。同紙、大井満さん(演劇評論家)のコメント:「2作で気を吐いたTSミュージカル・ファンデーションとミュージカル座の『スウィングボーイズ』に才気を感じた。」庄司正さん(東京新聞)のコメント:「『スウィングボーイズ』で宝田明とペギー葉山が演じた戦前のジャズ好きの上流階級夫婦役は適役で、スウィング系ジャズの感覚が体にしみついている魅力を感じさせた。」等と各審査委員のコメント掲載。2006年は、オリジナル・ミュージカルの秀作がいくつも登場した年だったという総評が多い。
同紙、小田切一雄さんの「2006年に上演された創作ミュージカルの回顧」で「スウィングボーイズ」が最初に取り上げられ、「この一年、小規模のオリジナル・ミュージカルのなかに、センスのいいものが増えてきている。たとえば、ミュージカル座の『スウィングボーイズ』は、戦前・戦中に東京でジャズバンドを結成していた大学生と彼らを後援する富豪一家の物語だが、俳優たちが舞台で実際に楽器を演奏するなど、かつての名作『上海バンスキング』を思わせる楽しさが感じられた。」と論評掲載。
次回公演「不思議なラヴ・ストーリー」に向けて、女性劇団員の楽器演奏稽古が始まる。 |
3月 |
ミュージカル座の平成19年度上演予定の3公演が、同年度文化庁芸術創造活動重点支援事業に採択された。
15日。朝日新聞文化面で「躍進!ミュージカル」と題するミュージカルの特集記事が13〜15日の3日間にわたり掲載。「成長する和製オリジナル」の記事では日本でオリジナルを製作する劇団が紹介され、ミュージカル座も取り上げられた。 |
4月 |
7日。劇団員とプロのミュージシャンによる「Actors at One's Leisure Vol.4」(AOLライ ヴVol.4)が目黒BLUES ALLEY
JAPANで開催。「ドリーム・ガールズ」などの曲を演奏。出演者全員楽器演奏を披露した。出演=梅沢明恵、川田真由美、福地洋子、会川彩子、片桐和美、藤澤知佳、竹本敏彰。
22日。ミュージカル座スクール日曜体験クラス第12期生発表会が、市民会館うらわコンサート室にて開催された。演目は「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」演技指導=竹本敏彰、歌唱指導=向井玲子、ダンス指導=狩俣咲子。上演時間約1時間の短縮バージョン。 |
5月 |
月刊「ミュージカル」5月号、瀬川昌久氏のバラエティ時評で、ミュージカル座次回公演「ミュージカル座祭り」の特集記事掲載。「ミュージカル座が、劇団の俳優たちによるバンドを立ち上げて、次作品にデビューさせる。ミュージカル座は御存知のように、昨年2月と本年1月「スウィングボーイズ」を上演した際、10余人の俳優が楽器を持って、座付のプロバンドと合体してビッグバンドの名曲を演奏して好評を博した。以来俳優たちの楽器演奏への関心が高まり、今回は俳優だけの8人バンドが2つ誕生する。ミュージカル専門劇団の将来の発展のためには、このような劇団ならではの方向付けが大いに望ましいのではなかろうか。」楽器稽古風景の写真も掲載。
「ミュージカル座祭り〜お楽しみ2本立て公演」上演。東京芸術劇場小ホール1。12回公演。若手キャストの出演による「コンチェルト(再演)」と、劇団中心俳優の出演による「不思議なラヴ・ストーリー(初演)」の2本連続公演。空組、夢組、虹組(コンチェルト)、月組、星組(不思議なラヴ・ストーリー)の5組に別れ、3か月にわたる稽古を経て上演。ミュージカル座の創作ミュージカル20作品目となる「不思議なラヴ・ストーリー」では、俳優のみによる8人編成のバンドが、舞台上ですべての楽曲を演奏する初の試みを実現させた。「コンチェルト」作曲・編曲=山口e也、脚本・作詞=ハマナカトオル、演出=竹本敏彰、振付=狩俣咲子、梅沢明恵、酒井麻也子。
「不思議なラヴ・ストーリー」脚本・作詞・演出・振付=ハマナカトオル、音楽=ジョージ・ガーシュウィン、編曲・音楽監督・楽器演奏指導=松木隆裕。ジョージ=高野絹也、アイリーン=会川彩子&青島凛、ジム=竹本敏彰ほか。協賛=野中貿易株式会社、株式会社下倉楽器、タイムズサービス株式会社Times
SPA RESTA、平成19年度文化庁芸術創造活動重点支援事業。 |
6月 |
ミュージカル座祭り「コンチェルト」新聞評。Sunday世界日報6月3日号、星野睦子さんの記事より。「実生活に近い役を等身大で演じる若者たちだけにリアリティーが感じられ、一方、見えないものへ向かっていく不安もよく表現されていて、見応えのある舞台だった。」舞台写真(空組)も掲載。
8日。劇団員の中本吉成(ジョリ役)が出演する東宝ミュージカル「レ・ミゼラブル」が開幕。6月8日〜8月27日まで帝国劇場。9月〜10月博多座にて上演。
11月19日〜12月25日に帝国劇場で上演される東宝ミュージカル「モーツァルト!」に劇団員の鈴木智香子の出演が決定。発表された。
ミュージカル座祭り「コンチェルト」「不思議なラヴ・ストーリー」新聞評。オン☆ステージ新聞6月15日号、瀬川昌久さんの記事より。「特筆すべきは、舞台奥二階で演奏するバンドが、俳優八人から構成されていることだ。苦労は大変だったが、サウンドは回を重ねる毎によくなった。台本・演技・唄・踊り・演奏全て自前の劇団が完成すれば、新生面を開くことになろう。」舞台写真も掲載。
千葉日報6月30日号「御木平輔のミュージカルランド」に、「楽しみなミュージカル座」と題して「不思議なラヴ・ストーリー」の新聞評掲載。「日本のオリジナルミュージカルにこだわり続けているのがミュージカル座だ。近年、劇団員が楽器を演奏するスタイルに果敢に取り組んでいる。今回は女優陣も演奏メンバーに加わっている。演奏自体はまだまだ未熟だが、青い果実のような初々しさが倍にも増して魅力的だ。これからがとても楽しみな劇団の一つといえる。」舞台写真も掲載。 |
7月 |
ハマナカトオルが東京スクールオブミュージック専門学校(葛西校)「舞台演出コース」の特別講師に招かれ、授業を行った。
15日。毎年恒例の「ファンクラブ交流イベント」開催。赤坂ビー・フラットにて。ショータイム、竹本敏彰と青島凛作のコント、観客参加のゲームコーナー、劇団員の楽器演奏によるコンサートなど盛り沢山の2ステージ。当日は台風が関東直撃の予報だったため開催が心配されたが、開演時間には無事に台風もそれ、予定通り行われた。 |
8月 |
4日。劇団員とプロのミュージシャンによるライヴ「Actors at One's Leisure Vol.5」(AOLライ ヴVol.5)が目黒BLUES ALLEY
JAPANで行われた。出演=梅沢明恵、川田真由美、福地洋子、深沢美貴子、会川彩子、藤澤知佳。舞台脇に設置されたスクリーン映像に竹本敏彰が出演、会場を湧かせた。全員楽器演奏を行うライブに進化し、ミュージカル風「浦島太郎」などの趣向あり。
2008年7月〜10月に帝国劇場で上演予定のミュージカル「ミス・サイゴン」のプリンシパル・キャストが東宝のホームページで発表され、劇団員の桑原麻希がジジ役で出演することが発表された。
23日発行の音楽専門雑誌「楽器族ブラストライブ」のトピックスに、「がんばれ、ミュージカル座!」のタイトルで「不思議なラヴ・ストーリー」の特集記事が1ページ掲載。「吹いた翌日は今度はステージで歌い踊る。(前の日歌って踊った人はバンドへ!)す、凄いヤツラだ・・・」楽器演奏のカラー稽古写真も掲載。 |
9月 |
月刊「ミュージカル」瀬川昌久氏の「バラエティ時評」で「ミュージカル座、2作連続上演の成果」と題する「ミュージカル座祭り」の劇評掲載。「とにかく劇団員バンドをせっかく立ち上げた以上、バンド演奏に唄と踊りを加えたガラ・コンサート的な舞台を定期的に開催していったらどうだろうか。ミュージカル劇団としての全般的な質の向上に必ず役立つと思う。」と提言あり。「不思議なラヴ・ストーリー」の舞台写真も掲載された。
2008年7月〜10月に帝国劇場で上演予定の東宝ミュージカル「ミス・サイゴン」に劇団員の佐野信輔の出演が決定。発表された。
5日。京王プラザホテル八王子で開催された企業主催のイベントで、ミュージカル「三人の花嫁」上演。出演=片桐和美、村上由香、青島凛。翌日から上演開始の「たばすこ座」メンバーがそのままの配役で舞台に立った。
劇団員の片桐和美、村上由香、青島凛による「たばすこ座」公演「トリオDEトリオ」が東京下落合のTACCS1179で上演(6日〜9日の7回公演)された。このユニットによる自主公演は3回目。ハマナカトオル脚本・作詞・演出・振付による「三人の花嫁」と「三人のドライブ」のミュージカル・コメディ2本立て。男性ゲストとして阿部よしつぐ、角川裕明、高野絹也が出演した。
10日発行のエンターテインメントマガジン「Top Stage」の「My Stage History
岡幸二郎」に「ひめゆり」滝軍曹に扮する岡幸二郎さんとキミ役、故本田美奈子.さんの舞台写真掲載。 |
10月 |
月刊「ミュージカル」瀬川昌久氏の「バラエティ時評」で、10月公演「ロイヤルホストクラブ」の公演予告掲載。「ミュージカル座の俳優で脚本・演出の才ある竹本敏彰が2年前に発表して好評を博したコメディの再演。ホストクラブのホストと客のかけ引きを描いた大爆笑ドラマ。藤浦功一、角川裕明ら若手男優陣と川田真由美以下劇団精鋭女優との一騎討ちがみもの。」
「ロイヤルホストクラブ」再演。新国立劇場・小劇場。8回公演。ホストクラブ「パラダイス」を舞台に、売り上げNo.1を競うホストたちと女性客とのドラマを描いた竹本敏彰脚本・作詞・演出のコメディ。作曲・音楽監督に「トラブルショー」で竹本と組み好評だった木村直樹氏を迎え、全面的に作曲を依頼。ミュージカル・シーンに関しては、ほとんど初演と言っていい舞台となった。大きくなった舞台空間に合わせて舞台装置も一新。踊れる主役、藤浦功一に合わせてダンスシーンも増やされ、一段と華やかな舞台に成長。満席の会場は笑いの渦に包まれた。振付=中村さち恵。白金豪=藤浦功一、花咲愛人=角川裕明、維舞聖夜=国友よしひろ、芥川直木=阿部よしつぐ、谷村昴=尾花宏行、川端ゴロー=竹本敏彰、五十嵐・ムーンウォーク・ジョニー=KAZZ、大海原裕次郎=北村がく。協力=株式会社ドクターシーラボ、協賛=株式会社アールケーシー。平成19年度文化庁芸術創造活動重点支援事業。 |
11月 |
月刊「ミュージカル」11月号の瀬川昌久氏のバラエティ時評で、9月に上演した劇団員の片桐和美、村上由香、青島凛のユニットによ
る「たばすこ座2本立て公演」の劇評掲載。「たばすこ3女性の出ずっぱりの健闘を更に発展させてほしい。」舞台写真も掲載。
1日。「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」浜松公演。高校生のための芸術鑑賞会で、浜松市教育文化会館はまホールにて1ステージ。主演のジャネットには、研究生の神郡英恵が抜擢された。フィリス=片桐和美、リン=狩俣咲子、マイク=中本吉成、スパイク=阿部よしつぐ、トム=角川裕明ほかのキャスト。制作=重本音楽事務所。
7日。「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」高崎公演。専門学校生のための芸術鑑賞会で、群馬音楽センターにて1ステージ。浜松公演と同じキャスト。制作=日本芸術教育振興会。
14日。「三人の花嫁」企業公演。ヒルトン東京ベイホテル・クリスタル・グランド・ボールルームにて1ステージ。キャストはマリ子=青島凛、順子=片桐和美、裕子=村上由香の三人。
15日。「三人の花嫁」企業公演。浦和ワシントンホテル・パンケットルーム・プリムローズにて1ステージ。キャストは上記三人。
19日。劇団員の鈴木智香子が出演する東宝ミュージカル「モーツァルト!」が帝国劇場で開幕。12月25日まで。 |
12月 |
8日。劇団員の桑原麻希が出演するフジテレビジョン・関西テレビ放送主催のブロードウェイ・ミュージカル「オール・シュック・アップ」が青山劇場で開幕。大阪公演はシアターBRAVA!で30日まで。
17日。2008年7月より帝国劇場で開幕予定の東宝ミュージカル「ミス・サイゴン」第一次製作発表。ジジ役を演じる桑原麻希が挨拶し、抱負を語った。28日。桑原麻希挨拶の内容が東宝「ミス・サイゴン」公式ウェブサイト製作発表レポートで写真と共に紹介された。 |
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2008年 |
1月 |
毎日新聞元旦号「今年、東京で見られる主なミュージカル」に2月シアター1010で上演される「トラブルショー」情報掲載。
14日。劇団員とプロのミュージシャンによるライヴ「Actors at One's Leisure(AOLライヴ)Vol.6」が目黒BLUES
ALLEY JAPAN にて開演。出演=梅沢明恵、川田真由美、深沢美貴子、藤澤知佳、三原康志ほか。着実に回を重ねてシリーズ6作目。
20日。ミュージカル座スクール日曜体験クラス第13期開講。今回も定員いっぱいの生徒数で盛況にスタートを切った。演目は「アインシュタイン・フォーリーズ」に決定。 |
2月 |
月刊「ミュージカル」2月号の2007年ミュージカル・ベストテンで、「スウィングボーイズ」が、第15位(再演部門)に選出された。
同紙、小田切一雄さんの「2007年に上演された創作ミュージカルの回顧」で、最初にミュージカル座の活動が取り上げられている。「1年の経過は、作品の上演リストを一覧することで自然に浮かび上がってくるようである。はっきりしてきたことは、大手のレベルが上がってくるスピードを上回る速さで小さなプロダクションが力を発揮しだしたように見受けられることである。たとえば、レパートリーとして「スウィングボーイズ」「コンチェルト」「ロイヤルホストクラブ」をもっているミュージカル座は、それらに磨きをかけて再演したほか、「不思議なラヴ・ストーリー」を初演して、観客層を広げている。」
同紙、瀬川昌久さんの「バラエティ時評」で、竹本敏彰が「トラブルショー」再演への抱負を語る。「この種の作品では定評ある三谷幸喜さんに負けない傑作を創り上げます。」竹本の顔写真も掲載。
14日。「三人の花嫁」企業公演。フォレスト・イン昭和館シルバンホール(立川)にて1ステージ。キャストはマリ子=桑原麻希、順子=会川彩子、裕子=村上由香。
「トラブルショー」再演。シアター1010。8回公演。キャスト、舞台装置、衣裳等を一新して練り上げ、さらにグレードアップしたにぎやかな舞台となった。新劇場のこけら落とし公演で巻き起こるトラブルの連続を爆笑のうちに描いたミュージカル・コメディ。脚本・作詞・演出=竹本敏彰、作曲・編曲・音楽監督=木村直樹、振付=小川こういち・中村さち恵。出演/田辺一星=菊地まさはる、玉木太郎=中本吉成、谷口浩久、仙石丈二=上條恒、大村光代=田中利花、大熊寿三郎=山形ユキオ、青空葵=真樹めぐみ、小松茂雄=北村がく、日影のりお=KAZZ、鮎川瞳=片桐和美、青島凛、火野竜=赤座浩彦、泉信弥=櫻井太郎、山寺修司=尾花宏行ほか。平成19年文化庁芸術創造活動重点支援事業。 |
3月 |
2日。「トラブルショー」新聞評。Sunday世界日報、星野睦子さんのステージ評。「バックステージものの頂点」と題された。「そこはさすがにミュージカル座。どたばたながら実に丁寧に描いて、全員が主人公のよう。これまで何本も見たバックステージものの中で最もリアリティがある。一分と間をおかず笑わせる竹本の筆力も素晴らしい。」と好評。舞台写真も掲載。
24日。帝国劇場にて「ミス・サイゴン」第2次製作発表。ジジ役で出演する桑原麻希のキャスト紹介が東宝「ミス・サイゴン」公式ウェブサイトにアップされた。
25日。「ウエディングソング」企業公演。京王プラザホテル八王子にて1ステージ。キャスト/ちはる=片桐和美、玉実=村上由香、リカ子=青島凛。「三人の花嫁」好評でつくられた新作のお披露目公演。
27日。劇団員の鈴木智香子が出演する祝祭音楽劇「トゥーランドット(宮本亜門演出)」が、赤坂ACTシアターこけら落とし公演として開幕。4/27まで。5月に梅田芸術劇場、名古屋御園座でも公演。 |
4月 |
「トラブルショー」劇評。月刊「ミュージカル」小藤田千栄子さんの「ミュージカル・ダイアリー」より。「再演だが、私は初めて見た。バック・ステージものパロディ・ミュージカルで、大笑いしてしまった。特に、第2幕、初日を迎えての舞台ソデでの描写が面白かった。脚本・作詞・演出=竹本敏彰、音楽=木村直樹で、ミュージカル座に若手作家が登場した公演でもあった。」小藤田さんの竹本作品の劇評は、これが初となる。
同紙、瀬川昌久さんの「バラエティ時評」で「トラブルショー」の劇評掲載。「竹本自身長年劇団の中で数々の体験をしているだけに、登場人物が細かくリアルに描かれた。作品構成も巧みで、配役も多彩、音楽がストーリーとうまく連動しているのも見事だ。再演を重ねてほしい傑作である。」舞台写真も掲載。
ロンドンの新聞「MUSICAL
STAGES」Spring2008号の日本のミュージカルを紹介する紙面で「トラブルショー」の劇評掲載。「私たちも観客も本当にこのショーを楽しんだ。」と、マッチねだりの少女の場面などを上げて紹介されている。本田悦久さん浩子さん夫妻の英文記事で、「トラブルショー」カラー舞台写真も掲載された。英文タイトルは「The
Trouble Show」となっている。
13日。ミュージカル座スクール日曜体験クラス第13期発表会「アインシュタイン・フォーリーズ」が、市民会館うらわコンサート室で開催された。36曲のポップ・オペラを、約1時間にまとめて上演。生徒
たちが3か月間の稽古の成果を披露した。演技指導=竹本敏彰、ダンス指導=狩俣咲子、歌唱指導=入吉玲羽。
20日。劇団員とプロのミュージシャンとのライヴ「Actors at One's Leisure(AOLライヴ)Vol.7」が目黒BLUES
ALLEY JAPAN
にて開演。出演=梅沢明恵、川田真由美、福地洋子、会川彩子、藤澤知佳ほかのキャスト。今回は瀬川昌久さんの協力を得て、戦前、戦中、戦後の日本のジャズをテーマにした内容となった。 |
5月 |
16日。「三人の花嫁」企業公演。第一ホテル東京にて1ステージ。キャストは片桐和美、村上由香、青島凛。 |
6月 |
26日。10月公演「ルルドの奇跡」メインキャスト発表。浦壁多恵、宝田明、光枝明彦、石鍋多加史、瀬戸内美八、今井清隆(特別出演)の豪華キャストが「マリオネット」初日に発表された。
「マリオネット」初演。東京芸術劇場小ホール1。8回公演。竹本敏彰脚本・作詞・演出、木村直樹作曲・編曲・音楽監督による第3弾。道に迷っている人形職人の男が、自分で作った人形たちに励まされ、前に向かって進む勇気を取り戻すまでを描いた心あたたまるファンタジー。フランスの街を舞台に、芸術性豊かな舞台セットと音楽が功を奏し、小品ながら贅沢な造りのミュージカルとなった。中本吉成初主演作品として、彼の持ち味を生かした優しく可愛らしい作品が誕生。作品イメージに合わせたTシャツ、
トートバッグなどの「マリオネットグッズ」販売も好評だった。振付=中村さち恵、美術=石原敬、衣裳=富永美夏、照明=太田安宣。出演/ピエール=中本吉成、ソフィー=片桐和美・青島凛、モーリス=丹宗立峰ほか。協賛=株式会社アールケーシー、千代田薬局。平成20年度文化芸術振興費補助金(芸術創造活動重点支援事業)。 |
7月 |
「マリオネット」新聞評。世界日報7月5日号。「竹本の作品はいずれも現実世界と、いわゆる異界との境目で起こる出来事を描いている。今回の設定は、創り主である神と人間とも置き換えられると思う。我々の姿も、神を悩ませたり、時には喜んでもらえるのならとても喜ばしいことである。」記者:星野睦子さんの記事。
サンハロン企画プロデュースによるミュージカル「上海、そして東京の屋根の下で(東京芸術劇場小ホール2)」に劇団員の田宮華苗と永浜あきが出演。太平洋戦争時の作曲家服部良一と周囲の人物を描いた青木哲也氏作・演出のオリジナル・ミュージカル。田宮
華苗が李香蘭の大役をつとめ、ヒット曲「夜来香」を歌った。9日〜13日。
18日。劇団員の桑原麻希と佐野信輔が出演する東宝ミュージカル「ミス・サイゴン」が帝国劇場にて開幕。10月23日までのロングラン。 |
8月 |
8日。「三人の花嫁」企業公演。松戸森のホール21にて1ステージ。キャストは片桐和美、村上由香、青島凛。
23日。劇団員とプロのミュージシャンによる「Actors at One's Leisure(AOLライヴ)vol.8」が目黒BLUES
ALLEY
JAPANにて開演。出演=梅沢明恵、川田真由美、深沢美貴子、会川彩子、藤澤知佳、竹本敏彰ほか。今回はモータウン・サウンドの特集。 |
9月 |
月刊「ミュージカル」9月号、瀬川昌久氏の「バラエティ時評」で、ミュージカル座新作「マリオネット」の劇評掲載。「美術衣裳照明もパリ調を巧みに表現し、ピエールが自信を取り戻すフィナーレが感動的だった。」と好評。同誌の「MUSICAL
TOPICS」で、ハマナカトオルが構成・演出を手がけるエンターテイメント・ショウ「イル・ミュージカーレ(10月1日・2日上演)」の公演告知も掲載された。
11日&17日。「三人の花嫁」企業公演。ヒルトン成田ロイヤルルーム他で2ステージ。キャストは片桐和美、村上由香、青島凛。
カトリック教会のミサで「ルルドの奇跡」出演者たちが同作品のナンバーを歌うキャンペーンを行い、7日カトリック松原教会、14日カトリック目黒教会、21日カトリック築地教会を回った。
カトリック新聞9月21日号にミュージカル「ルルドの奇跡」でベルナデット役をつとめる浦壁多恵さんの特集記事掲載。「役づくりに試行錯誤し、現地ルルドやヌヴェールにも行って来た。演じることに、今までにないほど必死になっている」と語る。カラー写真も掲載。
キリスト新聞9月27日号に、「ルルドの奇跡」特集記事掲載。出演者の浦壁多恵さんと宝田明さんが公演に対する抱負を語る。浦壁「自我を入れずに、彼女の行ったことや話したことを、飾らずに私の体を貸すような気持ちで素直に表現したい。」宝田「ベルナデットに同情的になるすばらしい歌のナンバーがあります。神父という枠を超えた人間くささや、その心情を吐露する場面では、感情を込めて表現したい。」二人の稽古場写真も掲載。 |
10月 |
1日〜2日。ハマナカトオルが構成・演出を手がけたエンターテイメント・ショウ「イル・ミュージカーレ」が銀座ブロッサムにて上演された。ミュージカルを売るお店で繰り広げられる夢の世界。出演は今井清隆、島田歌穂、井料瑠美、光枝明彦ほか。ミュージカル座からは神郡英恵がアンサンブルとして出演した。音楽監督=玉麻尚一、振付=石岡貢二郎、企画・製作=JPエンターテイメント。2日間の公演だったが、実力キャストによる豪華な舞台となった。舞台の模様は、シアター・テレビジョン(SKY
PerfecTV!)で放送が決定している。
月刊「ミュージカル」10月号に、「ルルドの奇跡」に出演する新キャストの浦壁多恵さん、今井清隆さん、光枝明彦さんによる座談会が3ページに渡り掲載。三人が公演に対する抱負を語り合った。
足立朝日新聞10月号に「ルルドの奇跡」にペラマール神父役で出演する宝田明さんの特集記事掲載。「今作品のプロデューサーで脚本・作詞を手掛けたハマナカトオルは、宝田芸術学園の1期生。ハマナカが創立したミュージカル座作品への出演に、宝田は目を細める。」足立朝日新聞記者:渡辺恵美子さんの記事。
「ルルドの奇跡」第4演。シアター1010にて8ステージ。新ベルナデットとして浦壁多恵が初登場。ペラマール神父役に宝田明、ドズー医師役に今井清隆、ラカデ市長役に光枝明彦、マダム・ミレー役に瀬戸内美八、フランソワ役に石鍋多加史と実力ベテランキャストの出演で、さらに深みを増した舞台となった。ほかにアントアン=中本吉成、ブーリエット=高野絹也、4回目のルイーズ役となる片桐和美、川田真由美や、新キャストとなるジャンヌ役の田宮華苗、山根三和など、新旧キャストが競演。竹本敏彰がこの作品の初演出に挑み、堂々とした舞台に作り上げた。舞台上で本物のルルドの泉の水を使用したり、聖母出現の突風シーンで枯れ葉が舞うなど、細部にも凝った演出を見せた。提携=シアター1010、協賛=株式会社阪急交通社、後援=カトリック中央協議会広報ほか。平成20年度文化芸術振興費補助金(芸術創造活動重点支援事業)、平成20年度(第63回)文化庁芸術祭参加公演。
「ルルドの奇跡」新聞評。世界日報10月18日号。「死後150年たった今も遺体が残っているベルナデット。今回主役を演じた浦壁多恵は、その遺体と対面してから役に挑んだという。小柄な体と、それこそ少女のような声でけなげに歌い上げる姿は、それだけでも作品に説得力を与える。神父を演じた宝田明、医師を演じた今井清隆らミュージカル界きってのスターとミュージカル座が一つになって、舞台に神の現代の奇跡を現した秀逸な作品。(星野睦子さんの記事)」 |
11月 |
12日。「パウダールーム」企業公演。フォレストイン昭和館にて1ステージ。「ウェディングソング」を改題して上演。キャストは片桐和美、村上由香、青島凛。
30日。劇団員とプロのミュージシャンとのライヴ「Actors at One's Leisure(AOLライヴ)Vol.9」が目黒BLUES
ALLEY
JAPANで開催。「マッチ売りの少女」のミニ・ミュージカルやクリスマス・ソングで構成されたステージ。出演者は梅沢明恵、川田真由美、深沢美貴子、三原康志と、トロンボーン演奏に初チャレンジした
山根三和。 |
12月 |
「ルルドの奇跡」劇評。月刊「ミュージカル」12月号、小藤田千栄子さんの「ミュージカル・ダイアリー」より。「今回は新人=浦壁多恵が主演しているが、素晴らしい仕上がりだった。共演者も一部変更で、実力者たちが大いに支えていた。舞台には音楽があふれていて、魅了された。演出は今回から竹本敏彰。特に目立った変更はないが、手堅い舞台作りだった。」
「ルルドの奇跡」劇評。同誌、瀬川昌久さんの「バラエティ時評」より。「輸入品は益々氾濫しているが国産品の構造にはさしたる進歩も見えない今日、本作再演の意義は大きい。劇団創成時の熱情と意欲のあふれる大作で、ミュージカル・ナンバーも50曲に及ぶ。新演出の竹本敏彰が連続する音楽と舞台進行との調和を最重要視して、円滑に流れる感動作を仕上げた。」
6日。ミュージカル座ファン感謝祭開催。毎年恒例だが、今回は劇団員の発案で初めてミュージカル座の稽古場で開かれた。ミュージカル座の歴史をたどるDVDの特別上映や、劇団員によるショー、会員限定特製CDのプレゼント、写真撮影などの趣向あり。 |
2009年 |
1月 |
毎日新聞元旦号「2009年東京で上演されるミュージカル」で、ミュージカル座「サイト」の公演予告掲載。
月刊「ミュージカル」1月号「2009年に上演されるミュージカル」でミュージカル座「サイト」「赤ひげ」の公演予告掲載。
2日。ハマナカトオルが構成・演出を手がけた「イル・ミュージカーレ(2008年10月上演)」がSKY PerfecTV!シアター・テレビジョンで1月2月連続放送。
5日。劇団員の佐野信輔が出演する「ミス・サイゴン」博多座公演が開幕。3/15までのロングラン。
18日。ミュージカル座スクール「日曜体験クラス」第14期開講。教材の演目は「ゴーストミュージカル」に決定。
29日。新作ミュージカル「赤ひげ」保本登役に松原剛志さんの出演が決定。 |
2月 |
月刊ミュージカル「2008年ミュージカル・ベストテン」で、「マリオネット」が第41位(新作部門)、「ルルドの奇跡」が第32位(再演部門)に選出された。同誌、小田切一雄さんの「2008年に上演された創作ミュージカルの回顧」で「ミュージカル座は、「マリオネット」を上演したほか、「ルルドの奇跡」と「トラブルショー」を再演した」と言及されている。
「サイト」再演。博品館劇場にて8ステージ。自殺願望を持つひきこもりの女性のサイトに集まった人物たちの会話を歌と踊りで描くミュージカル。7年ぶりの再演で、今の世相に合わせて台本が細かく改訂され、舞台装置、衣裳、照明などのイメージも一新された。ファンクラブ会員向けに主題歌のCDがプレゼントされるサービスあり。新人の田宮華苗が主役に抜擢されて実力を披露した公演でもあった。出演/ひきこもりっこ=狩俣咲子・田宮華苗、イサム=清水廉、ロビンちゃん=片桐和美
・青島凛、笑う旅人=森田浩貴、ハデハデ魔女=真樹めぐみ、ひきこもり王=沢木順ほか。作曲・編曲・音楽監督=山口e也、脚本・作詞=ハマナカトオル、演出=竹本敏彰、振付=中村さち恵。協賛=株式会社メディカリサーチ、後援=中央区、ベルマーク教育助成財団、NPO法人ニュースタート事務局ほか。平成20年度文化芸術振興費補助金(芸術創造活動重点支援事業)
「サイト」初日に合わせて待望のミュージカル座DVD「ロイヤルホストクラブ」「トラブルショー」発売。劇場ロビーで販売された。 |
3月 |
18日。劇団員の中本吉成が出演する「レ・ミゼラブル」が中日劇場で開幕。29日まで。 |
4月 |
「サイト」劇評。月刊ミュージカル4月号、小藤田千栄子さんの「ミュージカル・ダイアリー」より。「01年初演作の再演だが、テーマとしては、今日のほうが現実味あり。」
12日。日曜体験クラス第14期発表会。市民会館うらわコンサート室にて「ゴーストミュージカル」が演じられた。初の2班編成で2ステージの上演。 |
5月 |
14日。1月14日に89歳で逝去されたミュージカル評論家「風早美樹先生を偲ぶ会」がティティブー渋谷パークで開催され、ミュージカル界の関係者が出席。ミュージカル座からはハマナカトオルが参加した。
29日。文京学院新聞にミュージカル座公演「赤ひげ」の取材記事が掲載された。「殺伐とした世の中での心温まる舞台を、ぜひお楽しみください。」と宝田さんの言葉を紹介。 |
6月 |
月刊「ミュージカル」6月号で「赤ひげ」に主演する宝田明さんのインタビュー記事が2ページに渡り掲載。「この「赤ひげ」は、前の15年、後の15年の30年の中で、誇っていい作品になるのではないか、それほど大きな出会いになると思っています。」と語った。
12日。埼玉建築士会の依頼により、ミニ・ミュージカルを企画製作。ラフレさいたまにて上演。出演は田宮華苗、神郡英恵、武者真由の3人。
13日。産経新聞に「赤ひげ」稽古取材記事が掲載された。「あたたかい血が通っていて、時にほほえましく涙もあって、弱い立場の人たちにとっては頼りがいのある赤ひげを演じたい」と宝田さんのコメント紹介。稽古場写真も掲載。
24日。毎日新聞夕刊に「赤ひげ」の公演記事掲載。宝田さんがハマナカトオルとの出会いから今回の役にかける意気込みを語っている。
30日。神奈川新聞に「赤ひげ」の稽古取材記事が掲載された。「今の高齢化社会で70代なんて、はな垂れ小僧みたいなもの。(宝田)」と威厳ある長いひげをなでながら、75歳は高らかに笑った。」 |
7月 |
シアター情報誌「カンフェティ」7月号に「赤ひげ」に主演する宝田明さんの取材記事掲載。「この企画を初めて聞いた時、嬉しくて涙が出そうになった。」
月刊「ミュージカル」瀬川昌久さんの「編集室だより」で「赤ひげ」公演に対する期待の記事が掲載された。「宝田さんは、ミュージカルでもパイオニア的存在です。「赤ひげ」といえば、黒澤明監督、三船敏郎主演の映画が有名ですが、ミュージカルとしての決定版が新たに誕生するのを楽しみにしましょう。」
「赤ひげ」初演。シアター1010にて8ステージ。山本周五郎原作の「赤ひげ診療譚」の初ミュージカル化。宝田明俳優生活55周年記念作品として、宝田の教え子であるハマナカトオルが企画。ミュージカル座としては初の小説を原作にしたオリジナル・ミュージカル、初の時代劇ミュージカルへの挑戦となった。着物、日舞、かつら、時代劇の台詞や所作などに俳優たちが取り組んだ舞台だった。脚本・作詞・演出=ハマナカトオル、作曲=逸見良造、振付=若駒春蘭、美術=石原敬、衣裳=富永美夏。出演/赤ひげ(新出去定)=宝田明、保本登=松原剛志、森半太夫=佐野信輔、津川玄三=菊地まさはる、藤吉=中本吉成、佐八=高野絹也、治兵衛=石鍋多加史、おゆみ=片桐和美・三辻香織、おくに=川田真由美・鈴木智香子、おなか=青島凛・狩俣咲子ほか。協賛=第一生命保険相互会社、株式会社エー・ジー。後援=日本医師会ほか。平成21年度文化芸術振興費補助金(芸術創造活動特別推進事業)
「赤ひげ」初日に合わせて、「ルルドの奇跡」DVD発売。2008年10月の月組キャスト盤で、劇場ロビーにて販売された。
10日。「赤ひげ」共立女子高等学校主催の芸術鑑賞会で、新宿文化センター大ホールで上演(1ステージ)。キャストはシアター1010公演月組中心の33名。
16日。「パウダールーム」企業公演。春日部市民文化会館小ホールにて1ステージ。出演=片桐和美、村上由香、青島凛。 |
8月 |
2日。日曜体験クラス第15期開講。10月18日の発表会を目指してレッスン開始。演目は「ロザリー」に決定。
広域通信制高校の代々木高校に、ミュージカル座のレッスン生・研究生としてプロのミュージカル俳優を目指す「プロミュージカル修行コース」が開設された。 |
9月 |
「赤ひげ」劇評。月刊「ミュージカル」9月号、小藤田千栄子さんの「ミュージカル・ダイアリー」より。「脚本・作詞・演出=ハマナカトオルは、1980年創設の宝田芸術学園の一期生で、宝田明は恩師でもある。その恩師のために作ったオリジナル大作。宝田明は素晴らしい弟子を持ったものだ。同時に宝田明は、『アニーよ銃をとれ('64)』でミュージカルの世界に転身したことが大成功であったと、今さらながら証明された公演でもあった。』舞台写真も掲載。
「赤ひげ」劇評。同誌、瀬川昌久さんの「バラエティ時評」より。「本作は今回東京公演のみで終わったが、貧困、医療、助け合いなど、今の時代に不思議な程フィットするテーマなので、宝田さん中心に是非とも再演してほしい感動作品である。」長文の論評に舞台写真2枚掲載。
社会法人日本演劇協会理事2名の推薦を受け、ハマナカトオルが同協会会員となった。
2日。劇団員の鈴木智香子が出演するミュージカル「ジェーン・エア」が日生劇場で開幕。9月29日まで。 |
10月 |
6日。劇団員の中本吉成が出演するミュージカル「レ・ミゼラブル」が帝国劇場で開幕。11月20日まで。
18日。日曜体験クラス第15期発表会。彩の国さいたま芸術劇場映像ホールで11月の本公演と同演目の「ロザリー」が一足早く生徒たちによって演じられた。今回から松下祐士が正式に講師として加わった。川田真由美がマリア・テレジア役で特別出演。本公演の「ロザリー」出演者も多数観劇した。 |
11月 |
月刊「ミュージカル」(11月号)瀬川昌久氏の「バラエティ時評」で「ロザリー」公演の告知記事。「ミュージカル座がハマナカトオルと山口e也のコンビで1998年に初演した作品で、脚本・演出をリニューアルし、キャストも新鮮化した。」
「ロザリー」再演。六行会ホールにて12ステージ。1998年4月の初演以来、11年間上演されなかったこの作品を改定し、再演。初演と同じ役を演じたのは梅沢明恵のジャン・ポール役のみという新キャストでの上演となった。フランス革命を背景に人間の運命を描いた歴史劇。脚本・作詞・演出・振付/ハマナカトオル、作曲・編曲・音楽監督/山口e也、美術/石原敬、衣裳/富永美夏。出演/ロザリー=青島凛・神郡英恵、マリー・アントワネット=片桐和美・会川彩子。アラン=佐野信輔・谷口浩久、ルイ16世=水越友紀・松下祐士、フランソワーズ=藤澤知佳・三辻香織ほか。
11日。竹本敏彰とのコンビで「トラブルショー」「ロイヤルホストクラブ」「マリオネット」の作曲・音楽監督を手掛けた木村直樹氏が、くも膜下出血のため死去。享年46歳。予定していた次回作「タイム・フライズ」の作曲は玉麻尚一氏に変更された。
14日。「スウィングボーイズ」初演に主演したミュージカル女優大浦みずきさんが肺がんのため死去。享年53歳。 |
12月 |
5日。ミュージカル座ファン感謝祭。ミュージカル座Aスタジオにて恒例のミュージカル座劇団員とファンクラブ会員との交流会が開かれた。
11日。「パウダールーム」企業公演。神戸メリケンパークオリエンタルホテルにて。出演/ちはる=片桐和美、玉実=青島凛、リカ子=武者真由。 |
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2010年
創立15周年 |
1月 |
月刊「ミュージカル」1月号、瀬川昌久さんの「バラエティ時評」にミュージカル座「ロザリー」の劇評掲載。「私は、今回所見したが、さすがにハマナカの脚本は、有名人の
伝記の熟読研究と深い人間考察の成果を示す機知に富んだもので、従来の数ある宝塚や東宝作品とは一線を画す演劇的面白さがあった。「世界をつくるのは女」(マルグリート)を歌った冴月里実の歌が印象に残った。」と好評。
17日。日曜体験クラス第16期開講。演目は初の「ブロードウェイ殺人事件」に決定。 |
2月 |
月刊「ミュージカル」2009年ベストテンで、「赤ひげ」が34位(新作部門)、「赤ひげ」に主演した宝田明さんが27位(男優部門)に選出された。
同誌、演劇評論家水落潔さん。「赤ひげ」を選出した理由「宝田明を中心としたキャストとスタッフの努力」と評価。
同誌、小田切一雄さんの「2009年に上演された創作ミュージカルの回顧」で「ミュージカル座は山本周五郎原作の「赤ひげ」で安定した舞台を見せたほか、引きこもりを扱った「サイト」で現代の問題に切り込んだ。ほかに「ロザリー」を再演した。」と回顧記事掲載。
同誌、瀬川昌久さんの「バラエティ時評」で、「期待される作品予告」としてミュージカル座「タイム・フライズ」の公演記事掲載。「意欲作を連発している竹本敏彰脚本・演出の新作。」
12日。朝日新聞夕刊に「ミュージカル座も新作」と題する公演記事掲載。「オリジナル作品を送り出してきたミュージカル座が創立15周年を迎え、記念公演に新作ミュージカル「タイム・フライズ」を上演する。平成と昭和、二つの時代の若者を対比的に描く。」として内容、キャスト等の情報掲載。
「タイム・フライズ」初演。ミュージカル座創立15周年記念公演としてシアター1010にて8ステージ。竹本敏彰の5作目のオリジナル・ミュージカル。平成の学生が、学生運動まっただ中の昭和の時代(1968年)にタイム・スリップして、若い時の両親と出会い、学生運動に巻き込まれていく。全共闘のヘルメットにゲバ棒を持った学生たちがシュプレヒコールを上げ、デモ行進を行うという、アングラ的ムードに溢れた異色のミュージカルだ。ミュージカル座初参加の玉麻尚一作曲によるエネルギッシュな音楽、鉄骨三階建ての舞台装置が盆で回転する迫力ある演出の舞台となった。出演/大輔=中本吉成、鉄平=松原剛志、神崎勝=
菊地まさはる、五十嵐大作=上條恒、森下信子=川田真由美・会川彩子、板岡ひとみ=青島凛・狩俣咲子ほか。公演中、ミュージカル座ファンクラブ会員限定参加の開演前劇場ツアーとミニトー
クショーが企画された。
26日。企画中の新作ミュージカルのための楽器演奏のワークショップ開始。金管楽器講師=松木隆裕氏。木管楽器講師=品川秀世氏。 |
3月 |
1日。ミュージカル座公式ホームページで動画配信スタート。
演劇年鑑2010年〔日本演劇協会監修発行〕の「2009年のミュージカル」と題した演劇評論家横溝幸子氏の回顧記事で、ミュージカル座の2009年の活動が紹介された。
31日。都内医療施設にて「三人の花嫁」上演。1ステージ。キャストはマリ子=青島凛、順子=片桐和美、裕子=田宮華苗の三人。 |
4月 |
「タイム・フライズ」劇評。月刊「ミュージカル」4月号。瀬川昌久さんの「バラエティ時評」より。「従来の竹本コメディと違って今回の主題は、1968年の学生運動の内実をシリアスに描き、学生たちと機動隊の大規模抗争が何回も現れる異色編だ。最近のオリジナルが、外国を舞台にした作品が多い中で、日本の社会史を改めて見つめ直した竹本とミュージカル座の努力を買いたい。物語の結末として、現代に戻った大輔が、親に反抗していた態度を改めて、父の不況の建設業を引き継ぐ決心をする、という筋書きは、さわやかで後味が良かった。」舞台写真も掲載。
11日。日曜体験クラス第16期発表会。市民会館うらわコンサート室にて1ステージ。演目は「ブロードウェイ殺人事件」。日曜体験クラス用に1時間に短縮した台本をハマナカトオルが執筆。25名の生徒たちが、難しいエンターテイ
ンメント作品を熱演。 |
6月 |
2日。劇団員の鈴木智香子が出演する東宝ミュージカル「キャンディード」が帝国劇場にて開幕。27日まで。 |
7月 |
月刊「ミュージカル」7月号に、「ひめゆり」に出演する知念里奈さん(錦織一清さんのスペシャルシート/ゲスト)と、岡幸二郎さんと原田優一さんによる対談記事が掲載
された(全部で6ページ)。
8日。「ひめゆり」東京第6演。シアター1010にて8ステージ。ミュージカル座創立15周年記念公演/終戦65年特別企画として上演。主役のキミに沖縄出身の知念里奈さんを迎えて5年ぶりの再演。上原婦長=井料瑠美、檜山上等兵=原田優一、滝軍曹=岡幸二郎、ふみ=片桐和美・神郡英恵、杉原上等兵=麻田キョウヤ・佐野信輔、神谷先生=中本吉成・菊地まさはるほか。舞台装置を増設、照明を一新するなど、さらに充実した絵づくりが行われた。開幕前から、動画サイトで「生きている」「小鳥の歌」を動画配信する前宣伝が試された最初の公演。ミュージカル座が同劇場で行った公演中最多観客動員を記録した。千秋楽終了後の舞台上で、主要キャストによるトークショーが実施された。
「ひめゆり」初日に合わせて、前年7月に同劇場で上演したミュージカル「赤ひげ」のDVD発売。5台のカメラで撮影、丁寧な編集をほどこした2枚組DVDで、「ひめゆり」上演中の劇場ロビーで販売された。出演/赤ひげ=宝田明、保本登=松原剛志ほか。 |
8月 |
「ひめゆり」劇評。月刊「ミュージカル」8月号、瀬川昌久さんの「バラエティ時評」より。「悲惨な傷病や死の場面が続く中に、生の尊さや美しい自然を歌うバラードや、3人の女生徒トリオのコメディ・リリーフが挿入されて、完璧な構造を作り上げる。ミュージカル座という劇団があればこそ成り立った貴重な作品といえよう。」舞台写真も掲載。同紙面に、ミュージカル座「赤ひげ」DVD発売記事も写真付きで掲載された。
1日。日曜体験クラス第17期開講。演目は「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」に決定。10月17日(日)に彩の国さいたま芸術劇場映像ホールにて行われる発表会を目指してレッスンスタート。
15日。劇団員の佐野信輔の呼びかけによる「815〜Generation to generation
今日、君に話したいこと。」が、六本木アトリエフォンテーヌで上演された。終戦記念日に戦争を語り継ぐチャリティー公演で、毎年恒例の上演を目指すという。 |
9月 |
「ひめゆり」劇評。月刊「ミュージカル」9月号、小藤田千栄子さんの「ミュージカル・ダイアリー」より。「今回は、かなりの新キャストで、中心となる沖縄師範学校の生徒キミに知念里奈。沖縄出身のスター登場で、こちらもさらに緊張する。パンフレットの記事によれば、沖縄戦のことは小さい頃から学校で、さらには祖父母から聞いてきたのだそうで、あらためてベスト・キャストであることが分かる。きれいだし、はかない感じが、悲劇性と重なる。」他、主要キャスト4人についての論評。 |
10月 |
2日。青山のライヴハウスMANDALAにて、ミュージカル座作品「舞台に立ちたい」のライヴハウス上演が、劇団員鈴奈けいの呼びかけで行われた。みゆき=田代迪子、いづみ=鈴奈けい、ナナ=我妻春佳。1時間半の短縮バージョンで、入吉玲羽がピアノを演奏。
17日。日曜体験クラス第17期発表会。彩の国さいたま芸術劇場映像ホールにて「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」が演じられた。今回は、芝居部分に見応えあり。「キッズ」のナンバーでは、本格的なジャズダンスに挑戦。難しい振付を、よく踊っていた。
同日。劇団員の梅沢明恵を中心とするプロのミュージシャンとのコラボレーション・ライヴ「Actors at One's
Leisure」が、目黒のライヴハウスBLUES ALLEY
JAPANで開催。出演した劇団員は梅沢のほか、川田真由美、藤澤知佳、神郡英恵、武者真由。 |
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